【幾何学模様】
鉄塔の下に立つ。
上を向く。
複雑でいて、どこか規則的な模様に吸い込まれていく。
そんな気分を味わって、何となく満足する。
幾何学模様が何なのかもよくわからないし、実は知る予定も無い。けれど「あ、幾何学模様だ」なんて浮かんだ自分がいた。
そもそも鉄塔の下を通れる歩道がある事がちょっと変。だからこそ余計に歩きたくなる。遠回りして見上げたくなる。
ぼーっと散歩してる時、何かに追われるように早足で歩いてる時、だるっ、と思いながらも健康の為に歩く時。
線だらけでわけがわからないこの幾何学模様が、何故だか無性に見たくなるのだ。
※この鉄塔の下にはきちんと人が歩けるように周りはガードされ、歩道もあります。
そのような鉄塔では無い場合は非常に危険ですのでご注意下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?