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アサイゲルマニウムの2023年を振り返る


2024年を迎えて

本記事の書き始めは現在2024年1月5日。今日が浅井ゲルマニウム研究所の今年の仕事始めの日である。
今年は、元旦の能登における巨大地震に始まり、なんとなく重苦しいスタートになっていて、この冬の寒いさなかに被災されて不安と困難の中に置かれている現地の皆さんに、とにかく速やかな助けが与えられ、危険から開放されるよう神に祈る思いは多くの同胞に共通するものだろう。

2011年の東日本大震災の後、ぼくら研究部員の切実な思いは福島第一原発事故による放射性物質の放出に苦しむ福島を始めとする地域の人々、特に子どもたちになにかできないか・・・ということだった。
アサイゲルマニウムの過去研究で、東北大学農学部で行われた放射線障害に関する保護作用の研究がある。これは致死性の放射線を照射し、マウスが死亡するのに対し、アサイゲルマニウム投与が影響するかということを研究した内容だった。
社内データで残っているのは死亡個体をアサイゲルマニウム投与は明確に減らすというものだ。この研究データが論文発表に至らずにお蔵入りになっていることは本当に残念でならない。
当時、(現在の研究部長である)島田康弘研究員がアサイゲルマニウムで子どもたちの健康を助けられないか・・・と、会社に掛け合い、結局は赤字の大きかった当時の財政では何もできない状況であるというのが結論だった。
それにしても、巨大地震のあるたびに原発の心配をしなくてはいけないのは本当におかしなことだと思う。そして、世界最大規模の大事故があり、13年経つ今も殆ど何も解決されていない状況にありながら、なおも再稼働を強く推し進め、それどころか新設(大間原発:ぼくらの住む函館市はなんと30㎞以内の地域で有事には避難しなければならない)の手も緩めずに続けるこの国の恐ろしさを考えざるを得ない。
本筋ではないので、多くは述べないが、今回の地震でも志賀原発がどのような状況であるのかは明らかに隠されていて、ポンプの油漏れや使用済み燃料プールの冷却水が溢れたことが報じられる程度に留まっている。冷却のための非常用のディーゼル燃料による電源しか残されておらず、燃料が尽きるまでの主電源の復旧はどう楽観的に見ても不可能だろう。冷却が出来なくなれば再度核分裂が起こり、臨界に達するのは容易に推定できるものだ。そのような危険を国民に周知せず、報道せず、意識を逸らそうとしているのが見え見えな状況下で、いつもながら杜撰な電力会社によって隠す作業が続けられているのではないのか・・・。(1月15日現在の発表内容では一か月以上修理にはかかるというが非常電源の燃料については明らかにされていない・・・もちろん届けられているのだろうが)
そこで働かされて、逃げることも許されず、不安の中で勤務しなければならない北陸電力の社員には本当に気の毒である。

2023年のできごと

2023年はアサイゲルマニウムにとって非常に大きな、様々な出来事があった一年だった。1月にはVeggy誌に中村篤史先生とぼくの特別対談が記事として掲載され、同時に『奇跡の有機ゲルマニウム』中村篤史著の出版が公表された。これは非常に反響も大きく、当該雑誌の読者ならびに健康に興味を持つ一般人にとって知る切っ掛けになったと思う。
ぼく個人としては、アサイゲルマニウム説明・交流会の第二回の集まりを福岡で行うことができ、長崎や広島といった遠い地域からも集まってくださったことは、本当に大きな励ましになったし、一年通して確り続けていこうという気持ちが強くなった。
2月に入り、有機ゲルマニウム研究会が立ち上げられた。中村篤史先生を会長に、顧問として柳澤厚生先生と田中善先生を迎え、医師・歯科医師・獣医師からなる臨床の研究会で、有機ゲルマニウムの臨床応用を研究していこうという集まりだ。ぼくは、いずれの資格もなく、本来は会に所属することも叶わない。しかし、アサイゲルマニウムが持つ生理作用の基礎研究を25年続けてきて、世界一の有機ゲルマニウムに関する作用性の知識があるということで特別会員として加えていただき、主に作用性についてのレクチャー要員として勉強会での説明をさせていただいた。ほぼ毎月のWebミーティングで、有機ゲルマニウム・アサイゲルマニウムに興味を持つ臨床に携わる医療関係者が興味を持って参加してくださったことは、本当に嬉しいことだった。
3月には札幌で行われた日本薬学会の年会でアサイゲルマニウムが長期に作用すると、マクロファージの炎症応答性が著しく低下されることが発表された。膠原病などの慢性炎症による疾患への有用性が期待される研究成果であり、今後の研究進展が楽しみな状況だ。
4月に、会社の組織が改変になり、函館研究所が大きく2つのセクションに分けられ、アサイゲルマニウムを製造する函館工場と、アサイゲルマニウムを始めとする(有機)ゲルマニウム素材の研究開発を行うR&Dセンターになった。ぼくは後者のR&Dセンター長に就任し、研究開発の発展を目指すべく注力することになった。また、会社としては取締役副社長も兼務することになった。
5月にはいり、『奇跡の有機ゲルマニウム』が出版されると大きな反響が有り、特に有機ゲルマニウム研究会の会員が増えだした。

