感想文と呼んでいいのか


2連休でNARUTOを読み返した。
やろうとしていたこと、やらなければならなかったこと全部ほっぽり出して、中古で買いそろえようと思っていたところをはやく読みたすぎて結局電子書籍のお世話になった。

前に一度借りて読んで、その時も次借りるまで待てないってなって買ったりしていたから32巻、48~49巻、65~最終巻は購入済み、みたいな感じでアホな揃い方をしていたんだけれども、
この度晴れて1~29巻は中古、30~最終巻までは電子書籍で揃った。アホである。


NARUTOはめちゃくちゃおもしろい。
当たり前なんだけれど、めちゃくちゃおもしろいと言いたくなるくらいおもしろい。

私は登場人物の感情に裏付けをしたくなってしまうタチで、なぜそう思ったのか、どういう感情から体は動いてそういう行動になったのか、とか、かなり考えてしまう。
NARUTOにおいて、これがすごく難しい。


いや、見えている理由はもちろんあるんだが、何故、がぬぐえないというか
私の頭では理解しきれない各々が在りすぎて、なんかもったいない感じがするのだ。全部わかったらもっとおもしろいはずなのに。

誰もがみんな一途であること、がかなり目立つと思うんだけれど。
ナルトとサスケ、イタチとサスケ、カカシとオビトみたいな。
あえて"執着"とするけれど、そこはまだわかる。
強烈に意識し合って、何年も何年も頭の中心に何時もいるような相手である理由はまだわかるんだけども(それでももっともっととなる部分もある)
やっぱいちばん疑問なのがサクラなんだよな。

一体どこの何でそんなふうに…??と。
野暮だよ、野暮なんだけれど。でもどーーーしても気になってしまう。
考察をぱらぱらと見たときに、一緒に任務をこなすようになって内面にも惚れたとか、一人にしてはいけないと思う母性本能からだとか、ふむふむと思わなかったわけではないのだけれど
やはりそれをはるかに上回る(と私は思っている)サスケのサクラへのマジつらみ〜な態度を考えると他にももっと探したいのだ。みつけたいのだ。あってほしいのだ…!!ロコちゃん…!!!!

ちゃんと殺そうとしたりちゃんと見捨てようとしたり、それに対してちゃんと傷ついてちゃんと泣く。
それなのに!!!「また今度な」のデコトンで赤面して全部解決これからハッピー!!ってマジ?
サスケが大蛇丸に会いに行く決心をして、里から出ようとするときに言われた「ありがとう」がずっと残っていたんかな…いやでもな…それでも…
別の漫画を読んだときに、
命を狙われた瞬間好きになった、私をまっすぐ見てくれたから
という描写があって、それはかなり自分的にクるものがあったんだが似て非なるというかなんというか…やっぱちょっと違うしなァ…

否定する、できる理由も私にはないので
そうなったんだからそうなのよと言われたらそれまでなんだが
サクラ、すげー女。という驚きが残るんだ。晴れてこの度もお残り申し上げた。
そういう感情があるという第一歩ととらえることもできらァな。うん。知らないことばっかりだからな私なんぞ。

人の思いは繋がっていくし、変わることも変わらないこともできるし、何がその人にとって苦楽かなんて結局他人には全部伝わり切らんもんだしなーってぼやぼや考えていたんだけれど
自来也が死んだことがなんか急にめっちゃ悲しくなってきた。長門……何してんだよ……感情エレベーターが高速で上昇下降を繰り返している。耳鳴りがひどい。おもろすぎNARUTO。


その次の連休で十字架のろくにんを読んだ。
以前職場の方に薦められて気になっていたので。
家の中にしかいないが自律神経が騒ぎ出さない程度に散歩をしている。

自分ではグロい系は苦手だと思っているんだけれど、なんだかんだ読んでるんだよな。色々。
至極のあまりのイカレっぷりに「は…は……??」となる。
が、こっちから見てイカレているように見えているだけで、本人はいたって普通に自分の興味のあることを計画実行しているだけなんだよなあ。例に漏れず感情や行動の裏付けがしたくなるんだが、そうなった理由を探すことすら至極にとっちゃ滑稽に映ってそうで激ヤバ。

弟とじいちゃんのとこはさすがに泣いた。じいちゃんの守り方がかっこよかった。
ちゃんと月日が経って、成人を迎え、所属(運営)するコミュニティも変わり、まだまだ物語は続きそうだけれどどうなるんだろうなあ。

ああいう壮絶なものを見ると、もし自分だったらを想像してしまう。
至極以外はなんとなく、我が身でもありえるんじゃないかと思ってしまって。
強い意志を持っているわけじゃなしに、恐怖で支配される側の人間だよな私はと思うと、
ただひたすらこれを家のなかでぬくぬくとフィクションとして読める今で良かったと一筋の汗を垂らしながら水を飲んだりする。
ミステリという勿れで整くんが、「いじめているほうが病んでるとせずなぜいじめられるほうが逃げなきゃいけない」と言っていたのを思い出す。漆間は逃げず真っ向から対峙するために目の光を失ったけれど、それもやはり"そうならなかった未来"を想像して、グッと胃のちょっと上らへんが重くなったりした。

【こちらが善で向こうが悪】と度々漆間の声が入り、ブレない絶対的なものか、自分に言い聞かせているのか、
考えているのかもしれないと読者側に思わせる。
回数か、頻度か。執拗さをむしろこちらが植え付けられているような気がしてなんかゾワっときます。救いがあれ。頼むから。



すごく眠い。
なんかりんご飴食べたい。でも人混みの祭りとか無理だ。
後輩に花火大会に行ったことがないと言ったらこの世の終わりくらいでかい声で驚かれた。視界いっっっぱいの花火見たことないんですか?!!?!?もったいない!!!!信じられない!!!と。
こんの花火大好きっ子め。それよりも四方八方、人に囲まれるのがアウトなんだ。
地元の友だちと、その子供と、手持ち花火をする約束をしている。
毎年恒例(去年ぶり3回目)1人線香花火もやるか……花火大好きっ子(研修中)と札を提げて。

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