起業するタイミングって

自分は32歳で起業したわけでしたが、32歳で会社作ろうなんて微塵も思っていなくて、結果起業したのがこのタイミングでした。

いくつで起業するのが良いですか?とたまに聞かれたりしますが、自分がやりたいタイミングで良いんでない?と答えていますが、じっくり考えてみると、やっぱりタイミングは大事ですね。

今回はそんな起業のタイミングについて書きますね。

20代の起業と違って、30代の起業はどちらかというと色々背負っているものが多くて躊躇する人も多いのでは?

会社勤めなら、いろいろ仕事を任されるようになって仕事が面白くなってくる時期だし、プライベートでは、結婚したり、子どもができたりと何かとありますね。

自分が会社辞めて起業した時も、前の会社で営業部長を任されていたし、家はちょうど子どもが生まれる頃でした。

こんなタイミングで独立して大丈夫?

そんなタイミングでした。

でも、正直あまり不安はなくて、たんたんと起業したというのが本音です。

自分の場合は、以前からいつか自分で会社をやりたいと思っていましたが、そのきっかけがなくズルズルと仕事を続けていた感じでした。

そのタイミングがいつ来ても良いように、準備だけは入念にしていました。

もちろん会社の仕事もしっかりやりながらですよ。

自分はウェブメディア事業で起業したのですが、メディア自体は結構前から準備していました。会社終わってからや休みの日にサイトを作ったり、記事を書いたりしていました。

ギャンブルで起業できる状態ではなかったのもあります。

これは自分の性格も大いに関係しているのですが、自分は石橋を叩いても渡らないくらい慎重なので、昔から自分のことを知っている友人は自分が会社をやめて起業するとは思ってもみなかったとよく言われます。

ある程度、食べていける予想がついてはいましたが、本当にそれでずっと食べていけるのかなど、不安要素を挙げだすとなかなか踏ん切れないもんです。

そんな頃、東日本大震災がおき、親友ががんでなくなったりと色々あって、地元に戻る決断をしました。

地元でも仕事はできたかもしれませんが、地元に戻るなら、ずっとやりたいと思っていた起業をしてみようと思ったのが最終的な起業のきっかけです。

それで10年やってこれたので、単に運が良かったいうのが正直なところですが、なぜ生き残れたのかを考えると起業時に以下を考えていたからですかね。

・在職中に起業の準備をする

転職でもそうですが、勢いで会社をやめていいことなんてひとつもありません。お給料をいただきながら、起業の準備をしましょう。もし結婚しているなら、家族に社長をしてもらい法人を立ち上げるのもありです。ただ、やめる時に会社ともめないように今の会社の就業規則をやぶるようなことはしないように。

・サービスを試す

自分がやろうとしている事業をテストする機会は、何も本番である必要がありません。家族や友人にサービスのテスターになってもらいましょう。飲食店をやりたいなら、レンタルキッチンなどを借りてテストしてみます。サービスを試すと色々と足りない点もわかっていて、失敗する可能性もだいぶさげることができます。


・起業後の生活に必要な費用を出す

30代の起業は家族の賛同なしにはうまくいきません。最低限必要な生活資金がいくらなのかしっかり計算しておきましょう。自分はここをどんぶり勘定で行ったので、かなり苦労しましたw

逆に30代でも独身で実家暮らしなので、あまり生活にお金がかからないという人もいると思います。そういう人は思い切って自分のビジネスに邁進できるかもしれません。

起業後は売上から経費を抜いた金額が自分の稼ぎなので、その稼ぎでしっかり最低限必要な生活資金を捻出できるか考えましょう。

・お金を貯める

最初から大きな投資がいる事業は30代の起業にはあまりおすすめできません。なので、最初は自己資金で始めることになりますが、始めてから1年くらいは稼ぎがなくても生活できるくらいの資金があれば、家族も安心して挑戦させてくれるはず・・・

自分は半年くらいしか用意していなかったので、かなりしんどかったですが・・・

もし起業時にお金を借りようと思っているなら、自己資金がないと借り入れもできないので注意が必要です。

長々と書きましたが、30代の起業はギャンブルにするわけにはいかないので、しっかりと準備が整った時がタイミングです。

今は副業もだいぶメジャーになってきたので、会社にいながら準備がしやすい環境だとおもいます。

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