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あさはたシネマ

あさはた緑地でSDGs

あさはた緑地では、毎年4月に「アースデイあさはた」を開催しています。「アースデイ」とは、アースデイは50年前に誕生した「地球の日」です。50年前に予測された、地球の成長の限界。今では、単なる地球の自然環境が限界を迎えているだけではなく、人々や国家間の格差拡大、労働問題など、本当に地球上の社会システム全体が限界を迎えています。そんな世界を、より良くするために作られたのが、「持続可能な開発目標=SDGs(Sustainable Development Goals)」です。2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されました。

あさはた緑地のコンセプトは、「未来につながる緑のあそび場」です。
最近よく耳にするようになった、SDGs(Sustainable Development Goals)は、持続可能な開発目標の略で、この世界を「未来につながる・つなげていくため」の目標です。国際的な目標ですが、身近な公園でも取り組むことができます。
あさはた緑地のセンター長木下は、しずおかSDGsネットワークの代表でもあり、地域レベルでのSDGsの取組促進などを行っています。そうした背景の下で、スタッフがSDGsにつながると感じている日々の取り組みや、公園のあれこれについて紹介します。

【木下聡 プロフィール】

一般企業に5年間勤務した後、青年海外協力隊に参加し、
モンゴルで環境教育隊員として2年間活動。
帰国後、国際協力NGO難民を助ける会(AAR Japa)に入職し、
東日本大震災の被災地支援やミャンマーの障がい者支援事業等を担当。
また、企業との連携を1年半にわたり担当。
2018年夏にAAR Japanを退職してからは主夫として子育てをしながら、フリーランスファンドレイザーとして静岡を拠点にNPO支援やSDGs普及活動などを展開。
2021年4月からは静岡市内の緑地公園「あさはた緑地」の指定管理者として、公共空間の管理運営を通じたSDGsの取り組み、持続可能な地域づくりを模索中。

目標1 貧困をなくそう

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センターハウスの部屋などを使って、生活に困っている人に食べ物を配ったり、相談に乗ったりする取り組みに協力しています。「困った時はお互い様」です。

【取り組み・できること】
あさはた緑地では、 Single Parent 101(シングル ペアレント ワンオーワン)さんの 食料配布会の際に 場をお貸しするという形で、 活動の応援をさせていただいています。 日本のひとり親世帯(とくに母親のみの場合)の相対的貧困率は先進国で最悪のレベルとされています。 食料配布会は、そんな生活に困っている方を支えるための場です。 SDGsは全てのゴールが繋がっているとされており、同時進行で解決していく必要があるとされています。日本のひとり親世帯の貧困という課題は、根本にはゴール5のジェンダーの課題があると考えられています。 Single Parent 101(シングル ペアレント ワンオーワン)さんのホームページでは、日本の現状も分かりやすく解説されています。また、寄付募集もされています(https://www.single-mama.com/donation/)。
困ったときはお互い様。 支え合っていきましょう。

目標2 飢餓をゼロに

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自分たちが食べるものをどのように作るか。それは私たちの体や地球にとって、とても大切なテーマです。農園エリアで農業について触れて考えてみよう。

【取り組み・できること】
あさはた緑地には、農園エリアがあります。
麻機地域の特産である、れんこんの収穫体験ができるれんこん畑や
麻機地区社会福祉推進協議会の皆さんが管理されている田んぼがあります。
社協さんの田んぼは、無肥料・無農薬!夏場は、せっせと草刈りをして汗水流して、稲の成長を見守りました。とんぼの赤ちゃん・ヤゴも安心してたくさん来ていましたよ。
また、4月からは分区園で新しいことが始まります!題して、「みんなでつくろうあさはた農園」。自然農法を学びながら、分区園で自分の野菜を育てることができます。詳しくは、こちらをご覧ください。https://note.com/asahata_gp/n/nc0c5f16f58b5

世界には、明日食べるものもなく困っている人が世界人口の9人に1人もいると言われています。(参考:https://sdgs-support.or.jp/journal/goal_02/
その反面、日本などの先進国では、食品ロスという、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品がたくさんあります。
私たちが食べるものが、どのように作られているかを知ることは、
地球に住むみんなの食べるもののことを考える第1歩です。

目標3 すべての人に健康と福祉を

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広場や遊具で思いっきり遊べばからだも元気になるし、自然の緑に囲まれてゆったり過ごせば心も元気になりますよ。心もからだも健康になろう。

【取り組み・できること】

あさはた緑地は、広~い原っぱでボール遊びをしたり、縄跳びをしたり、それから鳥の鳴き声を聞きながら園路をお散歩することができます。4月からは小川エリアに木道も出来て、散歩コースのバリエーションが増えますよ。また、センターハウスにある貸しスペース(貸し会議室)では、利用者の方がヨガやダンスの教室や、音楽活動を行っています。緑あふれるこの公園で、みんなと体を動かしたり、ぼーっと物思いにふけってリラックスしてみたり… 心もからだも健康になれそうですね!

世界には、生まれてすぐに命を失う赤ちゃんや、お産で命を失うお母さん、エイズや結核、マラリアなどの伝染病で命を失う人々がまだまだたくさんいます。
(参考:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/3-health/
また、日本では、国民健康保険や年金、これまで生活困窮者の生活や医療アクセスを支えてきた生活保護制度なども行き詰まりが見られます。
あさはた緑地で、体を動かしたりリラックスしたりすることで、自分の健康を気遣うことは気軽にできます。自分の心とからだを健康に保つことで、社会課題にもみんなで立ち向かうことができるかもしれません 。

目標4 質の高い教育をみんなに

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センターハウスではあさはた緑地の公園だけでなく、もっと広い麻機遊水地の草花や生きもののこと、麻機の地域のことやSDGsのことなども勉強できるよ。

【取り組み・できること】
あさはた緑地内に建っている建物…皆さん入ったことはありますか?
そこは、センターハウスです。ここでは、あさはた緑地の公園だけではなく、麻機遊水地の草花や生き物のことが知れる「あさはた緑地クイズ」や、遊水地の周辺に棲む生きものを展示している「ミニ水族館」、麻機地域のことやSDGsのことを学べるコーナーがあります。また、あさはたシネマや、麻機歴史講座を定期的に開催予定です。
学校では教えてもらえないようなことも、ここでは学べちゃうかもしれません(^▽^)/センターハウスは、9:00~17:00まで、どなたでもご利用いただけます。遊びに来たついでに、ちょっとした知識を入れてみてはいかがですか?
そして、ぜひ新しい発見や学びを周りの方に伝えてみてください。

