一瞬で〝息が5倍〟吸える身体になる方法


顔で実験

今回は、Voicyさんのハッシュタグ企画「笑い飛ばそう」、
これに健康を絡めてお話をしてみたいと思います。

もうタイトルからしてわかっちゃいましたね。
笑うだけで呼吸量が一瞬で5倍になれちゃうんです。

皆さんは最近、どのくらい笑っていますか?

笑顔とそうでないのでは呼吸量が全然違うから、
健康にも、美人にも、美肌にも、
そしてダイエットにも笑顔は得になるんです。

笑顔は0円で誰にでもできることですから、
これを知っておいて損はない。

それでは笑顔健康法についてお話していきましょう。


早速ではありますが、最初に実験をしてみましょう。

まず普通の顔をして深呼吸。
息を吸って、吐いて。その呼吸量を覚えておいてくださいね。

次はめちゃくちゃ怒り狂った顔をしてもらえますか。

最近あった嫌なこととか、テンションが下がったことを思い浮かべて、
そういう顔をして深呼吸。

どうですか?

さっきの顔よりも空気が吸えなくないですか?


続いては、満面の笑顔で呼吸をしていただきます。

最近あった嬉しかったこと、
自分にとってハッピーなことを思い浮かべて呼吸しましょう。

どうでしょうか?

最後の笑顔だと呼吸量が増えたのではないでしょうか。

現実に目の前のシーンは何も変わっていないのに、
表情一つでこんなに呼吸が変わるんですよ。


人間は食べたものでできていると言われますが、それは違います。

食べ物以前に、人間は呼吸でできています。

息を吸わないことには人間は生きていられないですからね。

食べ物は消化吸収して、
血液に乗って栄養として全身の細胞に運ばれるのですが、
この血液の材料となるのが呼吸なんです。

だから、食べ物を届けていく血液以前に、呼吸が大事なんです。

東洋医学でも呼吸は気血水の気、代謝エネルギーは呼吸でもあるので、
呼吸というのは人間の命の源なんです。

つまり、呼吸量の多い身体がたくさん血液を作れるので、
どんどん元気で綺麗になれるわけです。

いい健康食品を食べようが、超高級なサプリメントを飲もうが、
それを運ぶのは結局血液なので、やっぱりそれ以前の呼吸が大事なんです。

そしてこの呼吸というのは表情ひとつで様変わりします。

それではもう1回、別の実験をしてみましょう。

先ほどはイメージの力も借りました。
今回は表情だけで実験します。

まずは真顔で深呼吸。
次は目を思いきりタレ目にしてしょんぼりした表情で息を吸ってみましょう。

どうですか?

息が入らなくないですか?


次は笑顔。

笑ったときに口角と目尻が少し上がりますよね。
顔は笑わなくていいので、手を使って笑顔の形を作ってください。

それで息を吸って吐いて。

どうですか?

やっぱり最後の笑顔の形の方が息が入りますよね。


この2回目の実験は、イメージや感情を使わずに、
手を使って表情だけを動かしてやりました。

それでもやっぱりこんなに呼吸量が違います。

だから、よく免疫力を上げる方法として、
作り笑いでもいいから笑っとけというのが効くとか効かないとか言いますが、
私は効くと思います。

だって今、呼吸がこれだけ変わったのだから。

もちろん、そこに感情が乗ったり、
リアルが伴ったりした方が良いですよ。

というわけで、顔からも健康が作れるというわけなんです。

ぜひ皆さん、笑顔にも度合いがいろいろあると思うので、
ぜひ爆笑しているときの呼吸量、
微笑しているときの呼吸量などで試してみてくださいね。

それも面白いと思います。

となると、やっぱり笑顔で過ごす方が得ですね。

しかめ面をしたり、悲しい顔をしていたり、
そういう顔が続けば続くほど呼吸量が減っていき不健康まっしぐら。

不健康なだけじゃなくてブスまっしぐらです。

呼吸と血液によって肌や髪の毛、爪、ツヤ、バストなど
全てに影響があるので、笑顔でいることが一番の心の薬、
美容サプリメント
というところですね。

続いてはさらにマニアックに、
顔のいろいろなパーツを使って呼吸量を変え、
最後におっぱいを使っても呼吸量を変えられるという話を
ご紹介したいと思います。

眉間とおっぱいで実験

まずは眉間。
眉間はみぞおちとリンクしているんですよ。

このチャンネルでは度々、みぞおちを潰す姿勢は不健康の始まり、
ということもお話してきましたが、みぞおちは呼吸にも関係するのです。

というわけで、またまた実験してみましょう。

まずは普通に呼吸。
次は眉間に思いっきりしわを寄せて、そのまま息を吸います。

どうですか?全然吸えなくないですか?

次は両手の指の腹で眉間のしわを伸ばすように、
眉頭を外側に引っ張って息を吸って、吐いてください。

どうですか?吸えるでしょう。
面白くないですか?


