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首のシワの原因と対策

首のシワの原因と対策

今回は、みんなが気になっている、首のシワの対策方法をお話します。

以前、このような質問をいただきました。

「私は首の横筋が気になっています。

首のケアは、上から下、下から上、どちらにするのが良いでしょうか?

機会がありましたら教えてくださいませ」。

こういうお題にもできる質問はいいですね。

ありがとうございます。

単刀直入にこのご質問にお答えしますと、上から下です。

早速、解説していきますね。

年齢や老けを感じさせてしまう首のシワ、首の皮膚の衰え、これは皆さんが気になるところですよね。

なぜ横ジワができるのかというと、原因の1つはたるみ。

これは完全に老化現象ですよね。

地球には重力がありますから、上にあるものは下に下がる。

皮膚も年々下がっていきます。

原因の2つ目は、姿勢。

これは年齢問わず、です。

中学生とか高校生とか、若い年代でも、横ジワがある子はいっぱいいます。

その原因は姿勢なんです。

今、パソコンやスマホで顔を前に倒したまま、長時間固定してしまっている人がとても多いです。

そうすると、どうなるかは一目瞭然ですよね。

首の前側を押し潰し続けていると同時に、皮膚も収縮しっぱなしなので、シワが生まれます。

そして、先ほど述べた原因の1つ目、たるみ。

老化現象と言いましたが、それだけではありません。

たるみは、顔や頭部に溜まっている無駄な水分や老廃物、これらが抜け切れていないがゆえに、どんどんひどくなっていきます。

お水って、重量があるじゃないですか。

顔に余分な水分を溜め込んでいると、それが皮膚の重りになって下に下がっていきます。

老化によるたるみで皮膚が下がるという場合もありますが、老廃物が抜け切れていない、余分な水分が排出されていないことが原因のたるみは、年齢は関係ないですよね。

20代でも、ほうれい線がくっきりある方はいらっしゃいますしね。

というわけで、一刻も早く、顔から余分な成分や老廃物を追い出したい。

このときに、簡単に言えば、心臓に向かって流すんですよ。

だから、上から下です。

そんなことをすると余計にたるみそう!とイメージがするかもしれません。

でも、違うんですよ。

ポイントは触れ方です。

皮膚が伸びたり動いたりするような圧は乗せず、皮膚の表面を優しくなでる程度に、上から下にさすります。

美容液や乳液、クリームなどを手に取って、上から下に向かって、顔の皮膚に優しく触れます。

このときに、首だけじゃなくて、耳をピースの指で挟みます。

そして、ピースをそのまま首筋に流していって鎖骨に触れる。

こちらに、わかりやすいリンパ節の図を貼っておきます。

2種類あるので、両方貼っておきます。

これらを見ると一目瞭然です。

▼リンパ節の図はこちら

顎の周りとか、耳や首、鎖骨にリンパ節があるんですね。

このリンパ節に老廃物が流れていって、そこから大きなリンパ節を通って身体の方に流れ、そして外に出ていくのですが、リンパ節、リンパ腺は静脈に沿うようにしてあります。

静脈には弁がついているので、一方通行なんですね。

逆流ができないんですよ。

それに並行するように存在するリンパ線、リンパ節を逆流させては元も子もありません。

だから、フェイスライン、耳、首は上から下です。

しっかり鎖骨まで流してください。

もう1回言いますが、皮膚がグネグネ動くほどの圧は乗せません。

それをすると、余計にたるみやしわの原因になってしまいます。

そして、リンパ節や静脈は、顔や首の場合、非常に皮膚の表面近いところにあるので、グイグイ押すと逆効果なんですよ。

循環の流れを促してあげるには、表面をなでる程度で十分です。

逆に、グイグイ押すのは、筋肉にアプローチする場合に使うテクニックです。

マッサージというワードを聞くと、肩こりマッサージのような、大きな筋肉をほぐすために揉む感じを連想するかと思います。

それと同様に、薄い顔の筋肉をマッサージしてしまうのはダメなんですよ。

今回のお題は「気になる首のシワ対策」ですので、優しく皮膚の表面をなでる、上から下、これでいきましょう。

この触れ方で、顔の余計な水分や老廃物を流すことができます。

余分な水分の重みがなくなる分、顔が上がります。

リフトアップ効果も非常にあります。

では、これだけで首のシワが消えるのかというと、なかなか難しいです。

首の前側を潰すような悪い姿勢でずっといたら、太刀打ちできませんよ。

だから、姿勢改善。

骨格からしっかり整えていかないとダメですね。

なので、ヨガなどの運動をしたり、筋骨格系を整えてくれるマッサージに定期的に通ったりすることが大切です。

そして、たるんでしまった皮膚、老化現象は日々の蓄積ですので、抗っていかないといけません。

よく、顔の皮膚をグイグイと上に引き上げるマッサージをする人を見かけますが、微妙だなと思います。

一般の方の場合、リンパ節の場所をちゃんと把握しているわけじゃないじゃないですか。

解剖図を見ながら、リンパ節のところは上から下に、それ以外のところは、筋肉だけを引き上げるような刺激を入れて、リフトアップさせるようなマッサージが施せていればいいのですが、そんなテクニックの使い分けができるとは思えないので、得策ではないと思います。

じゃあどうするか。

「顔ヨガ」とかで検索すると、顔の筋肉を使うエクササイズがたくさん見てとれると思いますし、そういった本も売られています。

実は、私の著書『おっぱい番長の乳トレ』でも、顔を使ったバストアップ対策をご紹介していて、これが非常に首のシワの対策になります。

変顔エクササイズです。

気になる方は、ぜひ私の著書をご覧ください。

こちらにリンクを貼っておきます。

▼『おっぱい番長の「乳トレ」』はこちら

大事なことを1つ忘れておりました。

しっかり保湿、スキンケアをしてください。

皮膚にとって乾燥は良くありません。

たっぷり保湿をして、柔らかい皮膚を保っておくことがシワ対策になります。

そして、化粧水は水分なので蒸発してしまいます。

なので、たっぷりのオイルやクリーム、乳液と油分があるものを塗ってください。

薄くではなく、たっぷり塗ってください。

美肌で有名な故・佐伯チズさんも、首までが顔だとおっしゃっていました。

皆さん、顔には美容液とか高級なもの使っても、首までは塗らない人が多いんじゃないかなと思います。

首にも同様のケアをしてあげてください。

そして塗るものも大事で、硬くて伸びにくいものよりも、伸ばしやすい形状のものがおすすめです。

今回お話した通り、首や顔の皮膚は、グイグイと皮膚が動くほど触れるのではなく、皮膚が動かない程度に優しく触れることが大事です。

それが叶えられる、軽いタッチのものがおすすめです。

私はホホバオイルを使うことが多いです。

皮膚の栄養として、美容液なんかもたっぷり塗るといいかもしれないですね。

さて今回のお話はいかがだったでしょうか?

皆様の首のケア、日頃のスキンケアの参考になったら嬉しいです。

▼音声で聴きたい方はこちら

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!