時間を忘れて夢中になれる!台湾発良作ゲーム3選

こんにちは!台湾人学生のUnenです。
突然ですが、みなさんは普段ゲームをされていますか?

スマホゲームが普及している今の時代、ゲームは私たちの日常に、当たり前のように溶け込んできているように思います。

通勤/通学時にポチポチミニゲームをやったり、まとまった時間にRPGにのめり込んでみたり。最近はプレイヤーが何もしなくても、勝手にレベルアップしてくれる放置ゲームまで出ていますよね。

また近年は、「中華ゲー」と呼ばれるような、中国発ゲームも次々と日本市場に入ってきました。最初は質の悪さや既存の日本ゲームのパクリ疑惑から、あまり歓迎されませんでした。けれど最近は「原神」、「崩壊3rd」といった良作を打ち出し、絶えず進化を続けています。

ゲームに関しては確固たる自信を持っている日本。近年めきめきと頭角を現しはじめた中国。人々の目はどうしてもこの2大国に行きがちです。

けれど、知っていますか?
その2つの圧倒的存在の影に、実力があるにも関わらず、いまいちスポットライトが当てられない国があります。それが、台湾なのです。

海外ではあまり注目されていませんが、台湾は90年代から今日まで、良作ゲームを次々と生み出してきました。よって今回は、その中でも私個人が「面白い!」と思ったものを3つ、みなさんにご紹介したいと思います!

1.螢幕判官 Behind The Screen

「画面1つを隔てれば、誰もが立派な『裁判官』」

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「あいつは絶対人を殺ってる。そんな顔してるもん」
「人殺しなんて許せない!死刑だ死刑!」

社会を騒がす『殺人犯』。もし、ニュースでこのような報道を目にしたら、あなたはどう思いますか?

「殺人犯には断固とした制裁を下すべき」
それが、世間一般の反応でしょう。画面1つを隔てた先では、たとえ詳しい事情を知らなくても、誰もが渦中の人物に『判決』を言い渡せます。それが揺るぎない正義であると、信じて疑わないのです。

けれど、考えたことはありますか。
あなたが目にした、耳にしたそのニュースが、そもそも『歪められている』ものかもしれないと…

螢幕裁判の舞台は、1970年代の台湾。主人公の青年が、『父殺し』として捕まったところから、物語は始まります。様々な関係者が青年の『悪行』を暴露していく中、プレイヤーは青年の幼少期、少年時代、そして事件直前までの記憶を振り返り、歪められた事件の真実を追っていきます。

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ジャンルは、サスペンスパズルアクションゲーム
色んな遊び方ができ、シナリオも綺麗にまとまっています。

近年社会問題となっている「フェイクニュース」やいじめ問題などにも焦点を当てているので、考えさせられる一作となっています。

スマホで、パソコンで、SWITCHで幅広く遊べます。
詳しくは公式サイトまで!
公式サイト:https://www.18light.cc/jp/BTS.html

2.東周列萌志

「諸子百家の違いがわからんー!
…って、目覚めたらここは春秋戦国時代⁉」

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次に紹介するのは、『遊んで学べる』台湾良作ゲームの代表例、東周列萌志。

主人公は平凡な女子大学生。諸子百家についての授業についていけず、中間試験では赤点をとってしまいます。なんとか期末で挽回しないと単位がやばい!と勉強を始めたのはいいものの、だんだんと眠くなり…目が覚めたらそこは2300年前の戦国時代だった!という、いわゆるトリップものです。

小さな村の旅館で意識を取り戻した彼女は、同じ旅館に滞在している六人の男たちと出会います。彼らはそれぞれ、儒家、墨家、道家、名家、法家、陰陽家といった異なる学派に属する人たちでした。

性格も思想も大きく違う彼らと共に過ごしながら、主人公は自分が元居た未来の世界に帰る方法を探っていきます。

ジャンルは女性向け恋愛アドベンチャーゲーム
恋愛ゲームは世の中に溢れかえっていますが、本作の特徴はやはり、「イケメンと交流しながら、諸子百家の思想について学べる」こと。

例えば、作中では攻略対象たちがよく主人公に意見を求めてきます。
「戦争を止めるには、仁愛(儒)と兼愛(墨)どっちがふさわしいと思う?」といった具合に。その際、『どっちも大差なくない?』と混同されがちな2つの概念の違いも説明してくれるのです。

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また、立ち絵やスチルも淡いタッチで描かれていて、日本の恋愛ゲームとはまた違った魅力が引き出されています。

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ストーリーを追うごとに、諸子百家の思想について詳しくなれること間違いなし!まずは体験版をどうぞ。残念ながらまだ日本語対応はされていませんが、フルボイスなので中国語を磨きたい方にはぴったりです!

公式サイト:http://3chistudio.com/dongzhou/

3.俠之道(開発中)


「恋も友情も勉強(武術)も!
『俠客』を目指す少年少女たちの青春と葛藤」

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最後に紹介するのは、まだ開発中のゲーム、俠之道。
学園×武俠という、全く新たなジャンルを切り開いた、良作になる予感しかしない作品です。

小さな村に住んでいた主人公は、ある日事件に巻き込まれたことをきっかけに、俠客(「強きをくじき弱きを助ける」義侠)になることを決意します。そこで、俠客を育てている学校‐俠隱閣に入学することに。

同級生と切磋琢磨していくうちに、芽生える友情、そして恋。
波乱万丈な学園生活の中で、主人公は自分の俠客としての道を選んでいきます。

ジャンルは、シミュレーションロールプレイングゲーム

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主人公は男女や立ち絵の選択が可能で、普段は育成システムで能力値をあげたり、選択肢で性格を確立していきます。

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また、同級生の育成も行えます。プレゼントを送ったり、遊びに誘ったりすると親密度が上がり、最終的には恋人にもなれるのだとか。(元時点ではまだ友人段階までしか解放されていません)

実際の戦闘については、ファイアーエムブレムを彷彿とさせるターン制バトルとなっています。各生徒たちが得意とする武術がそれぞれ違うので、いかに効率的に敵を倒すのか、戦略を思う存分練れる所も魅力です。

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まだ開発段階ですが、Steamにて学園生活2年目のストーリーまでが解放されています。一気にエンディングまで遊べないのは残念なのですが、先行体験版でもかなりのボリュームがありますよ!内容が追加されていくごとに値段が上がる(製品版に近づいていく)そうなので、興味のある方はぜひ、今のうちにお買い求めください!

最後に


いかがでしたか?今回は台湾発の魅力あるゲームを3つ紹介いたしました。
この中にもし、あなたの興味を惹くものがあればうれしく思います。

もちろん、今回紹介したもの以外でも、名作といえるような台湾発ゲームはまだまだ沢山あります。ぜひ発掘してみてくださいね!

次に投稿を担当するときは、90年代の台湾ゲームを紹介したいと考えています。ではみなさん、また次の機会に。

素敵なゲームライフを!


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