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【解説】 彩度と濃度をコントロールした透け感グラデピンク:ティントデザインでつくる最旬カラー

タマリスのホームページで掲載されている動画をご紹介しております。

タマリスのフロームカラーを使った「彩度と濃度をコントロールした透け感グラデピンク」について詳しくご紹介します。この技術は、色彩のコントロールと透け感を活かしたグラデーションで、お客様の髪に新しい命を吹き込みます。

使用薬剤は[タマリス フロームカラー


ご協力スタイリスト:iLe.酒井元樹

色の濃度を変えた同系色のカラールーツ。透明感のあるグラデーションカラー。

モデルのBefore状態とベース準備

モデルの髪の状態を確認すると、新生毛が約1.5~2センチ、毛先は中明度のカラーが残っています。この状態を考慮して、ブリーチを使用します。
新生毛にはブリーチに6%オキシを2倍、毛先にはブリーチに3%オキシを3倍でおこないます。プレックス剤としてはファイバーガードを使用します。結果として、根元は約17レベル、毛先は18レベルの明度を目指します。

[新生毛]
ブリーチ × 6%オキシ(2倍)
[毛先]
ブリーチ × 3%オキシ(3倍)

オンカラーの配合と塗布方法

チェリーピンクのカラー剤を使用します。根元にはチェリーピンクとクリアを5倍に薄めたものを使用し、毛先にはさらに薄めたチェリーピンクを塗布します。
重要なポイントは、塗布時に毛先にカラー剤が付かないようにすることです。刷毛を使う際は、量を溜めずに薄くぼかすように塗布します。これにより、スライスラインが出にくくなり、自然な仕上がりが得られます。

[根元]
Cherry Pink:F/Sheer = 1:5 (ox3%)
[中間 〜 毛先]
Cherry Pink:F/Sheer=1:40 (ox3%)

根元から毛先までの一貫したグラデーション

塗布方法の工夫により、根元から毛先まで一貫したグラデーションを作り出します。根元にはしっかりとカラー剤を塗布し、中間には根元のカラー剤と混ぜて中間色を作ります。毛先にはさらに薄めたカラー剤を使用し、微妙なグラデーションを演出します。根元の濃度が高いほど、毛先の薄いピンクとのコントラストが際立ち、美しいグラデーションが完成します。

最終仕上げとチェック

中間と毛先の塗布が完了したら、全体のバランスを確認します。チェリーピンクとクリアの配合比率により、根元の高彩度が効いて、毛先に向かって徐々に薄くなる美しいグラデーションが完成します。全体を見渡して、必要に応じて塗り漏れを修正し、一貫した仕上がりを目指します。

透け感ピンクの特徴

タマリスのフロームカラーは直接染料が含まれているため、薄めることで透明感のあるピンクを演出できます。ブリーチのリフトレベルを上げずとも、美しいピンクを表現できるため、髪へのダメージを最小限に抑えることができます。

まとめ

「彩度と濃度をコントロールした透け感グラデピンク」は、新しいヘアカラー技術として、お客様に新鮮で魅力的なスタイルを提供するのに最適です。この技術をマスターすることで、より多くのお客様に喜んでいただけること間違いなしです。新しい挑戦にぜひ取り組んでみてください。


【 関連情報 】

タマリスカラー情報はこちらにも
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