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医療行為としての不妊不育治療

こんにちは。Sunny です。

赤ちゃんを作るという行為はどうあるべきか。自然に任せるのが一番なのか。医療行為として確立させるべきなのか。

なかなか簡単には答えがでないことですよね。 

当事者の方もそうでない方も、不妊治療をセンシティブ過ぎる話題と避けずに議論されればいいなぁと思います。

世界の生殖医療と日本

姉は体外受精を決めて治療に取り組み始めましたが「十分な成熟卵がとれない」という状態でした。

なかなかここから抜け出すことができずに悩んでいたのを知っていたので、私は頼まれたわけでもないのに不妊治療について調べて詳しく調べてみることにしました。

調べるなかで知ったのは、日本の生殖医療はダントツで遅れているということです。

日本は不妊治療を受けているの人数は世界的にみてもとても多いのに、成功率は先進国の中で一番悪いそうです。

成功率がもっとも高かったのはお隣、台湾です。台湾のクリニックは日本でもセミナーをやっていたりしました。

なんでこんなに日本は遅れているのか。それは日本人が好む妊娠のしかたにも原因がありそうでした。

イギリスでタイミング療法は違法

私が調べた中でなるほどねと思ったのはこの制度です。

イギリスでは不妊治療を望む夫婦に医師がタイミング療法を提案するのは違法

その理由は簡単でタイミング療法は医療行為ではないから。

確かにその通りですよね。

赤ちゃんができなくて悩んでいて、病院の助けをかりたい夫婦に「じゃあタイミングを合わせましょうか」というのは、私だったらもやっとします。

でも、日本は自然な形で妊娠するということにこだわる人が多いそうです。

人工受精や体外受精は自然な妊娠ではないからと抵抗感があるとのこと。 

私はタイミング療法が悪いと思っているわけじゃありません。ですが、この期間が長引いてしまうと不妊治療が長引いてしまう可能性があるなぁと危惧しています。

長引く不妊治療は精神を蝕む

赤ちゃんが欲しい夫婦にとって結果のでない日々はまさに地獄です。精神的に追い詰められていく女性を何人もみてきました。 

みているこちらも精神的に落ち込んでくるほど負のオーラを放つんです。 

呪いの呪文のように『今月も生理来ちゃった』と。。。この言葉にはなんて声をかけていいのか分かんないんです。

「残念でしたね」も「次は上手くいくかも」もなんか違う。「そうですか…」と言うのが精一杯でした。

妊娠できないという不妊も辛いですが、1度授かった命が育たない不育は本当に精神的なダメージが大きいです。

喜びから一転、奈落の底に突き落とされる感じは言葉にできません。

時間を使うべきは治療か子育てか

不妊不育治療をする夫婦の最終目標は赤ちゃんを授かることですよね。

タイミングを計ることから初めて、短期間で赤ちゃんを授かれればラッキーです!でも多くの夫婦が長い治療に耐えています。 

私は、辛い治療に莫大な時間をかけるよりも、子育てに時間をたっぷりかける方がいいのではないかと感じます。

そのためには不妊不育治療はもっと医療として日本に広まるべきだと思います。

親になるというのは本当に素晴らしいことですよね。姉をみていると幸せなんだなとひしひし感じます。

赤ちゃんを授かりたい全ての人が親になれる社会になれば最高ですね。もちろんそれは、養子縁組などで親になる選択肢も視野に入れてです!