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WIN600でWindowsとSteamOSをデュアルブートにした話

WIN600にて、Windows10とSteamOS(とBatocera)をデュアルブートできるようにしたので、流れを一応メモしておきたいと思います。

事前調べ

デュアルブートに関しては、たぶん一般的なやり方は調べればたくさん出てくるのですが、WIN600に限ったものとしては情報が少ないです。

とりあえずanbernic公式でも紹介されているYoutube動画を見たところ、

  1. USBメモリを用いてSteamOSをインストール

  2. SteamOSのConsoleからgparted(パーティション分割ソフト)をインストールし実行

  3. USBメモリを用いてWindows10を分割先のパーティションへインストール

という順序になっていました。
SteamOSのConsole上での作業がやや取っつきにくいですが、やること自体は簡単そうなので何とかなるかと思いスタート。

gpartedが落とせない

SteamOSの導入までは何度も通った道のためスムーズに行きました。
anbernic公式からWIN600用SteamOSイメージを落とし、USBメモリにフラッシュするいつもの流れです。

そしてSteamOSデスクトップからConsoleを開いてコマンド入力していきますが、gpartedをダウンロードしようとすると404エラーで出来ません。

ダウンロード先など色々調べて可能性のありそうなところを当たってみますが全てダメ。

仕方がないのでここで当初の流れは諦めて、次なる手を模索することに。

gpartedをUSBフラッシュして起動

よくよく調べていくと、gpartedをUSBフラッシュしてBIOSメニューから起動できるとのことでした。

そこで早速それ用のイメージファイルを落として所定の作業をし、SteamOSを導入済みのWIN600で起動。

無事に起動したため、SteamOSのストレージとして使われているパーティションを分割しました。

SteamOSでは主に軽いゲームをそのままプレイしたいのと、重たいゲームはストリーミングで遊びたいと思っていたため、ストレージはほぼ不要です。
したがってSteamOSのストレージは250GB程度として、残りの700GB程度をWindows用の空きストレージへ。

最後にWindows10をインストールするも画面タッチが利かない

Windows10のインストール用USBを作成(Microsoft公式より)し、BIOSメニューから起動していきます。

冒頭でインストール先を聞かれるので、先ほど分割して作成した空のパーティションを指定。
そのまま進めていき、無事にインストールが完了しました。

Windows10が立ち上がり、まずは画面の向きが90度ずれる(WIN600のディスプレイは本来タテ向きのものを横向きに取り付けているため)のでシステム設定から直します。

さらにanbernic公式から落としたWIN600ドライバー一式をインストールしますが、なぜか画面タッチが利きません。
これは以前にもWindows11をクリーンインストールしたときに遭遇したことがある事象で、色々調べたのですがよく分かりませんでした。

anbernic公式にあるWindows10イメージをインストールすれば画面タッチが利くのですが、そのことはすっかり忘れてMicrosoft公式からのイメージでインストールしてしまったのでした。

まあ、WIN600はマウスモードへの切り替えが物理ボタンで容易にできて操作性も悪くないし、そもそもWindowsはそんなに使わない予定なので別に良いかということで、そのままエミュレータのROMの導入等を進めてしまいました。

最後にBatoceraを導入

anbernic公式からWIn600用Batoceraイメージを落としてUSBにフラッシュし、BIOSメニューから起動します。

2022年3月のバージョンが爆速でインストールされますので、一度WIN600をリセットしてWindowsに入ります。
するとWindowsのストレージにbatoceraフォルダが出来上がっているので、この中のROM・BIOSフォルダにそれぞれ必要なファイルを格納。

そしてもう一度BIOSメニューからBatoceraを起動して、読込先でWindowsのパーティションを指定すれば準備完了です。
この設定なら、容量の大きなUSBメモリがなくても、PS2のようなファイルサイズの大きなROMが気軽に遊べます。

BOOT優先順について

最後に、BIOSメニューから設定できるBOOT優先順についてですが、私の場合はSteamOSかBatoceraを起動することが多いので、このどちらかをBOOT順1位にしています。

これによりWIN600の電源を入れて放っておけばそのシステムが起動しますので、毎回BIOSメニューを開く必要がなく快適です。

ただし注意点として、Windowsを起動して終了すると、BOOT順1位がWindowsに替わってしまう仕様があります。
Windowsをよく使う場合はBOOT優先順をいじる労力の方が大きいので注意です。

なんか色々やってみましたが

根本的には趣味的領域なので、実用性はと言われると微妙です。
が、WIN600の「6インチで500g」のサイズ感は個人的に好きなので、エミュもSteamゲームも1台で楽しめるという点では快適です。

まあ、SteamOSでもEmuDeck等でエミュは動きますし、Windowsほとんど使わないならデュアルブートできなくても良いじゃんという話はあるんですけどね!!

デュアルブートって響きがかっこよかったということで・・・


おしまい。

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