ハルの水浴び
もうすぐ夏が終わる
夕暮れの空はかすかに秋の香りがする
この夏はほとんど家から出なかった
こんなにダメなやつだったかと心底絶望した
ハル 小さい希望を抱いた手のひらには
努力できない自分という事実だけ握られている
どこから間違えたんだろう、どこから、いつから
自問自答でどんどん深みにはまっていく
夢のなかで桜の花がまっている
すがる 光に手をのばして
新しい表現方法がみつかった
この作品群の名前をつけよう
この時を、忘れないように
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