夏には、7月盛夏の折に函館でアサイゲルマニウムセミナーを実施し、地元の方々にも数名の人たちに伝えることができた。なんとカナダ在住の方が訪問してくださったのは驚異だった(笑)いつかカナダでセミナーを行いたいと話している。

夏が過ぎ、秋に入ると医療系の学会でのアサイゲルマニウムに関するヒト飲用試験の報告で免疫系の活性化があったことを中村篤史先生が複数の学会で発表し、統合医療に取り組む医療関係者に注目され、関心が集まった。
この辺りは『医学系学会のアサイゲルマニウム2023秋の陣』に記したので読んでくださった方もあるでしょう。
医学系学会のアサイゲルマニウム2023秋の陣|中村 宜司 (note.com)

有機ゲルマニウム研究会のメンバーの皆さんの函館研究所訪問もあり、神戸ナカムラクリニックでの11月に実施したリアルセミナーでは、積極活用しようという先生方が集まって下さり、様々な意見交換を行えたことも非常に良かった。

アサイゲルマニウムの有用性は基礎研究面では分かってきていたが、その応用という意味では一部の古くからのユーザー(治験薬時代の患者さんとご家族)の関係者と、そこから広がった方々が実際に使用して体感するにとどまっていた。
どちらかというと、インチキくさい健康食品で、過去に薬害を起こして死亡事故がでており、毒物を高い値段で暴利に売っている。という風に見られてきたのだろう。これは今も続いていると思われる(笑)
もちろん、そこには大きな誤解があり、先ずインチキではなく作用が明確にあり体感可能なものである(多くのサプリは対して体感が無いものもある)。薬害はアサイゲルマニウムではなく二酸化ゲルマニウム(無機ゲルマニウム)によるものだった(有機ゲルマニウムと偽った業者による風評被害)。実際のところアサイゲルマニウムは原料費も含め非常にコストがかかり、原価率が高いため仲卸を通した販売は利益が少ないので、流通させるような会社が参入しずらく、サプリとしては非常に利益率が低い。実際、利益が足りず、長年にわたって赤字で経営してきたのだ・・・。やっと赤字からは脱却したが、20年以上の厳しい経営でメンテが行き届かなかった製造機器などにこれから投資していかなければならない。

しかしながら、基礎を固め、作用が確実にあることを示し、安全性への取り組みも公的機関で認証され、ヒトが摂取した時の機能も間違いなくあることが示されてきていることは非常に心強い

10月には大阪でのアサイゲルマニウムセミナーを開催し、多くの参加者の皆さんと交流できた。懇親会が素晴らしく、参加された多くの皆さんが二次会までご一緒できたのは楽しいひと時だった。まぁ、さすが大阪という感じは強い。
11月に急遽行った浅井ゲルマニウム研究所の本社近く新百合ヶ丘での2度目のアサイゲルマニウムセミナー。こちらも、平日だったが思った以上の参加者を迎えて実施でき、一年通して行ってきた個人的なセミナーが多くの情報を必要としているエンドユーザーさんに伝え、交流する機会とされたことは本当に有意義だった。新百合ヶ丘でのセミナーには本当に貴重な体験をされているユーザーの方にゲスト参加していただき、その体験を話していただいた。
結局、アサイゲルマニウムの凄さというのは、研究者のぼくのウンチクよりも実際に効果を体験している人たちの奇跡的な体験を聞いたほうが、真実味があるだろう。今後も各地でのセミナー交流会では、そのような体験を話していただける人がいるとありがたい。2月の熊本では多分いろんな体験談が出るだろうと思います。体験者がすでに参加申し込みされているので(笑)

note記事発信開始(1月18日に慌てて追記)

おっとっと(て死語?)、忘れていたことが・・・2023年にはこのnoteを本格的に開始したんだった。一年通じて、まぁまぁ書いたので、少しは皆さんにアサイゲルマニウムについての情報を届けられたかと思っている。
なんだかんだ、Twitter(X)と違い、文字数は制限されずにしっかり書き込めるので、伝えたい情報も多く入れ込むことが出来るでしょう。
Twitterもnoteも、結局はぼくにとってアサイゲルマニウムを皆さんに知っていただき、その価値を享受する人が一人でも増えてほしいから。
今年もちょっとずつ書いていこう!ということで、以下2024年の抱負です。

今年(2024年)の抱負

今年、2024年は更にその先を目指し、必要とする方々にしっかり届けられる体制を整えていきたい。
このところ、有機ゲルマニウム研究会のメンバーの方々が臨床で使用し、驚くような有効症例があることを報告してくださる。エンドユーザーの体験だけではなく医師が客観的に診察しての変化だということが、これまで以上に明快で、大きなことだと感じている。すこしずつ、そのようなものも公開されていくだろうと期待する。
あとは、アサイゲルマニウムセミナーの継続開催。九州熊本を皮切りに、札幌とか、仙台とか、新潟?などもできたらと願っている。

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