教育をみんなにと聞くと、世界の学校に通えない子供たちのことを想像するかと思います(参考:https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-4.html)。
しかし、目標4では、国が補償すべき基礎教育の定義が幼児教育から高校までの保証を目指すとされており、実は日本でも達成されていない点が多くあります。
待機児童が多く保育園に通えない子供たちや
(参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000840529.pdf)、
経済的な理由や家庭の理由(参考:https://www.mhlw.go.jp/young-carer/
で高校に通い続けることが難しい子供たちがいます。

目標5 ジェンダー平等を実現しよう

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遊びや学びに男の子か女の子かは関係ありません。性別に関わらず、のびのびと公園を楽しんでください。そして、園内では毎日男性スタッフ、女性スタッフ両方が働いています。

【取り組み・できること】
育児や介護は、女の人がやること、家計を支えるのは、男の人がやること…世の中には、意外と多くの性別役割分担に基づく固定観念というものが根強くあるようです。あさはた緑地では、男性スタッフも女性スタッフも、重いものを持つし、掃除をするし…どんなことも協力しながら働いています。

「ジェンダー・ギャップ指数」をご存じですか?世界経済フォーラム(WEF)が2005年から毎年発表している各国の男女格差を示す指数(GGI)のことで、男女平等格差指数ともいわれています。「経済」「政治」「健康」「教育」の4つの分野のデータから作成されています。日本は、「経済」と「政治」におけるスコアが世界の国々に比べて低くなっています。(参考:https://onl.bz/5uWCu3e
ジェンダー平等という言葉をよく聞くようになりましたが、今の暮らし方や、働き方をすべて早急に変えることは正直難しいです。例えば、あさはた緑地の所長を明日から女性にしようとか、スタッフの人数が女性に偏っているから、今月中に男性職員を3人増やそうとか…すぐに対応できるものではありませんよね。
だから、まずは、遊ぶということを通して、身近で楽しく少しずつ!固定観念を取っ払っていきませんか?
例えば、あさはた緑地のスタッフ、むらかなは、サッカーは男の子がするものだって思っていました。小学校のクラブに男の子のクラブしかなかったから!でも、わたしも本当はサッカーがしたかったんだ! 
さぁ!どんな遊びも、目一杯遊ぼう!!

目標6 安全な水とトイレを世界中に

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公園内には小川や池がたくさんあります。水の中や水の近くに棲む生き物、植物を観察してみよう(※水の中には入らないでね)。また、近くを流れる巴川の水がどこから来て、どこへ流れていくか考えてみよう。


【取り組み・できること】
あさはた緑地は、麻機遊水地という水がたくさん流れ込む場所のの一部です。
なので、公園内にも小川や池がたくさんありますし、湧水も複数個所から出ています。公園のわきには巴川が流れています。
巴川の水はどこからきて、どこへ流れていくのでしょうか?
水の中や水の近くにはどんな生き物や植物が棲んでいるでしょうか?
あさはた緑地の水をたどって、水の中をのぞいて 、周りの水環境について、ぜひ考えてみてください。

1970年から2015年までの間に、自然湿地が35%も縮小したと言われています。
また、世界には、20億人もの人が、安全に管理された飲料水を利用できていません。 

(参考資料:https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_act01_03.html
私たち人間を含め、生きているものはすべて、きれいな水環境がなければ生きていけません。
周りの水環境を大切にし、きれいに保つことは、大事なことですね。

目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

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公園内ではどんなところに電気が使われているかな?それがなくなるとどんなことに困るかな?その電気はどこでどのように作られてるんだろう?考えてみよう。

【取り組み・できること】
あさはた緑地の公園内には、いくつの外灯があるでしょうか?
答えは、35基です。センターハウスの中にも電気があることを考えると、もっとたくさんの電気があります。あさはた緑地では、快適に過ごせる範囲で、必要のない電気は消すことを心がけています(もし、暗いな…。寒いな…。と感じることがありましたら、遠慮なくスタッフまでお申し付けください)。小さなことでも、積み重ねれば大きなことになりますね。

私たちは、電気だけでなく、たくさんのエネルギーを使っていますが、そのエネルギーがどこでどのように作られているか、知っていますか?
日本では、主に火力発電によってエネルギーが作られています。
しかし、他にも原子力発電や水力発電などなど
調べてみると意外と多くの方法でエネルギーが作られていることがわかります。
あさはた緑地では、エネルギーが作られる過程の環境負荷などを考え、再生可能エネルギーへの切り替えを検討しています。
自分が使うエネルギーを自由に選ぶことができる時代になりました。
ぜひ、みなさんも自分が使っているエネルギーについて考えてみてください。
(参考:https://power-shift.org/

目標8 働きがいも経済成長も

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スタッフの多くが他の仕事や家事をしながら働いていて、それぞれの生活のスタイルに合わせて仕事をしています。スタッフに公園で働く楽しさを聞いてみよう。

【取り組み・できること】
あさはた緑地のスタッフは、みんなとっても楽しく和気あいあいと、やりがいを感じながら日々の公園業務を行っています。
例えば、スタッフの1人である、むらかなのやりがいは、「大好きな植物や生き物たちのことが学べ、それを子供たちに伝えることができること」「公園を利用してくださる方とお話しできること・笑顔が見られること」「たくさんの人のつながりの一部になれること」。
もっともっと笑顔があふれ、よりよい公園にするにはどうしたらよいのかを考えながら仕事ができる毎日はとても充実していると感じます。
ぜひ、他のスタッフにも公園で働く楽しさを聞いてみてくださいね。

また、あさはた緑地では、
特別支援学校の生徒さんが、職業訓練の一環で清掃活動を行っていたり、
あさはた緑地マーケットという麻機地域で作られた野菜や工芸品を販売していただく場を設けることで地域振興・産品販促につなげていけないかと試行錯誤していたりします。
全ての人々が生産的で働きがいのある人間らしい働き方ができるようにしていきたいですね。

自分たちの働きがいも大事ですが、誰かがひどい労働環境で働かされて作った商品を買わないように心がけることも大事な視点です。
例えば消費者庁が行った令和3年度「サステナブルファッションに関する消費者意識調査」によれば、対象となった全国の15歳〜69歳の男女2000人のうち、衣類を購入するときに「環境や人・社会に配慮した製法や素材を使っているかどうか」を選択した人の割合はわずか1.7%という結果でした。(※「価格」や「デザイン」など8項目から最大3つ選べる形式)
サステナブルファッションに関心のある方はぜひ4月15日・16日開催予定のあさはたシネマ「ザ・トゥルー・コスト」をみに来てください!

