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私がプロレス観戦にハマった理由(1)

そもそも私は何か夢中になれるものがないと生きていけない人種であり今までにもいろいろなものにハマっては飽き、ハマっては飽きを繰り返しながら人生の大半を過ごして来た。

そんな私は現在、プロレス観戦にハマっている。

元々スポーツ観戦、特に球技が好きでTVやサブスクで観たり現地観戦したりなんならファンクラブに入って応援しているチームもある。
そんな私が何故プロレス観戦にハマったのかをつらつら書き綴っていこうと思う。

2021年1月某日。
私が旗揚げから熱心に応援していたバスケットボールチームがBリーグのライセンス取得の関係でホームタウンを東京から横浜市への移転を発表した。
ホームアリーナの移転については覚悟はしていたのだけれども実際に発表されるとなかなかの衝撃だった。衝撃を受けつつも移転の要因でもあるホームアリーナについてすぐに調べ始めた。移転しても横浜なら行ける範囲ではあるし応援し続けるつもりだったからだ。
さて新しいホームアリーナになる横浜武道館は一体どんな会場なのだろうか?
アクセスと外観は調べればマップ等ですぐに分かるのだけれども座席やら会場内の雰囲気についてはどうにも良く分からない。

「ノアが横浜武道館で試合をすることがあるよ」

と教えてくれたのはプロレス好きな友人だった。

「ノア…プロレスかぁ」

特にプロレスについて詳しいとかファンとかでは無かったのだけれども年齢的にプロレスが人気だった時期を通ってはいるので団体名をいくつか知ってるとか有名なプロレスラーの名前を何人かは知ってる程度+αのレベルの知識は持っていた(ちなみにこの”+α”にはいろいろあったりするのだが気が向いたらまた別途)。

「ノアはAbemaで無料中継することがあるから横浜武道館の試合も観られるかもね」

「Abema?チェックしてみるわ」

そんなやりとりの数日後にAbemaでノアの中継があることに気が付き、(会場は横浜武道館ではなかったけれども)観てみたところなんと私でも知っている武藤敬司選手が試合をしていたのだった。

「武藤敬司って現役なの!?すごーーー!!」

「お、見てたんですね。膝の手術が成功して生き生きと動いてます」

「元気もらえるよ!」

自分と同じくらいかそれ以上の年齢の人の活躍というのはどんなジャンルであろうと何やら嬉しくなるという事に気づいたのはアラフィフと呼ばれる年頃になってからである。

その後、横浜武道館での興行を観る事が出来たのでこれで私の目的は達成したのだけれどもその友人からAbemaでノアの無料中継があるたびに「いついつにノアの中継あるよ」という放送予定の連絡が来るようになったのだった。おそらくプロレス仲間を増やしたかったのであろう。

折しもコロナ禍で自宅にいる事が多くなり時間もあったので友人からの連絡が入れば、という消極的な理由ではあったけどノアの試合中継を観るというようになっていった。

まぁ観ると言っても「頑張ってる武藤敬司が観られて良かったなぁ」で十分満足だったので他は流し見レベルで武藤以外の選手を興味を持って観るとかいう事も無く、そのうちコロナ禍の自粛も緩和され始め日常が少しづつ戻るようになってくると家庭の事情も相まって自由な時間が少なくなり、そして武藤敬司選手も引退してしまったのでプロレスを観る機会も減っていった。

そんな私をグイっとプロレスの世界に引き込むきっかけになる事件が起きたのだ。

--続く




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