今週の岡崎さんと藤戸さん007

マーケットアナライズ

岡崎さん「朝からの上げが弱い。まだ半信半疑か」

◇雇用統計
「雇用統計の数字は何の問題もなかった。製造業・小売業は小幅マイナスだが気にするほどではない」
「労働市場は6％くらい大きくなっている」
「景気後退はまだ見えない。起きるとしても1年くらい先だろう」https://t.co/wDR0Fidb7x

— アサヒ逆神オー (@asahikokura4565) April 10, 2023

◇今週の値動き
「朝から300円プラスとかだったらもう大丈夫と言えたが、それほど上げていない。やはり欧米の動き次第なので見極めて動きたい」

◇景気後退を警戒したトレーディングは一服か？
・これからは植田日銀総裁の政策をめぐる売買の方に注目したい。

◇水曜日にCPIとFOMC議事要旨

— アサヒ逆神オー (@asahikokura4565) April 10, 2023

岡崎さん
◇FOMCと市場の金利動向のギャップ
市場は利下げを視野に入れているが、FOMCメンバーは個別発言としてはまだ認めていない。（SEPでは翌年からの利下げをやや織り込んでいるが）

→アメリカも木曜日の議事要旨確認までは動きにくいかもしれない？ 現時点では明確に方向性を示しにくいと

— アサヒ逆神オー (@asahikokura4565) April 10, 2023

鈴木さん
「日本はインバウンド効果などで実体経済はむしろかなり活況だが、金融関係者はかなり景気について悲観的。ここにもミスマッチがある」
「さらに日銀総裁をめぐる不確実性があるせいで動きにくい」

— アサヒ逆神オー (@asahikokura4565) April 10, 2023

★岡崎さん・黒田総裁評価
「最初の３年は良かったと思う」
「16年からは小手先に走って、デフレ脱却に適切な手を打てなかった印象がある」
「黒田さんはアメリカのようにフォワードガイダンスの道具を作らなかった。いまだにバーナンキ以前・ボルカー時代の金融政策にとどまっている？」

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（続）「現在はマーケットが巨大になっているのだから、市場との対話を経て、市場から信頼を得て見通しを示すやり方が主流」
「植田新総裁には、先進的なやり方に移行してほしいが、進歩的なやり方をやればゾンビ企業などの問題は避けて通れず失業率上昇など痛みを伴うだろう」

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今週の注目銘柄は1944 きんでん
関西の電力設備系会社。
①中部電力で出力制御が起きて、日本の電力設備の増強の必要性が確認された
②大阪銘柄が、東京銘柄と比較して優位性がジワジワと表に出つつある。（原発再稼働の差）
③DCの強化のためにも電力需要増加見込み

海外勢からも注目が集まっている pic.twitter.com/f6Zk4vy8MF

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マーケットディーパー

マーケットディーパー岡崎さん。CPIと議事要旨の話。

「もうインフレ対応の重要性は全体の2割か3割くらいになってきた」
「実質金利は1.5→1.15まで低下。FRBによるインフレファイトの必要性が弱まってる」https://t.co/gz7oskVuLj pic.twitter.com/KZCIuuW1w2

— アサヒ逆神オー (@asahikokura4565) April 13, 2023

岡崎さん
「米株はCPI後に上昇したが、議事要旨の後に売り」
「議事要旨でリセッションという言葉が複数回登場。年後半にSVBからの一連の流れを受けたマイルドな景気後退を織り込むと書かれていた」
「利上げによる景気オーバーキルのリスクを考慮して金利も低下」 pic.twitter.com/u1p1t5kXxb

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バフェットの日本株投資に関して
「お金を借りて投資することになってるので、5年とかそのくらいのスパンの割安株投資と考えたほうが良い。今後ずっと日本株が成長すると考えているわけではなさそう」
「アメリカでは回らなくなった業種を日本で買うかもしれない。コマツとか鉄鋼とか重工とか電機」 pic.twitter.com/gs2VaAvmaD

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「ドル円に関してはここから大幅には動かないだろう。
　YCC解除はすぐにはやらないと考えている」 pic.twitter.com/0NPv753563

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・雇用統計の結果を見ても、インフレのアップサイドリスクはかなり弱まった。

・「2%まで落とす」ことにこだわるならまだ引き締めは続けないといけないがピークアウトは確認できている

・やはり今後はインフレより景気後退の方が警戒対象になる。 pic.twitter.com/NNKib0YM1f

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★今週の岡崎さんのお勉強ポイント★
今までのデータでは雇用統計が前年比で2.5%以下になってから１年後に景気後退に入るくらいのペース

→現在の雇用統計の指標などを見ているとまだ踏ん張っているので、データでは年内の景気後退はまだ見えてこない

→しかし市場は年後半の利下げを織り込む pic.twitter.com/CcEWlNy59p

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ただし、今回は今までの３回とは違っていて

・今までの3回はインフレ状況ではなく景気後退が目前に見えていた。
・今回は景気がまだ強い。インフレも続いている。全く状況が違う。

なので「過去比較して利下げ期に入るとすぐに株価下がる」主張するやつはナンセンスだ、と岡崎さんバッサリ

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★お勉強ポイント②★　オーバーキル（景気後退入り）の判断

・名目GDP（成長率＋インフレ率）がFF金利を上回っている限りはオーバーキルではない（ドン！）
・ところが今回のFOMCのSEPや議事要旨では、名目GDPが年末に4.1%まで低下すると述べている。

→ここまではFF金利は下がらないといけない pic.twitter.com/FDoNkccIlj

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過去を見ても、やはりFF金利が名目GDPを越えている時は景気後退入りしている（といっても厳密にはボルカーの時くらいしか前例がないが…）

今回はすでにオーバーキル状態になっており、これを理由としてFRBは年後半にマイルドな景気後退を予測している

→暗に利下げの必要性を強調している。 pic.twitter.com/FF2JRj1pD9

— アサヒ逆神オー (@asahikokura4565) April 13, 2023

また、「金融セクタに関連する事象が原因で起きた不況は、平均的な不況よりも、長く深くなることが多い」ので景気後退に入ったらいついつまでに終わると言いにくい（今予測されてるのは２・四半期だけ）

しかし……

— アサヒ逆神オー (@asahikokura4565) April 13, 2023

https://twitter.com/asahikokura4565/status/1646456094959734785

今回はここまでFRB側が状況を把握しており
債券市場にもそれが共有され、10年金利もすでに3.4%まで下げてきている。

岡崎さん
「ここから先は、FRBにおまかせして、我々は企業業績をしっかりと見ていけばよいのではないか」

「崩れたところを買えばよい」

ぐぬぬ・・・（終わり） pic.twitter.com/N6CwCYhpyv

— アサヒ逆神オー (@asahikokura4565) April 13, 2023

今週の藤戸レポート「景況感悪化が進行する米国経済」

今週の藤戸レポート（日本株部分のみ）

・YCC解除やゼロ金利解除は7月に入ってからか
・この前提であれば日本はしばらく米国株に対して相対的に堅調は維持できるだろうが、世界全体の見通しが厳しいので徐々に連動して弱い先行きを想定。想定レンジの下限が切り下がったボックス相場のつもりで考える pic.twitter.com/8KGs0fGyVA

— アサヒ逆神オー (@asahikokura4565) April 10, 2023