令和3年度「サステナブルファッションに関する消費者意識調査」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/investigation/assets/consumer_education_cms202_211013_01.pdf

目標9 産業と技術革新の基礎を作ろう

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「遊水地」という場所には、大雨で家が流されたりしないために水をためる役目があります。まちには大雨などの自然災害で困る人を減らすための技術や仕組みが必要です。

【取り組み・できること】
あさはた緑地は、麻機遊水地という大きな遊水地の一部にある公園です。
遊水地とは、大雨で家が流されたりしないように、河川が急激に増水した際に上流部で水をためてくれる場所のことです。
麻機遊水地は1974年の七夕豪雨をきっかけに作られました。今では、大雨が降っても、この遊水地にたくさんの水が流れ込み、ためてくれるので、私たちの暮らしは守られているのです。

(参考:https://www.env.go.jp/nature/saisei/kyougi/asahata/case.html

この他にも、私たちの暮らしを守り、社会活動を支えるために、まちにはたくさんの技術や仕組みが使われています。
世界では、農村インフラ(農道、ため池など)の整備が進んでいない、という問題のために貧困に苦しんでいる人が大勢います。

(参考:http://coreroad.org/#What%20is%20CORE?

それぞれのまちにこの基盤があるからこそ、地域の特性を生かした産業の活性化や、生産性の向上、人々の所得の向上、健康の促進、教育機会の拡大につながっていくんですね。

目標10 人や国の不平等をなくそう

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公園内のほとんどの場所が段差なく移動できるようになっていて、いろんな人が使えるトイレもあります。どんな人にも過ごしやすい公園にするには他にはどんな工夫ができるかな。

【取り組み・できること】
目標10は、主に差別や不平等に焦点を当てた目標となっています。さて、公園ができることは何でしょう。具体的な目標のためということではなく、公共スペースのあるべき形として私たちは来園される方々が平等に利用できる空間を目指しています。

例えば、あさはた緑地には、多くの人が気持ちよく同じ場を共有できる工夫がたくさんあります。“インクルーシブ遊具”と呼ばれる、様々な違いを持ったすべての子どもたちが、同じ楽しさを味わえるようにと考えられた遊具(参考:https://townscape.kotobuki.co.jp/inclusive/about/)や、車いすの方も一緒に机を囲むことができるように考えられた“あずまや”があります。案内板には英語も併記されています。貸し出し用の車いすも1台ございますので、是非お気軽にお声がけ下さい。

どんな人も過ごしやすい公園とは、どんな公園なのでしょう。皆さんのご意見を聞きながらより多くの人が気軽にそして快適に利用していただける公園にしていきたいと思います。
国内にも各国間にも差別や不平等があります。
(参考:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/10-inequalities/
身近なところから、それをなくしていくことが他の誰かの幸せにつながる気がします。

目標11 住み続けられるまちづくりを

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まちの中にみんなが来やすい公園や緑地があることは大事なことです。お互いにゆずりあいながら、みんなが安心して笑顔になれる、来やすい公園にしよう。

【取り組み・できること】
麻機遊水地は、私たちの暮らしを災害から守るために作られた、静岡に住む人たちが住み続けられるようにするための街づくりの一つです。そして、麻機遊水地の中にできたあさはた緑地は、大雨が降った際の防災機能だけでなく、日常的に近くに住む人々が集える公園になりました。住み続けられるということは、安心して笑顔になれる場所があることも重要な要素です。

目標11には、人間らしい生活とは、量ではなく質でこそ図られるという意味が込められています。私たちの生活はお互いに支え合うことでできています。何かあった時に、支え合って乗り越えることができる、そんな強くしなやかな人間関係を築きたいですね。
あさはた緑地は、ここに来れば誰かいる、そんなほっとするような温かい公園でもありたいです。
あさはた緑地でたくさんの友達を作って、もっともっと笑顔あふれる公園にしよう!

目標12 つくる責任つかう責任

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センターハウスには水をくめる場所や駄菓子屋さんがあります。マイバッグやマイボトルを持って遊びに来てください。なるべくゴミの出ない生活を目指そう。

【取り組み・できること】
必要な物をすべて手作りしているという人よりも、買って使っている人がほとんどだと思います。私たちが手にしたモノは、どのように作られているのでしょうか?私たちはモノをたくさん作ったり、使ったり、捨てたりすることで、知らないうちに地球環境に負荷を与えています。

(参考:https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/4687.html

 最近では、使い捨てのビニール袋ではなく、マイバックが当たり前になってきましたね。センターハウスの小さな駄菓子屋さんもマイバックを推奨しています。持っていない方には、コピー用紙で包んでもらっています。素敵な絵を描いて包めば、中身がなくなってもそれは立派なアートだ!自分のアイディア次第でいろんな包み方ができるのも、わくわくしますね。
また、センターハウスには、ウォータースタンドも設置しています。マイボトルを持ってきてぜひご利用ください。

目標13 気候変動に具体的な対策を

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地球があたたかくなっていくと、雨がたくさん降るようになって、あさはた緑地で遊べない日が多くなっちゃうかも。みんなで地球があたたかくならないようにできることを考えよう。

