大地震

9月6日深夜3時過ぎ、大きな地震が起きた。
ちょうど朝ごはんを作っておこうと調理中だったため、火をすぐに消す。
大きな揺れの5秒くらい後に完全停電。
外に出ると辺り一面真っ暗。
初めての経験に途方に暮れる。
前日の夜、経験したことのない勢力の台風に見舞われ、太い木や枝が風によって折られ倒される状況。
根っこから抉れて倒れている木もあった。
その次の夜には大地震という有様。
台風で物が飛んできて窓ガラスが割られなかったのが幸い。
台風の日はたまたま30分だけ早く帰ることが出来て運良く難を逃れる。
が、次の日には記録的大地震という2日間。
札幌より震源に近かったため、かなり揺れました。
避難場所を確認し、ラジオをずっと聞いている。
夜はペンライトで過ごす。食事は残り物。
昼間はまだ携帯の電波が届いていたけれど、夜には電波が来なくなり札幌方面まで来て連絡を取る。
ガスが止まったためガス会社へ確認の電話をするために。
途中個人飲食店の一部が非常用照明でやっていたり明かりのついているコンビニに人が殺到していたり。信号のほとんどはついておらず車が曲がるときは恐る恐る譲り合い。闇の中に人が突然浮かぶ。電気のない都市はゴーストタウンのようだった。
深夜近くになり、この地域でも電波が復活。ガスも止まっていたが安全装置が作動していたことをガス会社に電話してわかる。ガスは復活。断水の予定がないとのことで料理が可能に。
近くの校舎に避難所が設置される。発電装置で対応。足下のみ照らす。少量だけど三食出る様子。電気ポットがありカップラーメンは作れそう。
一昨日の台風の影響があり、所々倒木がある。道が塞がれている歩道もあるが、それほど多くはなかった。
雨が来そうだったが晴れていた。気温はこの時期にしては高めの25度前後。台風の影響か夜も極端に下がらない。
電気のない世界の夜はハッとさせられるほど美しい星空が広がる。見たことがないほど天上が輝いていた。
もしかしたら生まれて初めて、あれだけの綺麗な空を見たかもしれない。

あたたかなお気持ちに、いつも痛み入ります。本当にありがとうございます。