透析にまつわる納得行かない話


手帳もらったとき、わざわざ本庁に電話繋がれ話させられた。

更生医療なんてわけのわからん話だったが、要約するとこうだ。

「透析はお金がかかって岐阜市の財源が減るから、まず、国の補助を使う手続きをしてほしい」。

要約して支所の人間に確認すると気まずそうな笑みを浮かべていた。本庁の人間から、煙に巻くような訳のわからん説明をされたから確認しただけなのだが。

すればええやん、と思った。そんなのは患者のすることではない。

勝手に手続きしてくれ。こちらは財源がどちらでも構わない。

まあ国がお金出したくないから患者の了承とかいるんだろうな。


そんなことより2型糖尿病の治療レベルを上げるべきだろうと思う。本人の不摂生(食べ方だけでなく、治療の放棄など)により透析に至るのだから、そこをなくせば必要な金額も減るだろう。

実際、2型糖尿病での透析には費用負担を求める話も出ていたはずだ。

私はそれで良いと思う。

糖尿病がどんなに大変か分からなくとも、透析で破産するのは大変だと思えるだろう。それで透析に至らぬ治療を受けてくれるなら万々歳である。

これまで数人話した2型糖尿病由来の透析者は、病院へ行かなかったら気づいたら手遅れだった、また病気に無知だった、そんなひとばかりだった。

わたしが遺伝病で、というと、お恥ずかしながらと言っていた。本当に恥ずかしいことだと思う。世の中には、多発性嚢胞腎だけでなくほかの生まれつきの腎症もあるのだから。

例えば2型糖尿病由来の人は献体から腎移植を受けられないようにするとか。正直、当事者としてはそれくらい腹立たしいし、そうしてくれれば、移植の順番がぐっと早くなるのだ。なぜ自己管理の悪い人を先に救う必要があるのだろうかと思う。というか、自ら移植への登録を辞退すべきだろう。

いかん、途中から怒りが混じっていた。
けれど私の思いなのだから仕方ない。
私は自分の体がこんなになったことがとても悔しい。
プロテイン飲んだり、自分で痛めつけて悪くする人間もいるし理解不能であるし。
無知は罪であると思う。それを自分で背負って死んでいくのなら構わないが。



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