【取り組み・できること】
4月16日、17日はあさはた緑地でアースデイあさはたが開催されます。アースデイとは、「地球の日」。地球環境のことを考える日のことです。
本来、アースデイとは、全世界共通で4月22日とされています。1970年に、「父の日」や「母の日」と同じように、何でもない日を“地球を考える日”=「アースデイ」としたのです。
(参考:https://www.earthday-tokyo.org/about
こうして、50年前からアースデイが行われていますが、気候変動は進み続け、20年前に比べ大規模な自然災害発生件数は、約1.7倍も増えてしまいました。
(参考:https://www.jica.go.jp/aboutoda/find_the_link/part2/sdgs.html
これにより、家を失ったり、食物を育てることができなかったり、人間の暮らしに影響が出ています。毎日の生活スタイルを見直していかなければ、未来の私たちの暮らしも危ないかもしれませんね。
生活スタイルを見直すためにも、まずは4月16日、17日のアースデイあさはたに参加しませんか?
この日は、あさはた緑地で、一緒に地球のことを考えよう!
地球が温かくならないような、生活の仕方は?買い物の仕方は?…そんないろんな情報が得られる2日間にしたいと思っています。

目標14 海の豊かさを守ろう

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海にはたくさんのプラスチックのゴミが浮かんでいて、魚よりも多くなりそうなんだって。身の回りのプラスチック、減らせるかな?

【取り組み・できること】
静岡には、漁港がたくさんあり、海の幸に恵まれています。しかし、その海が私たち人間の生活によって豊かではなくなってきていることを知っていますか?必要以上にお魚を捕まえたり、ゴミを大量に排出していたり…。海の生きものたちは、とても幸せとは言えない状態です。麻機遊水地は、水をため込む場所ですが、その水はやがては海へと流れていきます。つまり、あさはた緑地の環境も海に関係してくるということです。
あさはた緑地では、麻機遊水地で例年行われている(ここ数年はコロナの影響で中止)クリーン作戦に合わせて、5月21日(土)に、環境教育人形劇「くじらの9ちゃん」の公演を行う予定です。詳細は、またアップしますのでお楽しみに…♡

スーパー等で、MSCやASCという認証マークを見たことはありますか?
(参考:https://jsl.life/
ASC認証とは、環境に大きな負担をかけず、労働者と地域社会にも配慮した養殖水産業に対する国際的な認証です。普段、ちょっと気にして買い物をすることで、持続可能な市場になっていくのだと思います。

目標15 陸の豊かさも守ろう

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あさはた緑地の緑には何種類の緑があるでしょう?同じような草でも大きさや形も違います。いろんな草や木があるといろんな生き物やいろんな鳥がやってくるよ。探してみよう。

【取り組み・できること】
麻機遊水地には、遊水地という機能があるからこそ棲むことができる植物や生き物がたくさんいます。そんな、あさはた緑地の自然の魅力や楽しみ方がわかる、環境教育講座やイベントを随時開催しています。
昨年大好評だった、環境教育イベント「めざせ!あさはたマスター‼」は今年もたくさんの方にご応募いただきました。ご応募いただいた皆様ありがとうございました。当選したみんな!あさはたマスターを目指して、1年間一緒に頑張っていこうね!
また、今年度は、「のりちゃんとむらかなの自然遊び教室」のほかに、麻機ウェットランドクラブさんと共催の「あさはたおさんぽ観察会」が開催されます。
4月3日(日)に開催した「あさはたおさんぽ観察会~お散歩しながら野の花でお弁当を作ろう~」は、あいにくのお天気でしたが、雨の中の緑地も楽しめましたよ。素敵なお弁当がたくさん出来上がりました。今後のイベントについては、あさはた緑地のホームページやSNSで随時発信します。大人も子供も楽しめるので、ぜひ親子でご参加ください。

目標14では、海の生きものたちを守るための買い物のヒントとなる認証マークをお伝えしましたが、陸の生きものたちを守るための認証マークであるFSC、熱帯雨林の生きものたちを守る認証マークRAINFOREST ALLIANCEもぜひ探してみてください。
(参考:https://jsl.life/about/faq/

目標16 平和と公正をすべての人に

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ほかの人がおっかないと思うことや、人や公園内のものをキズつけるようなことはしないでね。みんな仲良く、ケンカせずに楽しんでね。まずは、みんな笑顔であいさつをしよう。

【取り組み・できること】
当たり前と思うようなことかもしれませんが、あさはた緑地で働くスタッフは、“笑顔で挨拶・声がけ”を心がけています。気軽に話しかけてもらえるようなスタッフでありたいと思います。
公園を利用している人たちはみんな友達。思いやりの心をもって、同じ場にいるみんなや、使っている遊具や道具をキズつけることはしないでね。まずは、みんな笑顔であいさつしよう。

今、ウクライナではロシアからの攻撃から逃れて、3月末までに400万人以上の人々が国外に移る難民となっています。

(参考UNHCR:https://www.unhcr.org/jp/46399-pr-220406.html

住む場所を追われ、食料だけでなく、医療や教育なども満足に受けられなくなります。一度平和が崩れてしまうと、これまで紹介してきた全ての目標について大きな負の影響が出てまうのです。持続可能な世界を作るための土台として「平和」は欠かすことができません。

私たちあさはた緑地管理事務所では、少しでも何かできることはないか考えウクライナ難民を支援する募金をセンターハウスで行なっています。
募金箱の脇には寄付先であるAAR Japan[難民を助ける会]のパンフレットや
支援活動紹介を紹介する資料もありますので、ぜひご覧になってみてください。
(参考:https://aarjapan.gr.jp/

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

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遊んでいるみんなもこの公園をつくるなかまです。自分も他のなかま(公園に来てる人たち)も一緒に笑顔になれる遊び方、過ごし方をして、みんなで良い公園にしよう。

【取り組み・できること】
笑顔であいさつができたら、今度は、手を取り合おう。
困っている人がいたら手を差し伸べ、気に食わないことがあったらちょっと立ち止まって、相手と対話をしてみよう。私たちはできる限り、多くの人のやりたいを叶え、できることが多い公園を目指しています。みんなが一緒に笑顔になれる遊び方、過ごし方をして、みんなで良い公園にしていきたいと思います。

