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レガシー、バーンのすゝめ

ごきげんよう、私です。10年以上バーンを使い続けていますが、需要があったので、記事を書く次第になりました。


1:バーンデッキとは



バーンは基本的に赤単色による火力マシマシのデッキです。誰とは言いませんが、希に青タッチする変態がいます。
経験上デルバーを除く全てのデッキに対して4.5:5.5と微不利乍ら互角に且つドラマチックに戦えるデッキだと思っております。(デルバーだけは5:5と互角)
ただし互角故、プレイングはシビアで火力の打ち所やコンバットをミスると一気に負けに直結するドMなデッキでもあります。
何故なら綺麗に焼ききったときはかなり爽快で気持ちいいですが、殆どの試合がギリギリの試合で苦行です。回してる本人すら常にストレスを抱えながら戦っております。
バーンを使う人はドMです。これテストに出ます。
しかしMTGの基礎が詰まってますので、間違いなくプレイングは上手くなります。
あとバーンというデッキはコントロールです。アグロではありません。ここ勘違いするとプレイングも変わってきて勝率も全然違ってきます。

2:デッキ内容

先日私が晴れる屋のLet's5レガシーで全勝したリストを紹介します。

これがリストです。

土地基盤

土地はだいたい18~20枚。山のみのリストもありますが、私はマナフラを極端に嫌うためフェッチを8枚採用しております。ただし、後述しますが、フェッチは8枚までにしましょう。
また、1枚採用している蛮族のリングのスレショを早く達成したいというのもあります。

スレショ達成で打ち消されない2点火力。優秀。

クリーチャー

ゴブリンの先達×4
僧院の速槍×4
大歓楽の幻霊×4
クリーチャーはこの12枚を採用しましょう。では1つずつ解説します。

ゴブリンの先達

1マナ2/2速攻のぶっ壊れ。
初手にいて土地2~3枚後他火力みたいなハンドなら間違いなくキープしてください。1ターン目及び2ターン目にこいつのパンチが通ればだいたい勝ちます。マジで。逆にカウンターや除去があればこいつはいち早く処理しましょう。それだけでバーンは辛いです。←ここ大事。
アタック宣言時相手のライブラリートップを公開して土地ならハンドに加えるという能力は相手のデッキがなんなのかを教えてくれるので、これからのプランを立てれるメリットになります。
あと可愛い。

僧院の速槍

1マナ1/2速攻、果敢と能力マシマシな壊れ。
ゴブリンガイド程ではないですが、火力と合わせてダメージがねずみ算で増えていき、キルターンを早めてくれる凄い奴。タフ2が沁みる。
こいつも1ターン目に出す、もしくは1ターン目ガイド、2ターン目に速槍というプレイングが出きるならキープしましょう。
あと可愛い。

大歓楽の幻霊

2マナ2/2で3マナ以下の呪文を唱えると2点飛ぶ紅蓮光電の柱の生物盤。なに言ってんの?
バーンにおける対コンボ最強格。またレガシーは軽い呪文が多めの環境故、キルターンを早めたり詰めろが出来るいぶし銀。
相手はマスカンor速攻で除去りましょう。飛ぶぞ。
ただし自分も3マナ以下の呪文を唱えるとダメージ食らうので過信しすぎないこと。飛ぶぞ。
そんなオチャメなところが可愛いね。

呪文

ここに関しては好みや回りの環境で採用カードや枚数が多少変わりますが、私が採用してるカードについて解説します。

稲妻

原点にして頂点。
1マナ3点火力のインスタント。好きなタイミングでどこにでも飛ばせる1マナインスタントはこれだけ。稲妻に関しては安直に顔面に飛ばすのは辞めましょう。インスタント故我慢して構える時も沢山あります。絶対4枚採用。

稲妻の連鎖

稲妻の調整盤。1マナ3点火力のソーサリー。相手はRR払えば打ち返せる。そのまた相手も。
ソーサリーとは言えどこにでも飛ばせる優秀火力。4枚採用。相手も自分も打ち返せるのを忘れずに。

溶岩の撃ち込み

1マナプレイヤーに3点のソーサリー。軽い。それ以上言うこと無い。4枚採用。

裂け目の稲妻

3マナ3点のソーサリー。待機1で赤1マナで打てる。寧ろこっちがメイン。速槍と合わせてダメージマシマシにしてやりましょう。待機故1ターン遅れますが、相手の動向伺えるのがミソ。また、目くらましケアをしやすいのも素晴らしい。
チャリス下や詰めの時に3マナですぐに打てることを忘れずに。3~4採用。
余談だけど、稲妻の裂け目じゃないよ。違うカードになるからね。

批判家刺殺

3マナ3点のソーサリー。絢爛達成で赤1マナで打てる。寧ろこっちがメインだが、これ単体だと速槍と噛み合わないため過信は禁物。
同じく3マナですぐに打てることを忘れずに。
こいつに関しては枚数は枠次第とお好みで。

