囲まれているモノやコトに目をやると各々違っていて、今ココに意識を向けることは周りのモノの見え方の大きさが変わることと同義。 何も失われてはいない。確かに存在するものが大きく見えているのか、小さく見えているのか、視界から消えているだけなのか。
紅葉の切間から見える晴天。対局にあるはずの色で和やかさが生まれる。
お腹に子を抱えている蜘蛛。歩んだ道もこれから歩む道も張り巡らせた糸が巣となって宿した命を自然と愛でている様子が「楽」の様に映る。母性の具現化。
白い気持ちの時も、黒い気持ちのときも、灰色の気持ちの時も、青い気持ちのときも…色んな時があって、思いがけない光が差したって、陰ってしまったって、後ろにしか道は出来てない。振り返った時だけ道がある。