地球に住むみんなが幸せであるためには、みんなが手を取り合って協力していくことが必要です。あさはた緑地も、自治会や地域のNPO、学校、福祉施設など様々な方々の協力をいただき、そのパートナーシップで運営されています。
身近な人と手を取り合うことから始めて、多くの人が笑顔でいられる社会を作っていきたいですね。

静岡にはSDGsを基に、人々のつながりの輪を広めるための地域指標「まぁるいしずおか」があります。ぜひ、自分でできるアクションから始めてみてはいかがでしょうか?
(参考:https://ls-shizuoka.jp/


あさはたシネマとは

あさはた緑地センターハウスでは、毎月1本、映画を上映しています。

【完成】_チラシ

新型コロナウィルスの感染拡大状況によっては、上映を中止させていただく場合がございます。ご了承ください。

また、上映期間中のいずれかの日にセンター長木下による「SDGs基礎講座」を、さらに不定期で「ゲストスピーカーデイ」も開催します✎このページをチェックして、ぜひ見に来てください(^▽^)/

SDGs講座とゲストスピーカーDAY

GSD+SDGs講座 (3)

※「あさはたシネマ」の日程は、予告なく変更する可能性があります。3か月前に確定いたします。


【9月】ザ・ニュー・ブリード

時間:80分 製作年:2020年 監督:ピート・ウィリアムズ

9月

【ザ・ニュー・ブリード】
貧困、不平等、そして環境破壊といった社会課題をビジネスの手法で解決しようとチャレンジしている社会起業家たちがいる。映画『ザ・ニュー・ブリード』は、アメリカで勢い盛んな社会起業家たちを捉えたドキュメンタリーだ。この映画には3人の魅力的なミレニアル世代が、どのように事業を立ち上げたのかを描いている。
カリフォルニア州コスタメサを拠点とするアパレル企業、ノウンサプライの共同設立者であるコールは、ウガンダとペルーの女性たちに教育、指導、安定した収入を与えることで、貧困から抜け出す力を与えている。ルイジアナ州ニューオーリンズを拠点とするボンフォークの創設者であるジャンナは、販売する靴下が1足売れるごとに必要としている人に靴下を1足寄付している。そして、カリフォルニア州ベンチュラにあるプラスチックリサイクル会社ブレオの共同設立者であるベン、デイヴィッド、ケビンは、チリ沖で廃棄された漁網を回収し、スケートボード、サーフボードのフィン、サングラスなどの機能的な新製品に生まれ変わらせている。社会起業は、ミレニアル世代にとって有力なキャリアの選択肢となっている。

映画には、コメディアン、ミュージシャン、学者が登場し、社会起業家ムーブメントを多角的な視点で浮き彫りにし、植民地主義、不平等、貧困の歴史などを、楽しげで分かりやすい方法で伝える。この映画自体が社会事業であり、映画の収益は世界中の恵まれない環境にある若い映画制作者の映画機材やトレーニングに使われる。
予告:https://youtu.be/F0_70LwAmxQ

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日時 : 9月2日(金)、3日(土)、4日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【10月】0円キッチン

時間:81分 製作年:2015年 監督:ダーヴィド・グロス、ゲオルク・ミッシュ

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【0円キッチン】
世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されている。その重さは世界で毎年13億トン。「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた食材救出人のダーヴィド。植物油で走れるように自ら改造した車に、ゴミ箱でつくった特製キッチンを取り付け、ヨーロッパ5カ国の旅へ出発。各地で食材の無駄をなくすべく、ユニークでおいしく楽しい取り組みをしている人々に出会いながら、食の現在と未来を照らし出していくエンターテイメント・ロードムービー。
予告:https://youtu.be/745ys3ZmRgQ

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日時 : 10月7日(金)、8日(土)、9日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【11月】ジェンダー・マリアージュ

時間:112分 製作年:2013年 監督:ベン・コトナー、ライアン・ホワイト

11月

【ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~】
同性婚が合法とされていたアメリカ・カリフォルニア州で、2008年11月、結婚を男女間に限定する州憲法修正案「提案8号」が通過。同性婚が再び禁止されることになった。この「提案8号」を人権侵害であるとして州を提訴したのが二組の同性カップル。クリス&サンディとポール&ジェフ。アメリカ合衆国最高裁判所で婚姻の平等が初めて争われるこの訴訟のもと、かつてブッシュ対ゴアの大統領選で敵同士だった2人の弁護士、テッド・オルソンとデヴィッド・ボイスも手を取り合う。愛とは、家族とは、人権とは……。彼らのかつてない闘いを5年以上に渡って撮影し続けた感動のドキュメンタリー。
予告:https://youtu.be/qNqWzrFefJQ

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日時 : 11月11日(金)、12日(土)、13日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【12月】ポバティー・インク

時間:91分 製作年:2014年 監督:マイケル・マシスン・ミラー

12月

【ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~】
「貧しい気の毒な人たちのために手を差し伸べよう」「彼らは無力で何もできない」
そんなイメージを謳い、繰り広げられてきた営利目的の途上国開発は、今や数十億ドルに及ぶ巨大産業となっている。その多くの援助活動が失敗に終わり、援助の受け手がもともと持っている能力やパワーも損ないさえする。
営利目的の途上国開発業者や巨大なNGOなどにより、数十億ドルにも及ぶ「貧困産業」が生まれ、そのなかで先進国は途上国開発の指導者として地位を獲得してきた。慈善活動のビジネス化が歴史上これほどまでに発展を遂げたことはない。しかし、「気の毒な人々を何とかしなければ」「彼らは無力で何もできない」といったイメージを先進国側の人々に植え付けるプロモーションや、一方的な押し付けで受け手側の自活力を損なうような援助のやり方に、反対の声をあげる途上国側のリーダーは増えている。

本作『ポバティー・インク 〜あなたの寄付の不都合な真実』(原題:POVERTY, INC.)は、靴を一足購入するごとに途上国に一足贈るトムスシューズや、途上国発の太陽光パネルベンチャー企業、国際養子縁組やアメリカの農業補助金などについて取り上げながら、私たちに、支援のあり方について問いかける。20ヶ国で200人以上に行なったインタビューは、もはや無視することができない、“寄付の不都合な真実”を浮き彫りにする。

