我が家の洗剤事情③


今回は、お風呂洗剤について詳しくお話します。
実は、私はお風呂洗剤も持っていません。

じゃあ何で洗っているのかということですが、
スポンジを使ってのお湯洗いです。

今時のご家庭のバスタブはつるっとしていて、
あまり汚れが残らないですよね。

ということで、お風呂からあがる時に、
最後にシャワーをかけながらスポンジで
シャカシャカと軽くなでて終わりにしています。

1週間に1回ぐらい、石鹸をつけて洗っております。

その石鹸も頂き物で余っているボディーソープやシャンプーです。

皆さん、お風呂も泡立てまくって
毎日洗わなきゃいけないという思い込みを捨てましょう。

水やお湯だけで落ちます。

そして、浴室の汚れというのは
石鹸カスと皮脂と水が混ざり合って
石灰化してへばりつくものなので、
皮脂を落とすのに適している
ボディーソープや石鹸が結構効きます

私の放送を聞いて、ノーシャンプーやノーボディソープ、
ノー洗剤の方が増えてきているかと思いますので、
皆さんのご家庭で今まで使っていたものを
お風呂洗いに使っちゃってください。

このようにシャンプーやボディーソープ、洗剤を
使わないとなってくると、
不思議なことに逆にお風呂の汚れがつきにくくなってくるのです。

身体を洗うところは赤カビがタイルにつきやすいじゃないですか。

それも、シャンプーやボディーソープを使っていたときよりも
つきづらくなってくるので、掃除の回数も減らせます。

ついでに言っておきますと、何を使っても良いです。
使い切りたいものを使ってください。

ハンドソープや洗顔石鹸なども、
買ったは良いけれど合わないこともあるじゃないですか。

そういったもので浴室中を洗ってください。

ちなみに私は今、洗顔石鹸で浴室を洗っておりますが、
めちゃくちゃ落ちます。

一方で、洗浄類でも落ちないのが鏡や扉につく鱗。

あれは難しいですね。鱗取りスポンジ的なものも売られていますが、
私はそこに労力と時間を割きたくないので、
数ヶ月に1回プロの業者に頼むことに決めています。

というわけで、家の浴槽には
お風呂を洗うための専用のものは何もなくスポンジだけです。

続いてはトイレ。

こちらも考え方は浴室と同じようなものです。

トイレこそ別に肌につくわけでもないので
何だっていいんじゃないですか。

地球のことを考えたら、
合性界面活性剤のものは即捨てていただきたいところではございますが、
そうは言っても持っていないという気持ちもあるじゃないですか。

だからトイレで全て消耗してしまいましょう。

ちなみに、トイレに芳香剤を置いていますか?

私はそういった専用品すら買っていないのですが、
うちのトイレはいい香りがしますし、
来る方々に「どうやってピカピカに保っているの?
毎日掃除しているの?」と言われます。

でも、3歳児のハチャメチャな息子と私とで共有している、
一般家庭のトイレでございます。

じゃあどうしているのかというと、
香りの元は使わない香水です。

私は香水を使いませんが、こちらもいただく機会があります。

香水を使っている人でも、好みじゃない香りとか、
年月が経ってしまった香水とかがあるじゃないですか。

それをトイレで使うのです。

トイレ掃除が終わったら、トイレットペーパーの芯の内側、
あとは予備のトイレットペーパーの内側、
トイレにタオルをかけるスペースがあれば
手が触れないところにシュッと、3ヶ所ぐらい吹きかけます


そうすると、ほのかにいい香りがしますよ。

私は天然じゃないものを身体にまとうのが嫌なので、
人工的な香りのものはトイレに用いることで
逆に重宝しております。

今現在、我が家のトイレはPRADAの香りでございます。

続いては食器洗い。

食器洗いでもめったに洗剤を使いません。

基本的に使ったらすぐ洗う。
そうすれば多少の脂分があってもしっかり落ちます。

一方、面倒くさくて放置していると
脂分が落ちづらくなってしまう
のです。

でも、そうはいかないときだってあります。
そのときはお湯洗いをします。

40度以上の温度設定にするとたちまち落ちます。

それでも落ちないという場合、
もしかしてサラダ油を使っていませんか?

