自虐を受け止めてくれた話

夜中にこんばんは。朝日向です。今回は自虐ネタの話をひとつ。

皆さんはいわゆる自虐ネタ、というものを使ったことがありますでしょうか。

 私は、自己肯定感が低い人間でした。

 いわゆる、メンヘラと呼ばれるような嫌いが激しかった頃。このままでは良くないと頭では理解していても自分のことを好きになれないし落ち込んでばかり、そんな自分を自分で馬鹿にしていました。

 ただ、世の中からしたらそんな私の行為は好まれる筈もなく私としてはネタとして話しても、気を遣わせてしまって申し訳なくなりまた更に自分が嫌いになっていく一方でした。

 イメージとしては、本人が笑いながら「私ってブスだからさ〜」と言っていたとしても周りからしたらブスだよね〜なんて笑えない、そんなことないよ〜って言わせてしまう感覚。

 ところがある日、具体的には忘れてしまいましたが何だかとても面白く話ができたのです。

 バイトの同期は大爆笑。「今日のお前ギャグ線高すぎ」と言われても、私はとくべつなことをした自覚はないのでハテナが浮かぶばかり。

 でも、それ以来その人に笑い飛ばして貰う、というのが私の中で元気になれるきっかけになっておりました。

 当時は「だってもうこんなこと続けるの無理じゃない?」とかネガティブな思考を吐露していただけですが、笑い飛ばして貰えたことがやけに落ち込まなく理由だったような気がします。

 なんなら、落ち込んでいる私 がアイデンティティと化している状態になる事で「ポジティブにならなければならない」というプレッシャーから抜け出せたのかもしれません。

 解決策があるなら、端から藻掻く。でももがきようのないことも沢山ある。

 そんな藻掻くことすら出来なかったことを、他人に笑い飛ばされることで肯定されていたような気がしたのだと思います。

 本人は面白くてハッピー。私も自分と向き合えてハッピー。

その人には救われました、おかげさまでネタにできる部分としたらダメなとこもわかった。

ありがとう、って気持ちです。

ご拝読ありがとうございました。

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