私たちの「支援」がもたらす問題は?正しい支援のあり方とは?途上国とどう向き合うべきなのか?ハイチやアフリカを主な舞台に、“支援される側”の人たちの生の声を伝えるドキュメンタリー。
予告:https://youtu.be/cBAeGZcqrso
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日時 : 12月16日(金)、17日(土)、18日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【1月】バレンタイン一揆

時間:64分 製作年:2012年 監督:吉村瞳

1月

【バレンタイン一揆】
児童労働って?フェアトレードって?
小さな一歩をふみだした、日本の女の子たちの奮闘記。

“チョコレートの原料、カカオ豆を、どこで誰がつくっているのか、あなたは知っていますか?”日本の普通の女の子3人が、アフリカのガーナで出会ったのは、たくさんの子どもたちがカカオ農園で働かされ、学校に通うこともできない「児童労働」という現実でした。バレンタインデーに、フェアトレードでつくられた、ほんとうに愛のあるチョコレートを、日本のみんなに選んでほしい。彼女たちは動き出しました。イベントの名は、「バレンタイン一揆」。果たして、彼女たちの想いはみんなに届くのか??これは、児童労働の問題と出会い、悩み、闘った、日本の女の子たちの物語です。
予告:https://youtu.be/wwbhc9FNYOA
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日時 : 1月6日(金)、7日(土)、8日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【2月】女を修理する男

時間:112分 製作年:2015年 監督:ティエリー・ミシェル

2月

【女を修理する男】
コンゴ民主共和国で性的被害にあった女性達を治療するデニ・ムクウェゲ医師は、2012年に脅迫を受け一時は海外へ。しかし翌年には命の危険を冒して再びコンゴに戻る。そして命がけの治療を再開する───
●「女性と少女にとって世界最悪の場所」とも描写されるコンゴ東部。

コンゴ戦争が勃発してから20年が経つ。その間、「紛争鉱物」の実態に関する認知は高まり、国際社会はその予防策に取り組んできた。しかしコンゴ東部の状況は改善されないまま、この地域に住む人々の苦しみは続き、大勢の女性、少女、そして男性が性暴力の被害にあっている。紛争鉱物、グローバル戦争経済と組織的な性暴力は相互関係にあるが、その事実はほとんど知られていない。

本作品は、暗殺未遂にあいながらも、医療、心理的、そして司法的な手段を通して、婦人科医のデニ・ムクウェゲ医師が性暴力の生存者を献身的に治療する姿を映している。それに加えて、生存者の衝撃的な証言、加害者の不処罰の問題、希望に向かって活動する女性団体、そしてこの悲劇の背景にある「紛争鉱物」の実態も描かれている。

●「ムクウェゲ医師は私にとって父親のような存在」とある患者は話す

ムクウェゲ医師は1998年、コンゴ東部のブカブにてパンジー病院を設立し、これまで4万人以上のレイプ被害者を治療し、精神的ケアを施し続けてきた。それ以外に、国連本部をはじめ世界各地でレイプ被害に関する演説を行い、女性の人権尊重を訴えてきた。その活動が国際社会で評価され、これまで国連人権賞(2008年)、ヒラリー・クリントン賞(2014年)、サハロフ賞(2014年)などを受賞した。ノーベル平和賞受賞者の有力候補にも数回挙がっており、2016年5月のタイム誌に、「最も影響力のある100人」に選ばれた。

2018年にはノーベル平和賞を受賞。

※一部刺激の強い描写もございます。12歳以下のお子様のご鑑賞は、
 保護者の方の自主的なご判断をお願いいたします 。
予告:https://youtu.be/HNkuhVkbZ1A
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日時 : 2月10日(金)、11日(土)、12日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【3月】難民キャンプで暮らしてみたら

時間:75分 製作年:2015年 監督:クリス・テンプル、ザック・イングラシー

3月

【難民キャンプで暮らしてみたら】
2人のアメリカ人青年(グアテマラの貧困地域で2ヶ月間生活した様子を追ったドキュメンタリー『1日1ドルで生活』のアメリカ人青年)の制作チームが、シリア難民が暮らすヨルダンのザータリ難民キャンプでの滞在を許可された。キャンプ内のテントで1カ月生活し、テントを張ったり配給に並んだりする難民の日常生活を体験。「隣人」たちとの日々の交流から見えてきたのは、トラウマを抱えながらも、自分にできることを見出し、平和を求めて懸命に生きる一人ひとりの姿だった。キャンプの外で暮らす8割の難民たちの生活についても知りたいと、近隣の町で暮らしている母子家庭も訪問。原題にある”Salam”とは、アラビア語で「平和」という意味を含むあいさつの言葉。
予告:https://vimeo.com/424527470
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日時 : 3月10日(金)、11日(土)、12日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【2022年度 あさはたシネマアーカイブ】

【8月】プラスチックの海

昨年、ご好評いただいた映画です!

時間:100分 製作年:2016年 監督:クレイグ・リーソン

8月

【プラスチックの海】
多くの科学者や識者が警鐘を鳴らす、海洋プラスチック問題。年間800万トンものプラスチックが海に捨てられているという。その大半は海底に沈み、海面や海中を漂うプラスチックも永久に分解されず、マイクロプラスチックとなって食物連鎖の一部になっていく。プラスチックゴミによる海洋汚染の実態とは?そしてプラスチックが海に、プランクトンに、クジラに、海鳥に、人体に及ぼす影響とはー?デイビッド・アッテンボロー、シルビア・アール、タニヤ・ストリーター、バラク・オバマ他が出演。海と共に生きる全人類必見のドキュメンタリー。
予告:https://youtu.be/BhcwgZ0FugQ

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日時 : 8月5日(金)、6日(土)、7日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【完成】GSD+SDGs講座


【7月】できる-セ・ポシブル

時間:99分 製作年:2019年 監督:マチルダ・ジュリアン&ジョナサン・カレン

7月

【できる-セ・ポシブル-】
●フランス人カップルが日本で見つけた持続可能な社会像とは?