うちは基本的に、生野菜にかけるオメガ3系のえごま油を使っています。

料理自体がホットクックなので、
そもそも油物が出づらいということもありますが、
揚げ物をたまにしてもオリーブオイルなので、
意外とお湯だけで落ちます。

他にも油落としに便利なものがあります。
まず1つ目は「白米の米のとぎ汁」です。

これ、侮ることなかれですよ。

白米のとぎ汁はしっかり脂分が落ちるので、
白米を食べるとき洗ったとぎ汁をボールか何かにとっておいて、
食事が終わったときに食器洗いに使います。

すごくつるつるになりますよ。

ちなみに、これも余談なのですが、
白米のとぎ汁は煮物に使えます。

お寺の精進料理を参考にしました。

私的には、最初の濃いとぎ汁は濃すぎると思うので、
2〜3杯目のとぎ汁を煮物や味噌汁に使っています。

白米を食べているご家庭にはかなり良い方法じゃないでしょうか?

そして油落としに便利なもの2つ目は「麺類の茹で汁」です。

パスタ、うどん、そば、ラーメンの麺など、
麺の茹で汁が出る機会ってありますよね。

それが油を落としてくれるのです。

少量でも結構な量を落としてくれるので、
私は麺の茹で汁が出た際は、少し飲んだり食べたりして、
残ったやつは洗剤代わりに使っております。

騙されたと思ってやってみて!
すごく落ちるから!感動しますよ!

白米のとぎ汁、麺の茹で汁、これで揚げ物の器だって、
ピッカピカに落ちます。
そのうえ肌荒れもしないので最強です。

そうは言っても、食器洗い洗剤を使ってしまう人。

食器洗い洗剤を少しでも減らしていただきたいので、
そんな方に試してもらいたいものがあります。

それが納豆

納豆を食べた器や、納豆が入っていた発泡スチロールの入れ物を
スポンジで拭ってください。

そうすると泡立ちが長持ちする
のです。

私は、今はもう合成界面活性剤の食器洗い洗剤を使わないので
試せないのですが、使っていた頃は、洗剤をスポンジに入れて、
納豆を食べた器を真っ先に拭っていました。

泡が長持ちするので洗剤を足さなくて済みますよ。

この方法は、私の若かりし頃に放送されていた
『伊東家の食卓』という番組で見て以来、ずっと続けていました。

臭い大丈夫?という質問が絶対にありますが、全くありません。

そしてこちらはオススメなことではないのですが、
余っているのであれば使えるよという話で言うと、
ハンドソープや洗顔石鹸なども使えます。

ハンドソープは普通に落ちますし、
洗顔石鹸だと保湿成分が入っているので
洗い上がりの食器がしっとりするんですよ。

落ちた気がしないと感じる方もいらっしゃると思いますし
香料が残ってしまうので、
そういった意味ではオススメではありません。

勿体ない星人の私は、洗顔石鹸で
肌に合わなかったものがあったのですが、
それを細かく切ってポンプ式のボトルに入れて水を足して、
液体化したものを使っていました。

今も残っているので、たまに使っています。

食器用ではなくハンドソープにしても良いと思いますよ。

これは最初に言っておくべきでしたが、
油汚れがすごい食器は、最初に布やティッシュで拭っておくのです。

そうすれば、どんな頑固な油汚れだろうが水のみで落ちます。

でも、このときに新品のティッシュや
キッチンペーパーを使うとエコでも何でもないし、
ゴミも増えるし、デメリットだらけじゃないですか。

というわけで、古くなったTシャツやタオルを
小さく切っていたり、ちょっとしか使わなかったティッシュを
集めておいたりして、食事が終わった後にそれでお皿を拭っています。

授乳をしていた頃なんて、
少ししか使わないティッシュがたくさんあったので、
それを食器拭き用としてストックしていましたよ。

あとは臨機応変に、
リンゴを切った皮でお皿のふちを拭うこともあります。

だから使えるものは全部使っていますよ。

つまり、お皿とか調理器具本体の汚れを何かしらで少なくして、
洗わなきゃいけない分量を減らすことが大切
なんですね。


いかがでしょうか。

ここまでの話で、専用洗剤は1つも登場していませんよね。
だから何も使わなくても大丈夫なんです。

皆さんにはぜひ、〇〇専用でなければならない、
泡立てて洗わなければいけないという考えから
解き放たれていただきたいです。

以上のことを踏まえた上で、次回は
「全てに使える魔法の石鹸」をご紹介いたします。

▼音声で聞きたい方はこちら


(2022年8月5日配信分)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!