アマプラに落下の解剖学がきてたんでみました。 いい映画でしたね。 面白くて考えさせられる法廷劇でした。 アカデミー賞だなんだって騒がれてたので身構えてたけど、思ったよりも地味な小品って感じの映画だった。 以下に批評というか感想を書いていきますね。 観た直後にツイッターに書いた長文なので整理できてないかもだけど、そこはあしからず。 あ、完全に鑑賞済みの方向けに書いてますのでそこもあしからず。 まず、 落下の解剖学は真相についてあれこれ語るのが楽しい作品でもあり、同時に多
本郷「……はっ!」「ここは……」 赤い空間。 本郷猛は、気づけばいつのまにかそこに立っていた。 本郷はあたりを見渡す。 本郷「ここは……」「!あなたは!」 緑川博士「……う……」 そこには、緑川弘が寝かされていた。 本郷「緑川博士……」「(の、平行同位体……か)」 本郷「しっかりしてください」 緑川「……君は……」「本郷猛くん、か」 本郷「!なぜ僕の名を……」「……そういうことか」 メフィラス「お察しの通り。ザラブの技術を転用して緑川弘に別世界の君の記憶を転送
ドクン…ドクン… 病院の屋上。 星空の下、 胸に手を当て、 鼓動する心拍音に神永は耳を澄ましていた。 神永「……生きている」 ウルトラマン…リピアの命と引き換えに、自分は生き残った。 リピアとゾーフィの最後の会話を思い出す。 『生き延びたいと願う君の信号がなければ、君を見つけることはできなかった』 『死を受け入れる心は、生への願望があるからだ。ありがとう、ゾーフィ』 『死への覚悟と生への渇望が同時に存在する人の心か……』 神永「死への覚悟……」 「( リピアは
第三話〈出会いと対話〉 禍特対本部。 田村班長と向かい合わせに座った本郷猛。 困惑する田村と、落ち着き払った本郷。 両者の表情は対照的だった。 田村「……えーと、君の供述をまとめると……」 田村「緑川博士なる人物に改造手術を受けた君は、ショッカーという違法な組織と対立することになった、と」 本郷「簡単に言えばそんなところです」 田村「そして……」 田村「組織の首魁・チョウオーグこと緑川イチローとの戦いで命を失った君は、目が覚めたらなぜかこの世界にいた」「…と」 田
第二話 〈禍特対、本郷猛と出会う〉 浅見「こんな時に……なんなのよもう……!!」 禍特対専従班分析官・浅見弘子は生涯最高の苛立ちに見舞われていた。 ゼットンの発射を阻止するために宇宙へ消えたウルトラマン。 そして、ゼットンが消失してから5時間後…… ウルトラマンは未だ帰還していない。 その帰還を待つ禍特対の元へ一報が入ったのだ。 〈東京都世田谷区繁華街にて禍威獣出現〉 田村 君男「どうも映像を確認する限りかつて自衛隊が取り逃したラルゲユウスらしい。自衛隊でも対処
https://twitter.com/asamurasohey/status/1641950442849730563?s=46 このツイートに書いた通り さっき仮眠中に夢でみた『シン・ウルトラマン対シン・仮面ライダー』という話がめちゃくちゃ面白かったんですよね。 あんまりにも面白かったのでここに書いていきます。 まさしく夢小説というやつです。いろいろ付け足してはありますが夢ではまんまこんな感じでした。 夢が途中で終わっちゃってるからぶつ切りなんですけど、それでもある程
バガボンド読んだ。 基本的に武蔵とかが悩んでるだけの話なので語ることはなく、テーマも見いだせなかった。 というか見出す必要がない。 井上雄彦さんの私小説みたいなものだから。 私小説にはテーマとか必要ないのだ。 ただ、在る。 もはやその領域の作品なのだった。 私小説、テーマ的なものがあっても自ずとテーマを語ることが主題となるし、主人公が独白し勝手に解題していく。 批評や解説といった外部のツッコミが不要な構造となっている。 己へのセルフツッコミ、それが私小説。 だから面白い。