甚大な被害をもたらした2011年3月11日の東日本大震災。これまでのライフスタイルを見直し、よりエコロジカルで持続可能な暮らし方に移行した日本人は少なくない。これらの変化に熱視線を注ぎ、日本中を旅した30代の若いフランス人カップルがいる。日本とエコロジーが大好きなマチルダとジョナサンだ。将来、持続可能な生活をすることを心に決めている彼らは、エコロジカルな暮らしの実践者たちに会うため、8ヶ月もの間、ボランティアしながら日本を縦断することを決意する。

●未来の世代のために私たちが進むべき道とは?

3500kmのヒッチハイクを含む5000kmで訪れた場所の数は15ヶ所。訪問先は、屋久島で自然と調和したライフスタイルを実践しているエコビレッジ・アペルイ、神奈川で地域通貨や自然エネルギーに取り組むトランジション藤野、東京のど真ん中でパーマカルチャーに挑戦している東京アーバンパーマカルチャー、徳島県上勝町でごみのない社会への転換に取り組むゼロ・ウェイストアカデミーなど。2人は、各地を巡り、持続可能な未来のためのヒントを発見していく。合言葉は「できる」。フランス語だと「セ・ポシブル」。さあ、マチルダとジョナサンと旅に出よう。
予告:https://youtu.be/gFEcz1kdixA
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日時 : 7月1日(金)、2日(土)、3日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【6月】戦火のランナー

時間:88分 製作年:2020年 監督:ビル・ギャラガー

6月

【戦火のランナー】
●戦争の続くスーダンはどこもが戦場で、子どもはさらわれ、家は燃やされていた。

8歳のグオル・マリアルの命を守るために、両親は苦悩の末、彼を村からたった一人で逃がすことにした。戦場をさまよい歩くグオルはやがて武装勢力に捕まってしまう。“逃げよう”。彼は夜明け前、走って逃げることに成功する。幸運にも難民キャンプで保護された彼は、アメリカへ移民するチケットを手にする。“もう逃げなくていい”。高校に入学した彼は、走ると他を圧倒。初めて走ったマラソンで2012年ロンドン五輪出場資格を得る。まるで走ることが彼の運命だったかのように──。しかし、南スーダンが建国されたのはロンドン五輪開催の一年前。国内オリンピック委員会がなく、代表する国がなかった。出場が危ぶまれたが奇跡が起こる。国際オリンピック委員会(IOC)が“国のない男”といわれた彼の個人参加選手としての出場を認めたのだ。そして彼は、祖国南スーダンの人々の期待を背負い走り、完走する。不屈の精神で走り続けるグオルの人生に感動せずにはいられない感涙のドキュメンタリー。
予告:https://youtu.be/6tsbvN3HFd8
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日時 : 6月3日(金)、4日(土)、5日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【完成】_GSD+SDGs講座


【5月】happy しあわせを探すあなたへ

時間:76分 製作年:2012年 監督:ロコ・ベリッチ

今月のチラシ表

【happy -しあわせを探すあなたへ】
「幸福度」研究や「ポジティブ心理学」の権威が「幸せ」の鍵を解き明かす。全米が「幸福度」に注目!ハーバード大学では大人気の講座に!幸せになるための方程式とは?

どうしたら私たちは幸せになれるのか?コメディー映画監督(『ナッティ・プロフェッサー』『ブルース・オールマイティ』)で大成功を収めたトム・シャドヤックは、ハリウッドで誰もが羨む暮らしをしているのにさほど幸せではなかったことに気づきます。調べると世界1位の経済大国アメリカの幸福度は23位と低いことに愕然。そこでアカデミー賞ノミネート監督ロコ・ベリッチ(『ジンギス・ブルース』)に人類の幸福の起源を探すことを依頼。そしてベリッチは、日本人プロデューサー清水ハン栄治と共に世界5大陸16か国を巡る4年間のロケを敢行。

幸福度の研究における世界的リーダーであるエド・ディーナー博士や心理学・精神医学者リチャード・デビッドソン博士など、心理学や脳医学の世界的権威たちと幸福度を高める鍵を読み解いていきます。数々の国際映画賞を受賞し、全米の著名メディアで話題となっている映画『happy – しあわせを探すあなたへ』をあなたもぜひご覧ください。
予告:https://youtu.be/X_rsnH54sWw
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日時 : 5月6日(金)、7日(土)、8日(日)
9:30〜受付、他映画の予告上映
10:00〜本編上映 ※5月のみ時間が異なりますのでご注意ください。
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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GSD+SDGs講座

【4月①】ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション 真の代償~

時間:99分 製作年:2015年 監督: アンドリュー・モーガン

4月①


【ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~】
これは衣服に関する物語で、私たちが着る服や衣服をつくる人々、そしてアパレル産業が世界に与える影響の物語だ。これは貪欲さと恐怖、そして権力と貧困の物語でもある。全世界へと広がっている複雑な問題だが、私たちが普段身に着けている服についてのシンプルな物語でもある。

この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。

この映画は、きらびやかなランウェイから鬱々としたスラムまで、世界中で撮影されたもので、ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれている。またまたフェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれない。
予告:https://vimeo.com/402800962
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日時 : 4月15日(金)、16日(土)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【4月②】川口由一の自然農というしあわせwith辻信一

時間:60分 製作年:2011年 製作:ナマケモノ倶楽部

4月②

【川口由一の自然農というしあわせwith辻信一】
自然農とは何を意味するのでしょう? それは、こんがらがった糸をほどくように、農耕という営みの大もとへと辿り直すことにちがいありません。農業を超えて、川口由一さんの物語はすべての人に開かれています。それは、人が人として生きる意味を、人がひとつのいのちとして生きる意味を、そして人が個々の自分を生きるということの意味を語ってくれます。今こそ、川口さんの言葉に耳を傾け、その生き方に溢れている美しさや愉しさを見つめてみましょう。そこには、大転換期を幸せに生きるための智恵が詰まっています。ー辻 信一

いのちあるものは、田畑に生かされていることに気づいた。ここでしっかりと生きていこう。ー川口由一
「自然農の田畑に立って、いのちあるお米と向き合うと、まことの喜びに出会えます」自然農とは農業のやり方を言うのではない。「自然とはなにか」「いのちとはなにか」を考え学ぶ概念であり、自ずから然らしむる“いのちの営み”に寄り添う生き方そのものだと川口さんは言う。永く自然農を実践してきた川口さんの言葉と、自然農によってつくりだされた田畑の美しさや豊かさは、自然と生きる歓びや、農にかかわる楽しさを教えてくれるだろう。            

