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ベイブレードX シノビシャドウ&MN発売日レビュー

5/18に発売されたUX-05ランダムブースターシノビシャドウセレクトより、シノビシャドウ1-80MNについてちょっと考察していきます。

ブレードは超軽量!けどいなしやすい

滑らかな3枚刃形状で、相手の攻撃を受け流すことに特化した設計。

初のUXディフェンスタイプ。
重量はなんと、脅威の28.09g
ドライガーS級ですね。
UXでもこんな軽量なものを出すんだ・・・とびっくりしてしまいました。
ロッドほどまでは望みませんが、33gくらいは欲しいところでした。

形を見てみると、綺麗ないなし形状をしていますね。
円形に近く、ひっかかりもほとんどないため安定して回りそうです。
(ただし、左下の膨らみ部分が一部たいらになっています。)
メタルが外周に集まっているため、持久力もそれなりにあります。
若干の偏重心があるためカウンターの可能性はなくはないですが、いなし特化のため、ほぼカウンター力はありません。
アタックをしっかり流し切るタイプのディフェンスです。
綺麗にアタックを受け流せるので、回していて面白いベイですね。
軽さがネックになりそうですが、これはこれでいい勝負を演出しています。
フォルムも好きな方には刺さるのではないでしょうか。
N系、B系あたりが合いそうですね。

とはいえ軽さがネックになっている感じは否めません。
アタックを流せればいいものの、エサにされがちな感じがあります。
チリチリではけっこう流せるんですが、ぽこぽこ飛ばされてしまう場面が多いですね。
これはMNビットも影響していそうです。
「アタックを耐えつつスタミナで生き残る」を目指そうとしても、軽さゆえこちらのスタミナもがっつり削られてしまったり姿勢を崩されてしまうこともあります。
また、スタミナ勝負するにしても相手を選んでしまいます。
BXベイなら勝負になるかもしれませんが、ロッド相手は厳しいです。
これはロッドが比較対象になってしまうのがよくありませんね。
ロッドを超えるベイはなかなか出てこないでしょう。

ロッドより持久はないですが、バスターらアタックに対しては強みもある点を考えると、UXシリーズ内で「アタック・スタミナ・ディフェンス」の3すくみが作れたとも考えられます。
バスターやシャークの攻撃をいなしつつ勝利する姿は「アタックに強いディフェンスタイプ」としてしっかり役割を持っているように思えます。

総合して、今のロッド環境では活躍の目は薄いでしょう。
アタックタイプが増えた時は活躍する可能性もあるかもしれません。
一方、回していて楽しいベイではあります。
ただ、「送り合い環境になると話が変わるかも」と友人が言っていました。
僕は爆転以来の復帰勢なので詳しくはありませんが、形状が大事らしいです。
夏頃に左回転が出るのでは?と噂が立っています。
現時点ではあまり高く評価できないですが、環境によっては変わる可能性も十分あります。
買い控えも選択肢ですが、今後の選択肢としてひとつ持っておいてもいいかもしれません。

また、シノビシャドウ自体、UXということもあり他のベイとはまた違ったバトルができます。
環境では厳しそうとはいえ、フリーバトルなどで遊ぶのはとても楽しかったです。
シノビシャドウのいなしディフェンスは現状でも唯一無二なので、好きな方は好きになるベイでしょう。

MNはNの上位互換、とは限らない

Nビットの軸先がメタル素材になり、重さと摩擦低減により安定性が高まった設計

MNは先端がメタルになったNビットです。
ほんのすこーし、若干ですが、丸く加工されているため、ピンピンに尖ってはいません。
メタル軸ということで重くなっており、また摩擦抵抗も軽くなっているとのことです。

持久効果は、ほんの少し上がったかな?くらいです。
最後まで滑るな、ということはあります。
メタルなので通常Nより抵抗は軽く、単独持久ならN以上でしょう。
ただし最終盤、傾いてからの持久は、スタジアムに食いつかないため安定してないようにも見えます。
ここは調整次第で変わるかもしれません。
MN自体の個体差も大きそうです。
また、食いつきが軽くなった弊害として、簡単にオーバーしてしまう印象です。
軽く小突いても滑ってしまいます。
通常Nの方が食いついて粘ってくれる印象ですね。
また、「置き去りバースト」のようなことも起きます。
ビットの重さゆえ、ビットだけがスタジアムに留まるようにバースト、ブレードとラチェットだけ飛んでいく、みたいな状態です。
ここもNとは使い勝手が変わるため、上位互換として使うのは難しい印象です。

ぼく個人としては、MNとNは住み分けになりそうな印象です。
環境でもあまり使われていないNですが、やはり扱いは難しいです。
MNは抵抗こそ少ないですが、オーバーやバーストのリスクを考えると簡単にポイと出せるビットではない印象です。

以上、シノビシャドウとMNの発売日レビューでした。

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