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地域取材をしてみたい人へのアドバイス

こんにちは!
みなさんは「地域取材」に興味はありますか?

取材する地域を決め、その地に関係の深いお相手から話を聞き、一つの記事にまとめあげる。
言葉で聞くだけでも、なかなか難しそうですよね。

今回は「地域取材に興味はあるけど、どうやってやるんだろう?」と思っている初心者インタビュアーさんへ贈りたい、ちょっとしたアドバイスをまとめました。

1.自己紹介と取材の意図をまとめる

まずはここから。
自分は何者で、何のために地域取材をするのか、どんな記事を書きたいのか。
アポイントを取る時に、自分の意思をお相手に説明できるよう、気持ちを紙に書き出してみてください。

「取材」はお相手の時間をいただき、貴重なお話を聞かせていただく場です。

「セミナーの課題でやらなきゃいけなくて」「仕事でやむを得ず」といった雰囲気が前面に出てしまうと、お相手も「なぜあなたの課題のために?」と思ってしまうかもしれません。

「◯◯な記事を書きたいから、ぜひあなたにお話を聞きたいんです」というお相手への気持ちを、アポイント取りの時にきちんと伝えましょう。

ファーストコンタクトの印象は、成果物のできを大きく左右します。

2.段取りは無理なく明確に

取材に関する全体の流れと、お相手の時間をいただくタイミングを明確にしましょう。
事前準備や、記事の確認など、細かい内容でもお相手の時間を使うことになります。

最低でも下記は明確にお伝えし、日程に無理がないかご相談してください。

①取材希望日
②取材にかかる所要時間
③事前に質問を送る日
④1回目の記事確認依頼日、納期
⑤2回目の記事確認依頼日、納期
⑥写真を送付いただきたい日

お相手もきっと、取材を受ける以上はそれなりに準備をしてくださるはずです。

明確にできる点はできるだけクリアにしましょう。

3.質問内容、撮りたい写真は事前に連絡

書きたい記事の方向性や質問事項はできるだけ、事前にお伝えしておいた方がベター。

慣れるまでは難しいですが、お相手も当日いきなり質問されるよりも、事前に少しでも内容が分かっていた方が心の準備ができます。

また、当日撮りたい写真もざっくりで構わないのでお伝えしておくといいと思います。
「写真撮ると思わなかったから、そこはお掃除してなかった!恥ずかしいから撮影NG!」となると悲しいですからね。

事前の連絡がバッチリ決まり、「◯◯の記事と聞いたから、この場所の写真はどうかな?」とお相手から提案いただけると最高ですね。

4.会話を楽しむ気持ちを忘れずに

「今聞いてる話を上手にまとめて、きれいに記事を書かなきゃ!」と思いながら取材をすると、会話中に変な間が生まれて、話が盛り上がらなくなる可能性があります。

用意していた質問を必ず聞き、取材内容の録音を忘れないようにすれば後で記事にまとめられます。

取材中は相手の目を見て相槌を打ちながら、お話を聞ける時間を楽しんでください。

5.文章に変換する時、お相手のニュアンスはきちんと残す

地域取材は、その場所への愛がある方にお話を聞く場です。
事前準備をきちんと行い、マナーを守り、お相手の大切な場所に土足で踏み込まないようにしましょう。

また、書きたい記事を作り上げるために、お相手の発言のニュアンスを変えてしまうのもNGです。

お話してくださったことは忠実に、文章に換えるようにしましょう。

経験が肝な取材記事

今回は、地域取材に関する注意点を5つピックアップしました。

これらは私が実際にインタビューを行ってみて気づいた反省が大半です。
とにかく基本のマナーを守り、事前に連絡を丁寧にしたらあとは実践経験だと思います。

基本に忠実に、何度も繰り返し取材にチャレンジし、自分なりの段取りの型を探ってみてください!

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