いのちの道へ-川口さんの言葉                       
・自然農への転換は、生き方を問い直すことからはじまる。
・太陽の恵みを、風の恵みを、空気を、水を、すべての自然の恵みをもらって、ここで生かされてるんだな…。
・生きるのに必要なものをもたらしてくれるのは、いのちの営みのなかでつくりだされる自然の恵みしかない。
・自力のところでは100% 自分を全うし、他力のところでは100% 生かされる存在。
・地球に存在するすべてのいのちは一体。
・いのちがいのちの営みのなかで、いのちの姿をあらわすことに感動がある。
・どこにしあわせがあるのかを悟ったならば、生かされるなかで、平和に生きることができる。
・自然農とは「いのちの道」「人の道」「わが道」を同時に生きること。
予告:https://youtu.be/Gz5UsWPojAE
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日時 : 4月17日(日)
9:00〜受付、他映画の予告上映
9:30〜本編上映
上映後~12:00 SDGs講座等のイベント
場所 : あさはた緑地センターハウス会議室
料金 : 1000円【通常】、500円【学割】
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【完成】チラシ

【終了しました】アースデイあさはた2022

4月16日(土)17日(日)開催!アースデイあさはた

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日時:4月16日(土)・17日(日) 9:00~16:00
場所:あさはた緑地 センターハウス・体験棟前
内容:「未来につながる緑のあそび場」がコンセプトであるあさはた緑地。
この緑に囲まれた場で、訪れた方々といろいろな側面から地球につい て考えます。2022年のアースデイあさはたのテーマは、「これからの衣・食・住」。食べ物、着るもの、そして住環境に欠かせないエネルギーについて考える2日間です。


アースデイとは 

1970年、アメリカのゲイロード・ネルソン上院議員が「環境問題についての討論集会」の開催を呼びかけ、集会が開かれた4月22日を「地球の日(アースデイ)」とすることを宣言しました。当時全米学生自治会長をしていたデニス・ヘイズ氏による全米への呼びかけもあり、最初のアースデイイベントには2000万人ものアメリカ市民が参加しました。以降、アースデイは10年ごとに開催されましたが、1990年からは毎年開催されることになり、日本での初めての開催もこの年でした。
アースデイが誕生したころは、世界の様々な学者が地球環境に警告を発し始めていたころでした。「世界の人口や工業生産がこのまま成長を続けるなら、食料不足や環境破壊によって地球の成長は限界を迎えるだろう」と、私たちの成長が無限でないことを予測していたのです。当時の人たちは、まさかそんなことが起こるはずがないと思っていたようです。
しかし今、私たちは50年前のこの予測が本当であったことをひしひしと感じています。
参考:アースデイ東京https://www.earthday-tokyo.org/


コンテンツ紹介

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●あさはたシネマ

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9:00〜 受付開始、他映画の予告上映
9:30〜 本編上映
上映終了後~12:00 SDGs講座等のイベント
【場所】あさはた緑地センターハウス会議室
【料金】一般 1000円 / 学割 500円

●あさはた緑地ウォークラリー

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●絵本の読み聞かせコンサート

芝生の上で音楽を身体中に浴びながら絵本朗読を楽しもう!いわむらかずお「14ひきのあさごはん」、ウクライナ、日興美術さんお薦めの絵本も紹介します。親子でスキンシップのひと時。みなさん春を感じに来てください♪

4月16日(土)のみの開催です。
第1部 11:00~
第2部 14:00~
場所:あさはた緑地センターハウス前芝生広場
※雨天時は会議室内にて、第1部13:00~、第2部15:00~行います。

絵本読み聞かせグループ名:Flowers of music
〈王 美芳(わん めいふぁん)〉
静岡市在住。中国・中央戯劇学院への留学を経て、日本大学芸術学部演劇学科卒業。日本語と中国語を話し、京劇やパントマイムを学ぶ。言葉と身体の関係を意識した演劇活動を行っている。
〈久米 涼子(くめ りょうこ)〉
常葉短大専攻科を経て東京音楽大学大学院伴奏科修了。声楽や器楽の伴奏者として活動。プレジール会員。ALBOSトリオメンバー。グランシップアウトリーチ登録アーティスト。常葉大学短期大学部非常勤講師(伴奏助手)。
〈松谷 摩湖(まつたに まこ)〉
静岡市在住。武蔵野音楽大学卒業。林光:オペラ《ふしぎなたまご》(東京)を初演する他「オペラシアターこんにゃく座」において多数の作品を日本各地で演奏。2010年絵本読み聞かせコンサートグループFlowers of musicを立ち上げ、グランシップ主催イベント等で親子向けコンサートや講座を開催している。

●オーガニック・カフェ&マルシェ

オーガニックマルシェ

●その他出展ブース

1.自然にやさしい絵本コーナー
地球や自然、環境問題などについて考えることのできる絵本を展示。

2.こども古本市
日興美術株式会社の皆さんが持ち寄ってくださった子ども向けの絵本や書籍の販売

3.紙ヒコーキを飛ばそう
自分だけの紙飛行機を作って飛ばしてみよう!

4.子供用品フリーマーケット
スマートブルー株式会社の皆さんが持ち寄ってくださったおもちゃ・服などを販売

5. ソーラーシェアリングで育てたブルーベリー試食会
スマートブルーいわた農場で、太陽光パネルの下で栽培されたブルーベリーの試食会

6. 福祉作業所のクレープ屋さん
SDGsに積極的に取り組む福祉作業所の方々が作る絶品クレープ

7.中古品を再生したアンティークショップ
まだ使える中古の品々を福祉作業所の方々がキレイに再生して販売

8. 350Shizuokaカフェ「気候変動Q&A」
今、地球が直面する気候変動について、気軽にお話ししましょう

9. 静岡のSDGsローカル指標「まぁるいしずおか」
世界規模のSDGsを静岡版にローカライズした「まぁるいしずおか」を紹介

10. 水素自動車MIRAI
電気自動車のその先へ、水素の可能性を体感してみてください




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