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フェロモンズのこと。DDTのこと

昨年末、男色ディーノ20周年書籍出版記念大会の後、旧ツイッターでこんなこと書いていた。

ddtはけっこう声出しOK大会やってるけど、実はこのところ声出したくなる瞬間があんまりなくて、ddtが向かってる場所は自分みたいなファンはもうお呼びじゃないのかもなぁと感じてたんですよね。12月21日をピークに第2次プロレスブーム(自分内)は徐々に終わりに向かうのかもなぁとぼんやり思ってた

でも昨日の、ディーノ20周年出版記念大会、オープニングマッチから楽しくて楽しくてたくさん声出して、あぁ自分が見たいプロレスはこういうことだよ、もう少しプロレス見続けられそうだよ、って思いました。

フェロモンズは本当に解散するらしい。そう確信した時、また同じような気持ち、第2次プロレスブームの終わりみたいな気持ちが沸々と湧き上がってきた。

フェロモンズがいなくなるのはすごくさみしい。でもそれは氷山の一角であって、それを支える自分にとって大事な根っこ部分が死にそうになってる。


AEWと本格的に提携がはじまって、

新幹線プロレスが海外のメディアでまで取り上げられてホクホクで、

法人営業に力を入れるとのアナウンスがあって、

関係あるんだかないんだかジャニー喜多川問題は燃え続けていて、

DDTはちゃんとしたプロレス団体として本気でビジネス的に成功する方向に進もうとしてるんだなと思った。


そりゃ、ビジネス的には成功する方がいいにちがいないよ。

選手はやってることに見合うだけの経済的安定あってしかるべきと思うし、
事務方のみなさん映像班のみなさんも健康的に働けた方がいいし、
巡業バスのクーラーが壊れたらすぐ新しいバス調達できる方がいいし。

でもさ、でもさ、DDTらしさって何なのさ、と思う。

見た目がよくて強そうなちゃんとした選手が、すごい技を繰り出し合い、勝ったり負けたりする、そういうプロレスだけが中心になる団体だったら、わたしはこの先DDTを見続けられる自信がない。

だって、そういうプロレス、他でも見れるじゃん?

そういうのも含めてあれやこれやプロレスを見て、自分が好きな方向のプロレスのいちばん楽しいものはもう見ちゃった気がするからこの先これ以上楽しいものに出会うことははないだろうなと思ってプロレス見なくなって、ずいぶん間が空いたあとDDTに出会った。それまで見たことのないプロレス。遅れてきた文化系プロレスファン。

ばかばかしくて、うさんくさくて、いかがわしくて、めんどくさくて。

そもそもプロレスってそういう部分があるからこそプロレスだとも思っていて、きれいに整ってつるんとしたプロレスなんて、そんなスポーツみたいな、ねぇ。

駅前再開発、ここの駅ビルもアトレかよーみたいな(ちょっと違う)

フェロモンズ解散について、MAOちゃんが課金してまで長文でポストしてくれてたのには救われた。それに続けてのクリスのポストも。DDTらしさを心から愛してるであろうMAOちゃんとクリス。本当にありがとうの気持ち。

フェロモンズファイナルマッチはしっかりと練られた最高なエンタテイメントだった。

その後のフェロモン裁判では、飯野さんのこれからを感じさせつつオチもつけてきっちり精算して、DDTらしい幕の降ろし方だと思った。

(でも、SNS見てるとネガティブな反応も結構あって、それに対しても言える限りギリギリの言葉で丁寧にフォローしてくれるディーノさん、ほんと素敵)

プロレスはよくわからない。
本当に何が起きているのか、お客が完全にわかることはない、と思う。

ディーノさんの「イロモノの野望に、サイバー傘下になった当時の心情が書かれていて、そんなこと考えておられたのだなぁと思ったのだけれど、フェロモンズが生まれてそして終わるこの流れの中で、ディーノさんが何を考えていたのか、ずっと先に、あぁそういうことだったのかと思ったりするのかもしれない。

とりあえず今は、ディーノさんが中指立て続けているかぎりはDDTを見続ける、そういう気持ち。やっぱりわたしにとってはどこまでも

「DDTには男色ディーノがいる」

なので。

今後についてひとつだけ希望を言わせていただけるならば、新作男色ディーノTシャツがフェロモンズ並みにプロレス会場以外でも着られそうなTシャツだといいなー!!です。が、それも含めて男色ディーノだと言われたら、ですよねですよね、って言って着ますけども!


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