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【開催中】朝日文庫「エッセイフェア2024」ラインナップを紹介します

 朝日文庫の「エッセイフェア2024」が3月上旬より順次、全国の一部書店にて開催されます。「もっと生きるのを愉しもう!」と題し、海外での暮らし、食べること、歳時記にまつわるものなど、頭と心にじんわりしみる魅力のあるエッセイを集めました! 共通のサーモンピンクの帯が目印です。店頭で見かけられたらお手に取ってみてください。
※紹介は著者名50音順です。

■伊藤比呂美『読み解き「般若心経」』

伊藤比呂美『読み解き「般若心経」』(朝日文庫)
伊藤比呂美『読み解き「般若心経」』(朝日文庫)

 死にゆく母、残される父の孤独、看取る娘の孤独。苦しみにみちた日々の生活から、向かい合うお経。般若心経、白骨、観音経、法句経、地蔵和讃。詩人の技を尽くしていきいきとわかりやすく柔らかい現代語に訳していく。

■茨木のり子『ハングルへの旅 新装版』

茨木のり子『ハングルへの旅 新装版』(朝日文庫)
茨木のり子『ハングルへの旅 新装版』(朝日文庫)

 ハングルを学ぶようになった動機、ともに学ぶ人びとのこと、日本のいち方言との類似点、ユーモラスな諺や表現の数々――。隣国語のおもしろさを、韓国への旅の思い出を交えて、繊細に綴った珠玉のエッセイ。

■内田洋子『イタリアの引き出し』

内田洋子『イタリアの引き出し』(朝日文庫)
内田洋子『イタリアの引き出し』(朝日文庫)

 近所の高校生たち、海辺の風景、贈り物のベゴニア、特製薄焼きパン……ミラノやヴェネツィアの街角で、バールで、散歩の途中で、著者が出合った鮮やかな一瞬一瞬を季節の彩りと共にスケッチした随筆60編。端的な文章で描かれた、多様な色と音の詰まった宝箱

■江國香織『物語のなかとそと』

江國香織『物語のなかとそと』(朝日文庫)
江國香織『物語のなかとそと』(朝日文庫)

 読むことと、書くことにあけくれて暮らす著者の日常は、現実を生きている時間より、物語のなかにいつ時間のほうがはるかにながい。散歩も、旅も、お風呂も、その延長のなかにある。

掌編小説と 全身で拾い集めた世界じゅうの瑣末なものものについて書かれた文章たち。著者の創作と生活の「秘密」がひもとかれる散文集。

■津村記久子『まぬけなこよみ』

津村記久子『まぬけなこよみ』(朝日文庫)
津村記久子『まぬけなこよみ』(朝日文庫)

 初詣の帰り道、正月の終わりを感じて絶望し、バンドTシャツを着て「これで自分になった」と思う。季節の言葉や風物詩にまつわる気持ちと思い出をほのぼのとつづる、まぬけな脱力系エッセイ集。クスリと笑いながらも季節の行事が待ち遠しくなる一冊!

■群ようこ『かるい生活』

群ようこ『かるい生活』(朝日文庫)
群ようこ『かるい生活』(朝日文庫)

 漢方やリンパマッサージで体を軽くし、また着物や本、服などいらないものを一挙に手放し、余計な人間関係・しがらみも捨てる──。還暦を過ぎて様々な変化を経験し、たどり着いた境地とは。心身共に健康的になっていく日々をつづる爽快エッセイ!

■ヤマザキマリ『ヤマザキマリのリスボン日記』

ヤマザキマリ『ヤマザキマリのリスボン日記』(朝日文庫)
ヤマザキマリ『ヤマザキマリのリスボン日記』(朝日文庫)

 創作の泉はポルトガル・リスボンにあった! イタリア人姑との攻防、運送業者との果てなき戦い、日本の風呂への渇望……。『テルマエ・ロマエ』原作者がヨーロッパの果てから綴る、苦悶と喜びあふれた4年間のモーレツ日記。

■よしもとばなな『ごはんのことばかり100話とちょっと』

よしもとばなな『ごはんのことばかり100話とちょっと』(朝日文庫)
よしもとばなな『ごはんのことばかり100話とちょっと』(朝日文庫)

 ふつうの家庭料理がいちばんおいしい!日々のごはん、行きつけのお店の味と雰囲気、ごはんを共にする大事な家族や友人とのふれあい……食いしん坊の著者のまるごと食エッセイ。料理レシピと文庫書き下ろしの「おまけの1話」つき。

書店でお待ちしております!






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