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浴衣の簡単着付け その2

襦袢の着付け上の役目は、首周りを決定することだと思います。
そして、首周りの作る印象は、着姿の印象の大きなポイントです。
ただし「皆一緒の正解」は、ありません。
貴方の「自己イメージに沿う理想」は、きっとあると思いますけれど。

その形は、コーリンベルトの長さ・コーリンベルトを衣紋抜きのどの高さで止めるか(そうそう、すみませんでした。小さな安全ピンを一つ使います。必要品に書かなかったですね。)、コーリンベルトを襦袢に止める位置で、作ります。

大雑把にいえば
・コーリンベルトを衣紋抜きに高く止める程、衣紋(首の後ろと着物の間の空間)が抜け
・コーリンベルトのクリップを襦袢の襟の留める位置が、高くなるほど、首が詰まる(お茶っぽくなる・真面目になる)
・コーリンベルトの長さは貴方の体型に合わせる
(追記:コーリンベルトは、全体の半分の長さの所で、安全ピンで背中の衣紋抜きに留めます

ただし、おおよその目安はそうなものの、それらは相互に関係するので、コーリンベルトが短すぎる!ということでしたら、他を見直すと、充分な長さでしたということもあります。

衣紋は、拳一つくらい抜く…
とも言われますが。猫の感覚だと、ちょっと抜きすぎかな。
このあたりは、遊びと野暮の落とし所を自分で見つけないとなりません。
上記は、水商売と堅気とも言い換えれるので、
抜きすぎには注意しましょう(^^;
野暮も辛いですが、抜きすぎで、色狂いジジイに絡まれるより、よほどまし(そして、そんなジジイは、日本全国辻浦々に存在するものです)
注:そして、そういう商売だからといって、赤の他人が人に絡んで良いものでは、全くありません。
因みに、着物というだけで、勘違いする男性も結構山程(^^;存在します。(そういうのに限って、自称愛国者なんだぜ。昔は着付けを見ただけで、女性の仕事が分かるとも言われたほど違うのです。何が愛国者だ。けっ(^^;
勿論、着る着物の種類によっても違いますが、貴方の意に反してまでの着付けをする必要はありません。

因みに今日の猫の浴衣の抜き加減(へたっぴ)


具体的な数値ですけれど。
標準体重の猫で、身長155で、コーリンベルトの長さ(クリップ部位は含まず)約65cm。他、下記写真を参照下さい。コーリンベルトは衣紋抜きに留めてあります。
(なお、浴衣(着物)の抜き加減は襦袢の抜き加減です。浴衣は襦袢に沿わせるだけ)


これらの、自分のぴったりサイズの見つけ方
1. まず、大体これくらいかなとつけて半襦袢とステテコを着てみる。
着る前に衿芯は、襦袢の襟に入れて下さいね。
30分、普通に振る舞ってみる。
(部屋から出なければ、OK。Tシャツとリラコぢゃ。構わぬ(^^;
2. 30分過ぎたら、姿見の前に立つ。
おかしかったり苦しかったら、前述の目安を参考に位置や長さを変えてみて下さい。
3. それを繰り返して、自分の好みとなったら、メモっておきましょう。
以降、いつでも、その襟元になれます(^^

衿芯の入れ方(ユーチューブのすなお様の動画)



では。今回は、ここまでで(^^

なお、これは、あくまで着付けの一方法です。
別に服を着るのに、あれこれ言う必要はないと思う猫。
誰かの着付けを否定するものではないし、もっと良いやり方が見つかれば、どんどん変えてゆけば良いと思うのです。

貴方の初めての一歩の役に立ちますように(^^