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今井町街並み散歩

5月21日14:30より日本を代表する重伝建で日本遺産の奈良県橿原市今井町にてミニライヴさせて頂きました。
今井町は日本最多の約500棟の伝統的建造物が現存する地区で狭路の為自動車の通行も少なく、最近電柱を地下に埋める作業を進み、往時に戻る事ができ、かつ近年開店した美味も楽しめる素敵な観光名所となっております。

今井町を代表する重要文化財今西家住宅では奥様の名調子の解説を聴くことができました。

信長と環濠越に争い、敗れたものの自治権が認められた、最古の家屋今西家住宅は"今"井の"西"を名乗る事を家康から認められた名家で、何と1650年の建設。信長から頂いた刀も伝わっております。昭和の改修の際に3本の梁の一本の交換を余儀なくされましたが、阪神大震災の際に無傷だったのはむしろ江戸期の2本だったそうです。

こちらも奥様の解説が楽しめる高木家住宅

最も東に所在する高木家住宅(重文)。こちらは江戸末期の建設で煙抜き屋根を持たず、現代のブラインドにも通じる窓が現存。現代設備に繋がる要素が多く残されている家屋です。現天皇陛下が休息された間も見せて頂けました。


かつて金物問屋を営んだ音村家

同じく重要文化財の音村家は当日フリーマーケット開催があり、無料で公開。17世紀後半の建物です。奥様は音楽教室を経営されています。

中橋家住宅のかつて米俵を置いたとされる場

中橋家住宅(重文)はかつて米彦を名乗った米屋で(俺は思わず"米"を"八木"と呼んでしまいましたが)、一つ竈から五竈への変遷や荷車が入り珍しい米俵を置いた間、また現代のオートロックに通じる鍵などを見る事が出来ました。奥様は「なかなか見学者も少なく…」と仰り、重文保存のご苦労感じました。

唯一の国有民家旧米谷家住宅

唯一の国有民家として国所有の旧米谷家住宅(重文)。こちらは米屋と思いきやかつての肥料商で縁側は伊右衛門のCMのロケにも使用されています。こちらは普段から公開されています。

現在も酒造業(上品寺屋)を営む河合家住宅

河合家住宅(重文)は現在も酒造業を営み当日は奥の納屋も公開されました。銘酒は「出世男」….これは購入せん訳にはいかんっしょ。ということでにごり酒の小瓶購入させて頂きました。酒粕アンパンは早くの売り切れ、酒粕ケーキも販売されていました。

改装を終えた称念寺本堂

町のほぼ中央に位置する浄土真宗本願寺派の称念寺は1877年明治天皇の大和行幸の際今井行在所として使用された名刹で、この寺を中心に町は発展したとされています。本堂は近世初頭の建築ながら重文指定。鐘楼と共に鼓楼が残る点からも格式がうかがわれます。
平素非公開の吉村家住宅(旧上田家)は無料公開。1805年建設の肥料商家です。

ライブさせていただいた中町生活広場

ライブは当日猛暑で、開催前に2時半散策をさせていただいたこともあり疲労の中でしたが、無事務めさせて頂きました。このような素晴らしい場で出演させて頂いた事を大変うれしく思っております。

大人気の茶行列の皆様と

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