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業が深い【日記】

昼の記事で自分の死は怖くないと書いたのですが、それを問うかのような出来事が。

最近急に両親の衰えに気づき始めたのです。ここふた月ほどのことでした。もしかすると見えてないふりをしたかっただけかも知れませんが。親の衰えなんて感じたくありませんよね。

夕飯時、父がむせました。これまでも時折むせることはありましたが、健常人程度だったので気にしていませんでした。むしろ母のがそそっかしくよくむせていたので、食事前に口周りのストレッチや体操するようにと言って体操法を印刷してテーブルに置いていたのですが、気づいたらなくなっていました💦

父がむせたこと自体はそれほど問題視しませんでしたが、そのあとの咳き込みが弱くなっていたのが気になりました。誤嚥性肺炎になる可能性があるからです。私は患者さんであれば、むせがあれば「あーっと言ってみて」と話せる方なら声を出してもらって、痰が絡まっていなければ食事再開、まだ絡まっていたら少し声を出してもらってから再開します。食べている時の吸引は吐き戻しの可能性があるので危険なのでするとしたら食べ始める前にします。

そんな高齢者を見てきたので、私はとっさに父の異変に気づき(今回は事なきを得ましたが)、ショックでした。どこかで自分の親だけは衰えない、自分の親であることは変わらないと思っていたような気がします。
父は衰えを指摘するのが難しい相手なので、ああしたらこうしたらということも言ってみても聞きません。やんわりと言うこともありますが。
なので今回も「あーっと言ってみて」と言いたかったし、安全を確認してから食事させたかったのですが聞き入れて貰えそうになかったので、注意深く父の様子を見て、ひとまず大丈夫そうと心の中で判断しました。←話せていてたんの絡みもとれていました。もし発熱するようであれば肺炎を疑わなくてはと思っています。

自分の肉体は滅んでも悔いは無いと言いながら、家族のことは心配するなんて、しょせん欲深い人間なんだなと自分のことを思いました。

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