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【all of the time】

神様の主張

むかし、むかし…あるところに、優しい光の夜が冷たい雨の朝に切り変わる頃、人の子どもが目を覚ますと、そこには【今】と云う確かなぬくもりあって、寝具から出れずにおりました。

連日、続いた…雷雨がまるで噓のようにその光はそこにいて、あかりとりの窓に照らされているのを一番近い体温の背中からぼんやり眺めていると、体温から聞こえる一つ一つの音で、またすぐそこにある闇に落ちていく。

雨の日が大好きで...
部屋から聞こえる雨の音がいつもまるで音楽みたいな気がして、そんな話を姉したら

お昼寝を進められた...

彼女の話す物語はいつも、自然が神様だと云う。
明るい日差しも、ゆっくり夜に溶け込む日の光も...
眼には見えない空気も、手の届きそうな月や星も...

人は過去も今も未来も人はいつでも行けるのだとも言っていた。

思い出に置き去りにされたのは..
君じゃあなくて僕で
わざと遠廻りを選んだのは…
足音を聴いていたかったからで

気がついたら、いつもの朝だった。
Your treasure is always in your heart.

全力で走れるのは、心配することが一つも無いからで...
だから自分ノ道を走り続けてる...


足音が聞こえる...
足音が聞こえる...

何も怖くなかったのは何も知らなかったからで...
体温ノ音と熱はどんな日でも僕の先を歩いていた。

I can hear the sound of the sky moving.

振り返ると昨日ノ月はいつもそこにいて、何もパターンの変わらない朝がやってくる。

水色とオレンジが混ざる朝
ひかりのコンパスが見えないのは向かう先が朝だから。
そうやって走ればきっと...

きっと家🏠に辿り着く。



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