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PTA退会して1年。現在の状況 ー親・子それぞれー 不利益?仲間はずれ?

PTAを退会してから1年が経過し、現在の私・子どもそれぞれの様子をお伝えします。

「子が通っている小学校では」と言う注釈がつく前提ではありますが、
不利益を被ることや、子どもが仲間はずれにされるようなことは一切ありません。

学校イベントでのPTAからの景品

その小学校に通うすべての児童に配布されています。

PTAからの卒業記念品

その小学校に通うすべての卒業生に配布されます。

PTAからの手紙

その小学校に通うすべての児童に配布されています。外部団体のイベントチラシと同じ扱いです。

学校が募集するボランティア

PTA会員・非会員に関わらず、その小学校に児童を通わせているすべての保護者が参加できます。

PTAと学校が共同で開催するイベント

その小学校に通うすべての児童が参加できます。

PTA非会員である私と、他の保護者との関係性

良好です。校内で会えば話をします。異動する先生にプレゼントする企画に声かけてもらい、参加しています。

PTAは学校の一部である、学校の下部組織である、と誤解されていることが多くあるように思います。
(お金のない公立学校の資金源・労働力として扱われている部分もあるでしょう)。

「PTAは、1任意団体であり、有料会員サービスをする組織ではない
ここを学校教職員・保護者・教育委員会が理解していれば、一部のPTA非会員の子どもに不利益をもたらすような活動はできないはずです。

有料会員サービスとは
アーティストのファンクラブのように、会費を支払っている会員に対し利益を提供するもの

PTA非会員の子どもにはPTAからの記念品を渡さない、と言い張るPTAもあるようですね。

特定の団体に保護者が所属しているか・していないか、でその子どもへの対応を変えるような団体は、公立学校内では活動できません。

子が通う小学校では入学時、「生協」から黄色い帽子がプレゼントされています。
ここでもし生協が、学校に対して「生協に加入している家庭の子どもにだけプレゼントしてくださいね」と依頼したら、そんなの生協の商品を配達するついでに自分たちで配布してください、わざわざ学校を通して児童を区別してまで配布しません、となりますよね。
生協側としては広報PRの面もあるでしょうが、その地域の小学校に入学するすべての児童をお祝いしたいと言う気持ちでプレゼントするのではないでしょうか?

PTAも同じです。保護者が1任意団体に所属しているか・していないか、でその子どもが区別されるようなことはあってはならないことです。
そもそも、その小学校に通う児童は全員非会員です。親が非会員だから配らない、ではないんですよ、子どもはすべて非会員です。

その小学校に通うすべての児童のため活動するのがPTAではないのでしょうか?保護者が会員かどうかで、児童を区別したい人こそ、PTA会員から退会した方がいいのでは?とさえ、思います。すべての児童のために活動するというボランティア精神は無いのかな?と。逆に、何がしたくてPTAに入会しているのでしょう?

幸い、当地域には子供会や登校班がもともとありませんでした。PTAとここら辺が絡んでくると、事情はもっと複雑になるようですね。PTA非会員の子どもの登校班外し、とか。
教育委員会や教頭・校長が真摯に耳を傾けてくれたことも幸いしたと思います。

私がPTAを退会したことで子どもに不利益は無いですが、これを達成するまでに3年かかりました。。。
PTA役員、教頭・校長、教育委員会へ意見を出し、「なぜ親の属性(PTA会員か非会員か)で子どもを差別/区別してはいけないのか」を納得してもらうまで3年かかりました。

私自身はPTAには所属していませんが、学校ボランティアに積極的に参加しています。図書整理、雑草取り、授業お手伝い、校庭整地、登校時見守り…。PTA会員でなければできない活動でもないですし、心からボランティアしたいと言う気持ちで動いています。

PTAを取材して書かれた本を読み、Twitterで情報収集し、相手が納得できる意見を出せるようになるまで3年。最初はモヤモヤ・違和感・恐怖心しかなかった私が、情報・知識・度胸をつけて、子どもには一切不利益を与えることなくPTAを退会する、と決断できるまでに要した期間。

PTAのおかしなところに、根拠を添えて意見を出せるようになった経緯や内容についても記事にしていきます。



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