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ミスドの食べ放題行ったら死んだ


はじめに

ミスドの食べ放題に行きたいと言い始めたのは私である。
試験も無事に爆死し、私の脳ははげしく砂糖を求めていた。だから体重が増えるんだよ馬鹿野郎(((殴

該当ツイート

まあそれはさておき、私のリア友が行こうぜーと声をかけてきたので決行は6月21日金曜日、夜になった。
…その時の私たちはまだ知らなかった。まさかあんな結末を迎えることになるだろうとは…。

各種戦闘配置につけ!!

さて、決行日当日。
私は朝ご飯を抜いた。てか、抜かざるを得なかった。買ったばかりのヘアアイロンと格闘していたら朝ごはんの時間が消えてしまったのである。ちなみに私の頑固な癖っ毛はヘアアイロンという文明の利器を以てしてもあまり変化が見られなかった。ふぅ…。

さすがに昼ご飯は食べたけどこれが美味しかった…。牛丼だったのだが、甘じょっぱい汁がこれでもかと白米に染み込み、肉は柔らかくあっという間に完食…。
肉は別にそんな好きなわけでもないのだが、お腹がペコペコだったのもありいつの間にか平らげてしまった。ちなみに周りに誰もいないのをいいことに思いきりかっこみました。すごい美味しかったです。お行儀悪くてごめんなさい(土下座)

放課後、そのまま友達と一緒にミスドの食べ放題に行こうとしていたのだが……。
あの憎き大雨のせいでずれ込んだ某授業が補講で、7,8限を拘束されてしまい、結局1時間以上遅れての出発になってしまったのだ…。
しかも今日も雨。何か恨みでもあるのか??

いざゆかん、ミスド食べ放題


友達と電車に揺られること1時間弱。
ついにミスドの食べ放題店に到着。友達は張り切って朝からほぼ何も食べなかったらしい…。牛丼とかいう誘惑に負けた私とは大違いである。美味しかったからいっか…。

だが、到着した後にまたもやトラブル。食べ放題枠は1回につき2枠までで、すでに埋まっていたのだ!
やむを得ず、1時間後に出直しを命じられ大人しく私たちは退散。そして店を出た瞬間にまたもや振り始める雨。やれやれ、どうやら私は雨女らしい。
近くのマックで時間を潰すことにした。ところで、バナナキャラメルパイまじで美味しかったからみんな食べて欲しい。バナナの控えめな甘さがこってりしたキャラメルにうまく絡んで……いや、今は甘いものの話など二度としたくない。(※これは食べ放題のあとの電車でスマホのフリック入力と格闘しながら書いてます)
あしながおじさんの残りを読みふけっていたら(あしながおじさんはいいぞ、)あっという間に時間が来たので友達とミスドの店に舞い戻る。

ドキドキしながら店内に入ると衝撃の光景が。
…しょっぱい系なくなってる…!!
やばい。私たちの作戦、「甘いもの→しょっぱいものをエンドレスループ」が一瞬にして砕け散る。さらば、パイ。ああ、食べたかったな…。
でも、雨の中1時間も待ったのだ。しかも帰省せずに時間をかけてここまで来たのだ。今更すごすごと引き下がるわけにはいかないっ…!!
なかば意地のような気持ちで、思い切って会計に進む。
店員さんに「しょっぱい系ないですけど大丈夫ですか…?」と聞かれるが、きっぱりと「大丈夫です」と言う。
大人は1800円でドーナツ、ドリンクを60分で食べ放題。ミスドは単価がそこそこ高いので、元を取るのは簡単である。私はけっこう食べる方だし、軽く2000円分はいけるだろう。…そう思っていたのだ、この時は。

地獄の40分

最初に言っておこう。私たちは60分も店に居なかった。
はじめは楽しかった。私はドーナツが大好きだし、ミスドで思いっきり食べれる機会なんてそうそうない。さっそく最初のドーナツとカフェオレをとってきて、食べる。

私が頼んだやつ


う、うま~~…!!!
甘いものはやはり人を幸せにするな…。
友達といっしょに3個くらいまでは余裕で食べた…が、地獄はここからだった。
胃は空いてるのに舌が受け付けない。
口の中が甘すぎて、ドーナツを拒否しているのだ。開始15分、二人とも黙りこくった。やはりしょっぱいものがないと人間だめなのだ。店員さんが質問してきた理由が今ようやくわかる。

店内には私たちのほかに、もう一グループ食べ放題を食べている女子グループがいたが、もはや尊敬のまなざしである。女子すげえよ…こんな甘いものを笑顔で沢山食べるなんて…俺、女子にはなれねえや…。極限状態で悟りを開き始める始末である。
ああ、いますぐラーメンが食べたい。いや、お昼の牛丼をもう一度…。
でも、ここまで来て弱音は吐けない。味濃いもん食べてぇな…という話を友達と続け、だらだらと2個をなんとか食べきる。できればギブしたい。でも、弱音は吐けない。そうだ、私たちは今意地で食べているのだ。
まさに、卓上でひそかな意地の戦いが始まった。どっちにせよ残したら追加料金を払わなければいけないのだ。食べきらないと。
元をとるどうこうではなく、もはや私たちの頭の中は食べきることで埋まっていた。

どちらもたっぷりとしたチョコレート系が最後の一個。いつもの私なら余裕で食べれるのだが、今は悪魔的な存在としか思えない。
時間をかけて少しずつ食べる。嗚呼、チョコレート…お前が嫌いになりそうだ…。隣のおじさんが食べているラーメンが羨ましくて仕方がない。
友達もコストコ並みのチョコレートマフィンをなんとか完食し、私もようやく食べきる。元を取るには二人とも数百円ほど足りなかったが、どちらも限界だった。

「…出るか…」どちらが言ったかは定かではないが、その呟きに頷いた。
かくして、20分を残して私たちの挑戦はあえなく敗れた。

結論:スイパラが一番

もう半年はミスドもドーナツもいらない。
やっぱスイパラが一番だよな、しょっぱいものが絶対にあるし。という話をしながら、友達と別れ帰路についた。もう二度とミスド食べ放題は行かないだろう。
そして家に着くと…なんと母上がドーナツを買ってきてくれていたのだ…。
…ママ、無理だ…。(※そう言って翌日めっちゃ食べました)

教訓

ミスドの食べ放題は、甘いものが大好きな人でもきついです。
しょっぱいものがあるうちに行きましょう。
ないなら大人しく帰るのが一番です。


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