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【おせちを作る】「栗きんとん」のコツ。さつまいもは温かいうちに裏ごしを
自分好みの味に出合うのが難しい「甘い系」おせち。黒豆とともに、その代表格と言えるのが栗きんとん。おいしい栗きんとんをたっぷり食べたいのに、市販のおせちにはほんの一口しか入ってない!と不満に思っている人も多いのではないか。
栗きんとんは、黄金色の輝く財宝に例えて、商売繁盛、金運をもたらすという意味が込められたおせち。加えて、栗は「勝ち栗」といって縁起もいい。ロングセラー『喜ばれるおせち料理とごちそうレシピ』(2014年11月刊)から、監修の牛尾理恵さんによる、基本の栗きんとんとかわり栗きんとん、2種のレシピを紹介したい。
![牛尾理恵監修『喜ばれるおせち料理とごちそうレシピ』(朝日新聞出版)](https://assets.st-note.com/img/1701073348518-Xe3Ag5QHak.jpg?width=800)
【基本の栗きんとん】
◇材料(作りやすい分量)
さつまいも 2本(正味500グラム)
くちなしの実 1個
栗の甘露煮 15粒
砂糖 100グラム
甘露煮シロップ 1/2カップ
みりん 大さじ3
塩 少々
◇おすすめ調理日:12月30日
◇保存期間:冷蔵庫で約1週間
◇賞味期間:1月6日ころまで
◇作り方
(1)さつまいもを3~4センチ幅の輪切りにし、皮を厚めにむいて水にさらす
![](https://assets.st-note.com/img/1701073392720-OQ6Ck2Z40g.jpg)
(2)包丁の腹でくちなしの実を砕き、お茶用パックなどに入れる
![](https://assets.st-note.com/img/1701073400413-UA80h9htkY.jpg)
(3)(1)のさつまいもを鍋に入れ、(2)とかぶるくらいの水を加えて強火にかける。ひと煮立ちしたら中火にして10分ほどゆでる。竹串を刺してみてスッと通ればOK
![](https://assets.st-note.com/img/1701073411557-2hgMfPjAaP.jpg)
(4)くちなしを取り除き、ザルにあげて水けをきったらすぐに裏ごしする。温かいうちに裏ごしするのがコツ
![](https://assets.st-note.com/img/1701073420113-wdwFKgXmhX.jpg)
(5)鍋に(4)を入れて弱火にかけ、分量の砂糖、甘露煮シロップ、みりん、塩を合わせた調味液を2~3回に分けて加えながら、木べらなどで混ぜる。よく混ぜるほどツヤが出てくる。フードプロセッサーに入れて一気に撹拌するとラク
![](https://assets.st-note.com/img/1701073752426-wOjRYfSySG.jpg?width=800)
(6)なめらかになったら栗の甘露煮を加え、バットなどに移して粗熱をとる
![](https://assets.st-note.com/img/1701073542102-KCFwfkdpAl.jpg)
栗きんとんは保存容器に入れて冷蔵庫へ。1週間は保存できる。蓋につきやすいので、ラップをしてから蓋を閉めるのも忘れずに。
![](https://assets.st-note.com/img/1701073534676-xicCdufkku.jpg?width=800)
【さつまいもとりんごのきんとん】
![](https://assets.st-note.com/img/1701073671089-YvQycgZ0s4.jpg)
◇材料(作りやすい分量)
さつまいも 1本(正味250グラム)
りんご 1個
砂糖 50グラム
シナモンスティック 1本
白ワイン 50ミリリットル
◇作り方
(1)さつまいもは輪切りにしてから皮をむく。水にさらしてアクを抜き、蒸気が上がった蒸し器で10分ほど蒸す
(2)りんごは皮、種を取り除き、ひと口大に切る
(3)(2)と分量の砂糖、シナモンスティック、白ワインを鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えたら、落とし蓋をして10分ほど、煮汁が半分程度になるまで煮る
(4)(1)に(3)の煮汁を少しずつ加えながらなめらかになるまで練り合わせる。フードプロセッサーに入れて一気に撹拌してもいい
(5)(4)に(3)の煮りんごを加えて混ぜ合わせる
(レシピ:牛尾理恵/写真:松島均/構成:生活・文化編集部)