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いのちノ火  【Everything in the moment】

神様の主張
むかし、むかし…あるところに、優しい光の夜が冷たい雨の朝に切り変わる頃、人の子どもが目を覚ますと、そこには【今】と云う確かなぬくもりがあって

連日、続いた…雷雨がまるで噓のようにその光はそこにいて、あかりとりの窓に照らされているのを一番近い体温の背中からぼんやり眺めていると、体温から聞こえる一つ一つの音で、またすぐそこにある闇に落ちていく。

雨の日が大好きで...
部屋から聞こえる雨の音がいつもまるで音楽みたいな気がして、そんな話を姉したら、眠る事を勧める姉は同じ目線になるソファの上でいつもノ口調で、ჯ ιı र ιı物語を話始める。

怖い₺၈が大好きな姉と怖いのものがニガテな僕
📖´-ノートにたくさん書いて机の引き出しにしまってある事を母には内緒にする事を僕に勧める姉...
母に始めて秘密を作ったのは僕で作らせたのは姉

彼女の話す物語はいつも、自然が神様だと云う。
明るい日差しも、ゆっくり夜に溶け込む日の光も...
眼には見えない空気も、手の届きそうな月や星も...
空と海を縦に繋ぐ神鳴りも...彼女の中では神様なのだ。

この人の背中で僕は眠る事がいつからか当たり前だったけど。
僕が怖いと思うモノを彼女は綺麗と云う。

それが全ての始まりだった...

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