発展の代価

2マナで特殊地形の数だけ2点インスタントの恐ろしい奴。略してPoP。レガシーという特殊地形だらけの環境に適したカード。
不毛が入ってるデッキは自分の土地を割る対策もあるので覚えておきましょう。
まあ、強力ではあるけども対策もされやすいためこちらも過信しすぎないこと。3~4枚採用。

火炎破

6マナ4点のインスタント。山を2枚サクるとピッチで打てる。寧ろこっちがメイン。
レガシーにおいてバーンがアーキタイプとして成立しているのはこいつがいるからと言っても良い。ライフ10点は致死圏内と言われてるのはこいつのせい。
前述したフェッチが8枚までというのがこいつのせい。山は引き過ぎたくないが、ある程度必要なのはこいつがいるから。強力ではあるけども安直に打つと負けに直結するため打ち所は慎重に。
また生物に打つ時もあるけども、その時はだいたい敗けてます。
加えて3枚以上引いたときは諦めましょう。敗けです。
確実に引きたい、でも引き過ぎたくないそんなカード。3~4枚採用。

ここまではほぼ確定枠。
次からは好みの枠

焼尽の猛火

2マナで生物と顔面に1点、上陸で3点に変わるインスタント。
今回初めて採用。フェッチがあるため後出しで打てるのもよし。またオークの弓使いが流行ってる環境のため、相手がポイ出ししてブロックに回った時に翻弄させれるかなと思い2枚採用。コンボ相手にはサイド後入れ替えやすいカードだから分かりやすいよね。逆にそれもあるから4枚は無いかなと。
フェッチを採用してない人は採用しない方が良いでしょう。

極上の炎技

3マナ4点のソーサリー。魔巧達成で打ち消されない青絶対殺すマン。個人的にデルバーだけは五分と言ってるのはこいつがあるから。デルバーだけには負けたくない人は採用しましょう。
入れすぎても遅くなるのでメイン2枚までかな。サイドと合わせて1枚ずつするのもあり。

硫黄の渦

3マナで毎ターンアップキープ時に2点食らい、快復できなくなるエンチャント。
さあ、チキンレースの始まりだぁ!
バーンは常に先手を取っていくゲームプランを取るため非常に有効。大歓楽もいるとさらに楽しい。
逆も然りで自分も食らうためプレイングは慎重に。故にチキンレース。
乱動する渦でもいいけど、一枚枠が出来たためメインに採用。乱動する渦は火炎破打つと自分も5点食らうため正直あまり好みでない。後快復させないために1マナ構え続けるのも正直好みでないため。まあ、乱動はサイドに取ってますがね。

以上がメイン。
サイドは正直回りの環境次第で全然変わると思いますので、絶対入れたが良いカードのみ紹介。
とはいえだいたい墓地対策3、ファクト破壊3~4、その他って感じですかね。

粉々

2マナのアーティファクト破壊。そのコントローラーに3点のインスタント。
バーンはチャリスがほんま無理なので。ついでに3点飛ばすの偉いよねということで粉々は3~4サイドに入れましょう。
最近だとサーガから出てくる影槍もしんどいので。

罠の橋

3マナのアーティファクト、ハンドの枚数以下のクリーチャーしか殴れない。新絵のフレーバーテキストの方が好き。
対ショーテル用のカード。リアニにも入れましょう。ショーテルだけ見るなら灰燼の乗り手でも可。2枚は採用したいですね。

墓地対策は色々ありますが、私はフェアリーの忌み者2枚と墓掘りの檻1枚採用しております。
虚空の力線だったりトーモッドの墓所、外科的摘出、大祖始の遺産など好みな墓地対策を入れてやりましょう。
格デッキ相手にどんなサイドインするかはまた別の記事で紹介していきたいと思います。

最後に

バーンは前述しましたがコントロールデッキです。しかし、他のコントロールとは違って先手を取り続けて盤面、相手のライフをコントロールしていくプレイングを心掛けましょう。後手に回ると勝てません。
キープ基準はゴブリンの先達or僧院の速槍+火力3枚+土地2~3枚を目指しましょう。ノーマリガンで火力だけのハンドはキープしがちですが、絶対に辞めてください。点数が足りません。必ず先達か速槍を絡めたハンドをキープしてください。
また、安直に火力を顔面に投げ続けても勝てないですし、出てきた生物を丁寧に焼き続けても息切れを起こして勝てません。
どこまでスルーしてこいつは処理するというのは沢山対戦して沢山負けて覚えて行きましょう。バーンは経験すればするほど必ず上手くなります。
反対にバーンを相手にするときは、バーン相手を後手に回させる、受けに火力を使わせることを意識しましょう。
バーンは他のレガシーデッキと比べると非常に安価で組めてレガシー参入しやすいですが、それだけの理由でバーンを握るなら実のところお勧めはしません。本当に好きだ、若しくは私はドMだって言う人はぜひ使って下さい。
どんな相手にも常に勝つ可能性があるデッキというのはバーンだけだと思っております。
長々と書きましたがバーンは良いデッキです。
皆さん良きバーンライフを。


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