私がプロレス観戦にハマった理由(5)
前回、G1-CLIMAXに参戦する清宮海斗選手観たさにNJPW WORLDに加入した、と書いたのだが加入したのは4戦目のSANADA戦からだ。
今の今までさんざん無料でノアを観させてもらったのにプロレスへの初課金がノアではなく他団体になるという事への申し訳なさがあり葛藤している間に2戦目(vsチェーズ・オーエンズ)、3戦目(vs海野翔太)が終わってしまったのである。なおG1-CLIMAXの初日1戦目 (vs辻陽太)はABEMAの無料中継があったのでそれはライブ視聴した。
まぁ後だの先だの我ながら一体どんな義理立てなのだろうかと思うのだがその時は大真面目にそう考えていたので仕方ない。
結局、試合が観られないことに耐えられなくなって課金したのだけれど罪悪感があったのか友人にこんなLINEを送っている。
さて、たった一人で他団体のリーグ戦に乗り込んだ清宮選手を観る時の心境はさながら初めてのおつかいで我が子を見守る母のようであった。もしも本人を前にするような事があったなら「海斗、お母さんですよ」と口走ってしまったかもしれない。お願いだから通報しないで。そもそも清宮選手が守ってあげたいと思わせる母性本能をくすぐるタイプなのが悪い。責任転嫁、ダメ、絶対。
そんな清宮選手は2勝3敗2分という戦績でリーグ戦は予選突破ならずだったのだけれどもこの期間中、私は久しぶりにドキドキハラハラ感を持って応援するということを心の底から楽しめた。このうえなく幸せな時間だった。
ところで、新日の選手で知っているのは棚橋弘至選手くらいのプロレスと向き合って3週間程度のど素人の私がG1-CLIMAXを観ていて心が持っていかれた試合がある。
振り返ってみるとこれもプロレス沼に浸した片足を掴んで深みに引っ張りこんだ試合の1つのように感じるので書いておきたいと思う。
--続く
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