というわけで、勘のいい方はお気づきかもしれませんが、
よく眉間にしわを寄せている人がいますよね。

その人は実は呼吸が浅いんです。

眉間にしわが寄って、
それが取れないぐらい深く刻まれちゃっている人が結構います。

そういう人の身体を見るたびに心配になってしまいます。


次は目。
目も呼吸に非常に関係しますよ。

まずは真っすぐ前を見て息を吸ってはいて。
次は眼球だけで思いっきり下を見てください。

首とかは動かさずに眼球だけで見て呼吸をしてください。

全然息が吸えませんよね。

次は思いっきり真上を見ます。

首ごと上げるのではなく、
眼球だけで白目をむくぐらい見て呼吸してください。

どうですか?これもすごく吸えるでしょ。

少し前のドライアイ放送のときに、
有料級の話として目の調整法をご紹介しました。

そのときに、なぜ目が効くかという詳しい話はしているので、
良かったらそちらも聞いてもらいたいのですが、
目も呼吸や健康状態に非常に関係します。

あと、目線は何より精神状態を表しています。

目線が常に下を向いている人というのは、
気持ちが鬱々としている人が多いです。

うつ病の人はそれこそ目線が上に上がりません。

でも、上下とも目が動く人というのはハツラツとして、
気持ちが安定している方が多いです。

目を整えて自律神経まで調整できる技というのを
以前の放送でご紹介しているのでリンクを貼っておきます。

▼目を使って自律神経が調整できるスゴイ技!はこちら

というわけで、いくつかご紹介しましたが、
顔一つでも呼吸が変わるポイントがいくつもあるんですよ。

顔の筋肉たちは全部繋がっていますから、
顔の筋肉をほぐしたら顔がバリバリ動くようになって、
顔全体で呼吸量を上げることができるのです。

だから、顔をよくほぐすとか、フェイシャルマッサージをするとか、
そうやって顔の筋肉が動くようにケアをしておくことが非常に有効です。

フェイシャルなどは美容のため、美顔のためと思われがちですが、
実は健康療法なんです。

コロナでマスク生活になり、人と会う機会も減って、
顔を動かせる機会が減ったじゃないですか。

だから顔が固まっている人が多い。
だから、すごく心配。

ただでさえマスクで呼吸量を減らされているのに、
余計に呼吸量が減っているんだろうと多くの人を見て感じます。

ぜひこの放送を聞いた皆さんは、今日から顔の筋肉をほぐして、
しっかり表情を作れる、そして派手に笑える顔を保ってください。

私は手が空いていたらよく顔をほぐしたり、
お気に入りのカッサで顔中をガリガリやったり、
結構頻繁に顔を触っています。

あとは、トイレやエレベーターに1人になった時は、
自分の掟として、変顔をして顔の筋肉を動かしています。

私はおっぱい番長というところが目立っていますが、
整体師なので全身やっています。

なので、顔もかなり詳しいのです。

だから、お顔のケア方法についてのお話も、
今後ご紹介できたらと思います。

最後に、おっぱいを使った呼吸量の変化もお話しておきましょう。

これは以前お話したことなので覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが。
これはノーブラの方がより実感しやすいかと思います。

まずは何もしていない状態で息を吸って吐いて、
そしてその呼吸量を覚えておいてください。

そうしたら次は、嫌かもしれませんがおっぱいを垂れさせてください。

軽く押さえつけるというか、胸が垂れてしまったという想定で、
乳房を少し下に垂らしてください。

それで息を吸うとどうなりますか?

全然入らなくなりますよね。

次は手のひらで乳房を下から持ち上げて、バストを本来あるべき位置、
今よりも高めの位置にして支えてあげてください。

その状態で息を吸って吐くとどうなりますか?息が入るでしょう?

おっぱいの位置は美容の観点でしか捉えられませんが、
実は健康に関与している
のです。

だから、日頃からまめにケアをして、
おっぱいを元の位置で維持できるようにしてもらいたい
です。

重力のある地球上に生きている以上、
二足歩行で立っている間は下から支えてあげるブラジャーが
強力な助けになりますよね。

寝ているときは重力の影響が少ないので付けなくてもいいけれど、
立って活動しているときはちゃんと支えてあげて、
呼吸を確保してあげてほしいと思います。

よく、ブラをつけたら苦しいとか言う人がいますけど、
それは自分の胸や体型に合ってないだけなので、
ちゃんと専門店に行って試着して買いましょう。

ベストなブラであれば、呼吸がすごく楽になるはずです。

今回は笑顔からおっぱいまで、呼吸と健康法についての話でした。

表情一つでこれだけ呼吸が変わるんだから、
顔がほぐれて柔らかい表情筋で大爆笑したら、
今の呼吸量の10倍ぐらいは変わっちゃうかもしれませんよ。

笑う角には福来たる。

笑顔で困ることは一つもないので、ぜひ皆さん、
全力で笑えるように心のケアと身体のケアを両方やって、
何もかも笑い飛ばしていけるような毎日をお過ごしください。

▼音声で聴きたい方はこちら


(2022年10月17日配信分)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!