大地震の次の日

北広島総合体育館で携帯の充電受け付けるとあるので正午近くに行ってみる。
午前七時から受け付けていた予約1700件が三時間も経たずに埋まったとのこと。
燃料もいつ届くかわからないので再開は未定。
避難者は100人ほどはいるという。
体育館から出ていく時入り口に「車上荒らしが多発しているので注意してください」とのこと。
火事場泥棒ならぬ地震泥棒。気持ちがげんなりする。
体育館近くの樹木は根こそぎやられているもの数本。片付けも最低限にとどまっていた。
駅前の地元のスーパー3件。COOP東光ともに店の中は復旧せず、昔から生き残っていた小さなスーパー昨日も停電でやっていたが、電気がついて本格再開。見たことのないレジへの長蛇の列。いつもの20倍の長さ。
電気が復旧してないこともあり、日持ちのしない食材皆控えて買う。スナック菓子やカップラーメン人気。惣菜も飛ぶように売れる。冷蔵必要なものは残りがちだが、日持ちのきくもの、ほぼ棚が空に。しかし調理が必要なもののレトルト食品は残りがち。カレーのルーとか麻婆豆腐の元のようなもの。
冷蔵きいているせいか、ビールなどアルコールを求める人も昼過ぎだったがあり。
駅前の飲食店数店縮小営業再開。片付けに終われる場所と被害少ない場所、電気未だに入らない場所の明暗別れる。
地元ガソリンスタンド500メートル近くの長蛇の列。ガソリンはリッター数限定で入れることが出来るようだった。
まだ物流不安定ながら大手スーパー一部営業再開とのラジオ流れる。
地下鉄完全復活。JRは空港再開に合わせて快速エアポートのみ明日も一時間に2、3本のペースで出すことを決定。
飲み屋でNHKを見ていたけれど当たり前ながらnowではなく、今困っている人の情報は断然ラジオが強いことを如実に感じる結果に。
報道の在り方に被災地の抑えた怒りを想像することができた。
NHKでさえ悲劇を煽る媒体。ニュースの後に支援先の情報でも入っていたら本当に立派だったのにニュース投げっぱなし。見てる人間唖然。過去よりも明日の現実的保証求める気持ち強い。
当たり前のことへの感覚や恐れが日常の便利さで麻痺する怖さを逆に知る。
夜には大雨。被災地余計に不安。土石流発生しても被害を受ける人間いないことを雨にあおられながら願う。
家は未だに停電。生肉などの食材がそろそろまずい。味噌や塩や酢を濃くして常温でも2、3日持つようにする。
政府は明日中に全道電力復旧するとのことだが逆に万が一のことがあれば計画停電もやむ無しとの発表。
余震も震度7クラスが起こる可能性もあるとのこと。
もう一回起こればかなり深刻な事態に。
毎回台湾の全面的支援が尋常ではないレベル。
親日というよりも旧知の親友レベル。

P.S.
9月8日早朝に電力回復して現在の日記を投稿。

あたたかなお気持ちに、いつも痛み入ります。本当にありがとうございます。