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今週の岡崎さん041 2024年に期待したい業種はどこか?&2024年の中国経済はどうなるか?


マーケットアナライズマンデー

今週のマーケットアナライズは岡崎さんはお休みのようです。

今週のストラテジー:週末の雇用統計待ち

最近は金曜日に変な上げをして月曜日は毎週下げが多い。
日経平均は現状フワッとしている。

鈴木さんによる今年の締めくくりと来年の見通し

今年強かった業種

業種別で見ると自動車が最強だった。+47%(前年度ワースト)
トヨタだけで56%。豊田自動織機は78%。小型のフタバ産業などは140%。
総合商社が2位。42%。
資源エネルギーが3位で40%。(前年度ワースト2位)
銀行が4位。

半導体は7位。
 東京エレクトロンが8割。アドバンテストは2倍以上と強いところは強いが
 しかし電子デバイス全体は軟調。

今年弱かった業種
 医薬品関係はわずか+3%。
  新薬の開発が難しく輸入が増えているせいでマージンが悪化。
 物流関係も全体では+13%。
  リベンジ消費などあったが人件費高騰でマージン悪化。

来年は何が来るのか

 ①今年弱かった銘柄の反逆を狙うストラテジー(5割)
  ファナック・オムロン・太陽誘電・ニデックなどの浮上に期待。
  機械系のIHIの悪材料出尽くしや
  ナブテスコなど中国関連銘柄の挽回も期待。

 ②今年強かった銘柄をさらに順張りするストラテジー(5割)

今週の注目銘柄

ブリジストン。新しい中期経営計画に期待。

自動車向けタイヤの営業利益率は11%。
産業機械向けタイヤの営業利益率は22%。

ブリジストン1.0   タイヤ生産の拡大
ブリジストン2.0 ファイヤストン社買収して世界市場に進出
                            EV向け対応で20%軽量化かつ運動性能アップを達成。
          高級車向け「高インチタイヤ」を拡大
ブリジストン3.0     ???

  

マーケットアナライズ

政権支持率が大幅低下の状況でドル円急落でパニックになったが、それほど慌てることはない。

グローバルラップ

アメリカは年末ラリー継続。ラッセルも遅れて復調してきている

米国債が急落したことを受けてドル円も下げている。オーバーシュートがもとに戻っただけで、このまますぐに4%を下げることはないだろう。

ドル円の急落を受けて、日経平均は利食いが進んでいる。機関投資家の感覚としては「セクターレベルで買えるものがない」という状況であり、上値は重い。

ヨーロッパはドイツは順調に新高値を取ったがイギリスは厳しい。

原油は70ドルを割り、金価格がちょっとぶっ飛んだがちょっと調整。

今週のMVS

半導体関連は調整。直近上がりすぎでしょと

原油価格の下落によってINPEXも調整。私はもう売りましたがまた買い直したい……。

インバウンドは強いが、海外渡航客は3割減少しており、オープンドアは相当厳しい状況。円高に戻れば復活できるか?

柏崎原発の再稼働承認に関する思惑で東電が買われる。とはいえ、まだ現地との交渉が残っている。

SOMPOホールディングスはBM絡みで下げた後に政策保有株売却による特利益で株価押上。良い押し目でしたね…。 その他地銀も強い。

NISA→新NISAへの乗り換え売却も結構起きているか。


今週の注目ニュース アメリカの経済はまだ心配要らない


今回は、1%くらいしか落ちていない。
景気後退が来るのであれば2~3%下がる。


BBB債やHY債の金利も下がっているので、信用リスクは増大していない。


現状は日経平均の配当利回りが10yを下回っているので、割安感は完全に薄れてきている


アナライズプラス(中国経済崩壊論の検証)

中国本土では密告制度があって、誰も本当のことが言えない状況

黒瀬さん曰く、中国は意外と「あいまいさ」をヨシとする文化がある。

2008年のリーマンショック後
2015年の人民元切り下げ
みたいなことは今回はやってこない

中国は中途半端な景気対策はしない。日本はズルズルと選挙対策でこれをやるからいつまで経っても構造改革が進まない!


中国のPMIはコロナ明けにすぐに失速。

え、中国って固定資産税がないの!?
だから土地の使用権を地方政府が売ることでしか経済が回せないのか……

中国企業のコンフィデンスが完全に失われてしまっている。経営者が、利益最大化よりも共産党に目をつけられないリスクを気にするように


中国の住宅価格の時価総額は日本のバブル期なみに膨らんでしまってた?という数字が出てパニックに
→実際はそこまでではなかったらしい


ちょっと今までは過剰に心配しすぎていたらしい
問題はあるけれどそこまで酷くはない


中国の不良債権処理は市場メカニズムによって急速に進むことはない
ちゃんと国家主導でゆっくり確実に進む。なので連鎖倒産は起きないか?


ようやく中国の在庫調整は終わりが見えてきた

しかし、先程も述べたようにコンフィデンスが低下しているため
個人の不動産投資欲も、企業の民間設備も全く復活できない

結局、今後の中国は、バブル崩壊後の日本のように時々反発はありつつも長い低迷が続く

ただ、日本ほど酷くはない。

中国も人口が減少し始めてきた。都市人口比率はまだ低い。
なので日本と比べるとまだチャンスはある。

米国からの資本逃避の流れについて

日本バブル崩壊のとき、アメリカは日本依存を減らしてて、日本が崩壊しても問題がない状況を作った上でジャパンバッシングをしつこく行った
同じようにアメリカは、中国のバブルが崩壊しても特に困らない状況を準備してきた。逆にアジアとかオーストラリアは中国依存が高いのできつい。

日本も半導体関係はチャンスが得られているが、依存度が高いところはちょっとダメージを受ける。

資本逃避は長い間続く


日本は2023年に相当輸出が落ちた。
中間財と資本財は中国依存が高いので相当気をつけないといけない

中国の落ち込みが波及してアジアまで停滞すると日本はかなり深刻。

とはいえ、中国経済もメルトダウンするほどではない

資本逃避は続くが安全保障に関連しないところは、むしろ中国に進出している
スターバックスなど米国企業もむしろ出店を増やしている

良品計画は問題ないが、資生堂は☓みたいな話もある。
二デックは中国依存高すぎたのでヨーロッパにも展開。

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