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アサイゲルマニウムと有機ゲルマニウム

アサイゲルマニウムってなんなの?

アサイゲルマニウムのできるまでの概略は前回の記事に記しました。https://note.com/asaigerma/n/nb9fb81a39787
言ってしまえば、浅井先生のゲルマニウムがAsai's germanium compoundでありアサイゲルマニウムなのです。アサイゲルマニウムは有機ゲルマニウム化合物のひとつです。世界で最初の、人が健康のために用いる(飲用する)ことを前提に合成された水溶性の有機ゲルマニウム化合物。これを着想し、私財を注いで創ってしまった浅井一彦博士は、極めて残念なことに殆どの日本人に知られていないません。ですが、ぼくは『日本の偉人』として知られていて良い人物なのだろうと思っています。いずれ、そうなってほしい!

雪を被って寒そうな浅井先生胸像
書斎でくつろぎお話しする浅井先生


さて、有機ゲルマニウムというのは何か・・・という問題になると、詳細な話は有機化合物とか、有機物というところになってきます。ですが、化学に興味がない人には難しく感じてしまうとおもいます。そんなわけで、詳しくは(といってもあまり詳しく説明しているわけではないのですが・・・)浅井ゲルマニウム研究所のWebサイトで説明されているので、こちらを見てもらうのが早そうです。https://www.asai-ge.co.jp/knowledge/knowledge02/

単純化して・・・というか、基本原理から言えば有機ゲルマニウム化合物とはゲルマニウム原子に一個ないし複数個(通常は四個まで)の炭素原子が直接結合している分子、ということになります。なかには有機化合物と無機ゲルマニウム化合物の複合物質まで有機ゲルマニウム化合物だと思われていたりして困っています。ネット上ではこのような物質まで有機ゲルマニウムとして紹介されていて、なんと、驚くことにサプリのようにして販売までされています(汗)みなさん、決してこのようなものを購入して摂取しないようご注意ください!

食品として用いることができるゲルマニウム素材

それはさておき、アサイゲルマニウムは食品として用いることができる唯一の有機ゲルマニウム素材です。そもそも人が経口摂取することを想定して創られた物質であり、創製した本人である浅井一彦先生自身が真っ先に飲んで試したのです。それから55年、アサイゲルマニウムによる死亡事故は一例もなく、毒性試験をやっても極めて毒性がない物質であることの確認(おさらい?)になる結果。なにより、口から飲んでも身体の中で全く構造を変えないで、全量が2日程度で体外に出てしまうのだから、おかしなことは起こらない。
ぼくが入社以来25年ほど行ってきた研究(今は後輩たち研究部員が引き継いでくれている)によれば、アサイゲルマニウムは健全な身体を維持する役割を果たしている”体内で重要な生理活性を持つ幾つかの分子”と緩く結合する。結合するけれど、周りに水分子が増えると外れてしまう。ぼくの頭の中でのイメージでは色んな人達と握手して周り、元気を分け与えている感じ?握りっぱなしではない、軽やかな握手です。

アサイゲルマニウムじゃない有機ゲルマニウム

アサイゲルマニウムは記してきた通り有機ゲルマニウムの中の一つの種類の分子(いくつかの原子が結合したものを分子といいます)です。有機ゲルマニウム化合物は前述したようにゲルマニウムに炭素が共有結合した全ての化合物の呼称なので、無数に存在するのですが、アサイゲルマニウムよりも先に毒性の高い無機ゲルマニウムが存在していたために、これとアサイゲルマニウムの区別のため”有機ゲルマニウム”と呼ばれるようになり、当時は有機ゲルマニウムといえばアサイゲルマニウムを指すようになったのです。
浅井先生は、著書の中で「私のゲルマニウムを医薬にしたくない」という思いを述べています。(注:最初に出版された「ゲルマニウムと私」の中ではアサイゲルマニウムという言葉は出てきません)でも、結果として病気の治療に使う物質は医薬品である。という一般的な考え方から、浅井ゲルマニウム研究所では癌の治療薬を目指すようになりました。幾つかの疾患対象で臨床治験が行われましたが、紆余曲折があって医薬品になる(認可される)ことなく、現在の食品の素材としての範疇に納まっています(1998年より)。さらに2000年代に入ると化粧品の素材としても用いられるようになりました。そんな中で、アサイゲルマニウムの食品としての成分名としては、”有機ゲルマニウム”という表記にすることが決められていきました。
前に書いた通り、有機ゲルマニウム(化合物)は無数にあり、安全性(というか毒性)も形が違えば物質毎に全く異なるのですが、お構いなしに”有機ゲルマニウム”になるわけです(悩)。

アサイゲルマニウムができて56年、とっくに特許も切れ、単純な構造のアサイゲルマニウムの類似品を作る技術は国内外で発展しました。安価に大量に作る方法も開発されて、中国を中心に製造され、日本にも入って売られています。化学構造はほとんどのものはアサイゲルマニウムと一緒になっています。では何が違うのか・・・。他の類似の有機ゲルマニウムは、使っている①原料が違い、②製造方法が違い、③純度が違うのです。厚生労働省では単一化合物の同等性(物質が同じか違うか)は、①原料、②製造法、③純度の①~③が全て同じのときにだけ同等(おなじもの)とすると定義されています。
ですから、この3つ全てが違う類似品の”有機ゲルマニウム”は試薬としては同じ構造のものだけれど、別の物質ということになります。なぜ、そうなのか・・・それは①~③が違うと、製造合成途中で出来る毒性の副産物が異なり、結局は最終の製品に毒性の副産物が残留している可能性があるからです。
アサイゲルマニウムは過去に医薬品を目指したため、非常に厳密な毒性試験を何年にも渡り繰り返して確認しました。ほぼ50年に渡って行い、やっと完了したのです。恐らく、あらゆる食品素材(天然の肉・野菜・魚なども含め)の中で最も毒性の評価試験を数多く行い、口から食べて問題がないものだと確認された素材だと思います。こちらのページに過去実施の毒性試験の一覧があります。こんなに沢山の試験を行った食品、聞いたことありますか?→ https://www.asai-ge.co.jp/safety/

Why? アサイゲルマニウム

浅井ゲルマニウム研究所では開発したときの開発記号が”Ge-132”でした。ぼくが入社したときは、まだこの名前で呼ばれていたので、愛着があります…が、類似の物質を造っている会社がちょっと変更を加えたもので商標登録してしまい、しかも類似品(ニセ物?)の殆どは最終製品に有機ゲルマニウム化合物としては認知度の高い”Ge-132”の名称をラベルに製品名として記しています。これではエンドユーザーの皆さんに混乱を与え、安全性確認をしていない他社の製品を購入・摂取してしまうリスクがあります。
そこで、ぼくたちが考えたのはアサイゲルマニウムの商標登録です。
商標登録については長くなるので、また別の機会に書きたいと思いますが、皆さんのお手元に届く製品のどこかにアサイゲルマニウム®と記してあれば、弊社浅井ゲルマニウム研究所で造られた安全性確認をシッカリ行った原料を使って製造されている製品ということになります。
浅井ゲルマニウム研究所のブランドマーク;アサイゲルマニウムの三色ボールのロゴマークとともに製品入手の時の目安にして、健康強化のパートナーとしていただければ嬉しいです。

https://www.asai-ge.co.jp/germanium/


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