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ベイブレードX コバルトドラグーン2-60C 発売日レビュー

ついに出ました、左回転ベイ!
龍宮クロムの新しい相棒、コバルトドラグーンです。
爆転オマージュだった先代コバルトドレイクから、いよいよ左回転の代名詞、ドラグーンの名を冠しました。
今回はこちらを発売日の感触で記事にします。

ブレード:コバルトドラグーン

最大の特徴は左回転。
ベイブレードXの回転方向はブレードに依存しており、コバルトドラグーンは左回転でしか使えません。
重量は37.76g、ヘビー級ですね。
アタッカーとして申し分ありません。
裏面を見てみると、メタルが仕込まれている部分があります。
偏重心のようですが、回してみてぱっと見ではそれなりに綺麗に回ってくれました。
治具を使ってバランス見たら、偏重心はほとんどないようです。

メタルが仕込まれている部分

左回転の特徴として、右回転ベイと正面衝突することが挙げられます。
この重量があれば当たり勝ちできそうです。
大型4枚刃に重量が乗り、一発一発が鋭いです。
スタミナ系ビットを履かせてカウンターを狙うのもいいでしょう。
個人的にはRやHが合っているな、という手応えです。

また、右回転と当てた時、「送り合い」という現象が発生します。
逆回転同士で回転エネルギーを送り合い、スタミナ勝負にもつれこむことです。
ベイブレードバーストでは「送り合い」の勝負が多発し、「チリチリ」と(一部では忌み嫌われながら)呼ばれていたらしいです。
決着がわかりにくく、ジャッジ泣かせの勝負だったそうです。
僕自身はXでの初体験になります。
コバルトドラグーンB vs フェニックスウイングB で検証したいと思います。

結果として、送り合いは今のところ心配しなくていいかもしれません。
ベイブレードXはブレードが金属でできており、回転エネルギーを吸収しにくくなっているようです。
また、送り合おうにも弾きあってしまう場面も多いです。
とはいえ、膠着状態になるとチリチリに近い状態にもなります。
Hではあまり実感できませんでしたが、B同士だとチリチリぽくなります。
ロッドBが相手の場合はそんなにチリチリ合戦にはなりませんでしたので、ブレードの相性が大きく出そうです。
今後、要検証ですね。

回して楽しいブレードです。
左回転がくれたのはトキメキでした。
アタックとぶつけてよし、スタミナ勝負してよし、色んな戦い方ができます。
今後のバトルがより面白くなりそうな予感がします。

ラチェット:2-60

ラチェットについては、自分のが不具合品なのか、まったくビットを保持できないものでした・・・
ビットバーストしすぎて検証できていません。
具合のいいものが手に入ったら改めて記事にします。
現時点での感想ですが、刃が大きく、左回転の時は良くも悪くも引っかかる印象です。
左回転同士だとリスクになりそうな予感がします。
右回転に合わせると刃がガードされ、バーストしにくい手応えです。
シャークエッジなど2枚刃のブレードに合わせてみたいですね。

ビット:C(サイクロン)

左回転とXダッシュとの相性がいいですね!
Xダッシュを何度も繰り出せます。
スタジアムに食い込み、程よく走ってくれます。
スタミナは少なめですが、気持ちよくアタックしてくれるビットです。
軸先の直径はRと同程度で、ギザギザがある分細くしてスタミナを上げたのでしょう。
Rと住み分けができる、こちらはこちらで面白いビットになっています。

番外編:Lランチャー

左回転ということで、左専用のLストリングランチャーが付属していますが、このランチャーが不具合多発中とのこと。
幸い、僕のランチャーは今のところ不具合は出ていませんが、いつ症状が出てしまうのか。
分解した人によると、ストリングが中でギアに噛んでしまう症状が出ているようです。
とある方のアンケートによると、半数近くの人が不具合に見舞われているらしく・・・
これが初期不良や設計不良なのか、今後改善されるのか、などなど、悪い意味で今回目立ってしまっています。
数回の使用で不具合が出た場合、タカラトミーに問い合わせすることで交換してもらえる可能性がありますので、一度問い合わせしてみましょう。
声が集まれば再設計なども検討してもらえるかもしれません。

以上、コバルトドラグーン2-60Cの発売日レビューでした。
回してみて非常に楽しいベイです。
左回転はこれからどんどん発展していくでしょう、その出発点として良いスタートダッシュができています。
今後も楽しみですね。

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