エスノという音楽
昨日sheila chandraばっかり聴いていて、なにか色々と思い出してきました。
sheilaが活躍したちょっと後、80年代が終わり90年代に差し掛かる頃、一瞬流行った呼び方でエスノミュージックというのがあったようです。
この時代のエスノの定義は欧米圏以外の地域独特の伝統的な音楽、民族音楽。といったような意味合いです。
キューピーのTVCMのブルガリアン・ヴォイスや、AKIRA×芸能山城組、攻殻機動隊(Ghost in the Shell)×川井憲次、Enya、Enigma・・・民族音楽が大衆に広く受け入れられていた時代が刹那的に存在した記録です。
そんな時代にOfra Hazaもまた民族音楽×サンプリング文化で一気に世界的に有名になったシンガーです。
個人的に、子供の頃耳タコなほどカーステレオで聴かされたので特別な思い入れがあるというのも事実ですが、しかし本当に良い曲だと思います。
イエメン系の出身のため、ルーツミュージックを非常に大事に歌っており、YemeniteSongs に収録された元バージョンでは、声以外の楽器はほとんど添え物ぐらい控えめで本当に歌が上手いとこうなるんだな、といつ聴いても感嘆惚れ惚れします。
そんなOfraは2000年にエイズ合併症でお亡くなりになっています。
葬儀は国葬級であったそうな。。
イスラエル第2の国歌ともいわれるYerushalaim Shel Zahav(Yerushalaim of Gold)を歌うOfraは、国民でない私が見ても神々しさと美しさで問答無用で泣きそうになります。イスラエル建国50周年セレモニーの映像です。
↓こちらはロングver. すこし高画質
もともとのナオミシェメル(シュリナタン)バージョンも好きですが、あっさりめなのでOfraの歌い上げるバージョンを聴くと物足りなさを感じてしまいます。。
イスラエル国歌のHatikvaも好きですね、なんかモルダウと似てるんですよね。この解説ページ毎回読んでます↓
http://www.worldfolksong.com/songbook/israel/hatikvah.html
===0514追記===
A-WAを久々に聴いて思い出しましたが彼女たちもイエメン系ユダヤのルーツを持つ方々でした。
Ofra Hazaの時代ともまた違った、ヒップホップやラップの界隈のアレンジが加わって、とにかく聴いていて気持ちがよい。元になるイエメン民謡の軸が強いのを思い知らされます。
あとはこんな記事も見つけました、すごくわかりやすい!↓
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