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ベイブレードX ヴァイスタイガー3-60U 発売日レビュー

6/15、新ベイ「ヴァイスタイガー3-60U」が発売されました。
今回はブレードとビットを見ていこうと思います。

ブレード:ヴァイスタイガー

アッパー刃・ダンパー刃・スマッシュ刃の3つの性能を併せ持つブレード。

重量は実測で34.75g。
裏側を見てみるとプラ部分や肉抜きが多いですが、重量は勝負の土台に上がっているでしょう。
ヘルズサイズの重量32.7g程度に比べると重いバランスタイプです。
また、ブレード自体のバランスがよく、綺麗に回ってくれます。

バランスタイプらしく、複数の属性を持つブレードです。
6枚刃はアッパーとスマッシュの複合になっており、当たる場所によって弾き方が変わってきます。
ダンパー部分もありますが、個人的にはあまり効果を実感できませんでした。

「これを狙う」という使い方ではなく、「様々な対応ができる」ブレードです。
ベイを組む時は勝ち筋を考えて「これを狙う」という目標を立てることが多いですが、ヴァイスタイガーは対応力で勝負しています。
相手をカチ上げることもできますし、上から押さえつけることもできます。
60ラチェットが主流の現在、70ラチェットやHN・HTビットと合わせるとスマッシュの効果が実感できるでしょう。
アッパー刃は背の低い方が効果は出やすいですが、打点が高くても弾きやすい印象です。
ヴァイスタイガー3-60HTのカスタマイズだと、よく弾いてくれるなと感じました。

「これを狙う」は難しいですが、アタック性能は高く、よく弾くブレードだと思います。
カスタマイズするならアタック系がいいかもしれません。

「これを狙う」が難しいのはユニコーンスティングと似ているなと思いました。
ただし、対応力が高いおかげで、どんな相手でもいい勝負をしてくれます。
「狙い」はできないかもしれませんが、相性有利・不利の格差は少ないです。
どのタイプが相手でも渡りあえるのはバランスタイプらしいです。
その分、「どう対応させるか」はブレーダーの腕次第なので、そういう意味では上級者向けかもしれません。

ビット:U(ユナイト)

球状の軸先の先端を平面にしつつ中央に突起を設け、回避・ダッシュ・カウンター、3種の軌道を可能にしたビット。

こちらもバランスタイプらしく、複数の属性を持つビットです。
PとBを混ぜたような形状をしており、側面のカーブは球状で緩やかです。
先端のフラット部分が意外と大きく、ほどよく走ってもくれます。
Pらしい先端ですが、かなり突起が小さくほとんど出っ張っていないため、効果の程は疑問です(個体差かもしれません)。

基本的にはシュートで軌道を変えつつ相手に対応するビットです。
ラッシュで撃てばBのようなスタミナ・回避軌道に入り、フラットで撃てばXダッシュなど走ることができます。
バトル序盤はシュートで対応が変えられます。
フラット部分が大きく、BやOに比べるとスタミナは少ないですが、ラッシュシュートでスタミナを温存などもできます。

面白いのは、バトルの局面によって軌道が変化するところです。
スタミナ軌道からアタック軌道に変わると、温存したパワーで殴りに行けるのがいいですね。
カウンターのような軌道も可能です。
Rをスタミナビットに近い運用をしている方は多いと思いますが、似たような運用ができそうです。

ただし、T以上に自滅のリスクを抱えています。
ラッシュシュートでも飛んでいくので、扱いは非常に難しいかもしれません。

一部に特化した強みを持っているわけではありませんが、対応力によってどんなベイに対しても勝ち筋を作ることができるため、「強い」と言えるビットです。
対応力を期待してTやRを履かせている方には新たな選択肢になるでしょう。
ブレード同様に「どう対応させるか」はブレーダーの腕次第なので、こちらも強みを十分に引き出す点では上級者向けかもしれません。

結論

オススメのブースターです。
Uビットの存在が大きいですが、万能型でほどよく使えるブレードに加え、よく使われている3-60ラチェットも付いてきます。
複数買う方も多いのではないでしょうか。
ヴァイスタイガー単品で見た時は、特化した性能はないですが、どのパーツも対応力が高く、カスタマイズで化けるでしょう。
必須級の「買い」と言ってもいいかもしれません。
自分も複数買いを視野に入れています。
また、デフォカスタムはシュート練習に最適かもしれません。
皆さんもぜひ試してみてください。

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