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何者でもなくなった自分

結婚して、仕事を辞めて、まだ子どもがいなかった頃。

毎日家にいて、家事をして、それでも時間が余ってしまって

夫が帰宅するまでの時間は永遠に続くような気がして

仕事を辞めた自分、親兄弟も近くにいない見知らぬ土地に来てしまった自分はいったい何者になっちゃったんだろうとよく考えていた。

社会から切り離されている感覚

子どもができたら、そんなことなくなるかと思っていたら

今度は「〇〇ちゃんのママ」になってしまって

私って何?

とこれまたよく考えていた。

何者でもなくなってしまったと思ってたいうことは、

「私」として生きていなかったんだな。

結婚も出産も自分が決めたこと。

でも自分事としてとらえられずにいた。みんなもそうだから、とか

年齢が、とか。自分で決めたということから意識をそらしていた。

自分軸じゃなかったから何かに属していないと不安だった。

「妻」だったり「母」だったり

それはすべて「私」の役割であって、

毎日コツコツこなしていく「私」の仕事。

「私」は今、母として妻として経験したこと、私自身が学んで叶えてきた夢を誇りに思っているし

その叶えられた方法をたくさんの人に伝えられるようになりたいと思っている。

これまでの人生、ちゃんと自分で「選んで」きていたのに

どこか人任せ、人のせいにしてきて

もったいなかった。

「私のせい」の思い込み

「自分がだめだから」の思い込み

母子分離不安は根深い。

たまにこの不安に乗っ取られるけど、コツコツ向き合って癒していくと

妻として母としての仕事も楽しくなる。

子育ては苦じゃなくなる。

自分で自分の人生を創れるようになる。

自分の心の中の、子ども心をしっかり育てていく。

初めてセラピーを受けたときのメモを読み返したら

そのときの自分より驚くほど子育てが楽になってるし、自分の足で立ってる。

何者であるかなんて考える前に動ける自分になってる。

あの時もったいないことをした時間の分、コツコツ積み上げていこう。



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