忘れないように言葉を紡ぐ …

忘れないように言葉を紡ぐ 私が言葉にしなくても どこかで誰かが言葉にしているようなこと

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  • あなたへのお手紙です

  • 少しずつ深く潜っていっていくと 暗闇でも目が慣れてきて少しずつ見えてくるような 自分の頭の中のことです大したことは書いてません

  • 私だったり、私ではない誰かだったり、 いつかの記憶をお借りして紡いでいます。 拙い文章ですが読んでいただけると嬉しいです𓂃𓈒𓏸

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self

あらゆるところで鏡越しにいる自分や、鏡が無ければ身体の一部を撮っているのだけれど、なんだか好きだった空間に自分の欠片を置いていく感覚がして好きだ。 ずっとここにはいられないから、 もう来ることも無いかもしれないから。 私が好きだと思う人たちや空間と過ごす時、夢の中にいるような感覚になる。 分かりやすいから今は夢と仮定しているけれど、夢でも無い、いつも現実だと決めつけている場所でも無い、ほんの少しだけ違う場所にいるような気がしている。 どんなに素敵な夢でも目覚めたらすぐに

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      写真

      • お会いしたことないけど写真の中にいる彼女は陽だまりのような微笑み方をする人。彼女が撮った写真も何の打算も無いように見えるし、ただあたたかい。私もそうなりたかった

        • 大切にしたい人と一緒にいることを選び続けるのは棘を抜いてまっさらにすること。怖くてもそれでもいいと思い続けられるくらい強かでいたい

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        • お会いしたことないけど写真の中にいる彼女は陽だまりのような微笑み方をする人。彼女が撮った写真も何の打算も無いように見えるし、ただあたたかい。私もそうなりたかった

        • 大切にしたい人と一緒にいることを選び続けるのは棘を抜いてまっさらにすること。怖くてもそれでもいいと思い続けられるくらい強かでいたい

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        記事

          過去をひとつ、燃やしてしまう 燈となる やがて煙となり私の手から擦り抜けてゆく 過去をまたひとつ、燃やしてしまう 燈し続ける 全て終われば僕は自由 そこに眠っているのはやさしい詩

          過去をひとつ、燃やしてしまう 燈となる やがて煙となり私の手から擦り抜けてゆく 過去をまたひとつ、燃やしてしまう 燈し続ける 全て終われば僕は自由 そこに眠っているのはやさしい詩

          壊れた星々はどこへ行くの

          壊れた星々はどこへ行くの

          朝が来る

          「明後日で最後の新聞配達になるから家族みんなで行こう。朝の五時に待ち合わせするから前日は早めに寝て下さい」 突然配達員をしている父に半ば強制的にそう提案された。 父とは一年以上まともな会話をしておらず同じ家に住んでいるのに避けて生活していた。父が嫌いな訳ではない。同じ空間にいたら何を言われるか分からない不安と、父が理想とする娘にはもうなれないと負い目を感じているからだった。 父に呼び出される時は、決まって怒鳴られる時だったので電話下さいとメッセージが来た時は胃が痛くなっ

          朝が来る

          大阪で私が見たもの

          曽我灯さんに撮っていただいたお写真を関西のイベントにて展示していただきました。 展示していただいた写真を見る度、そこに写し出されているのは私の筈なのに私では無くなる感覚になることが多いのですが、今回その感覚が特に強かった。 容姿関係なくその写真がただ美しく見えたことが何より嬉しかったんです。 いつかこの日を振り返ったときに私が見たかったものだったと思うのかもしれません。 まだ何も分からないけれど、この写真に会いに行って良かった。 改めて写真にしてくれた曽我さん、 あり

          大阪で私が見たもの

          私が泣くのはあまりにも幸せだから。いつもこれが最後だと思って手を振る

          私が泣くのはあまりにも幸せだから。いつもこれが最後だと思って手を振る

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          人間は目に見えないから想像して勝手に不安になったり疑ったりする。その見えない部分を補う為に対話をするのに私からの話は受け付けてくれない。話しても建前、口答えと言われてしまう。父の中で違う人格の私がどんどん育っていく。

          人間は目に見えないから想像して勝手に不安になったり疑ったりする。その見えない部分を補う為に対話をするのに私からの話は受け付けてくれない。話しても建前、口答えと言われてしまう。父の中で違う人格の私がどんどん育っていく。

          僕たちの夢は次から次へと溢れてゆくから簡単に忘れてしまうのでしょ

          僕たちの夢は次から次へと溢れてゆくから簡単に忘れてしまうのでしょ

          蝶の羽だけを標本する人

          もう随分と前の話。 この人さえいればもう何も要らないなんて、大人になってから思えることは無いと思っていた。 だからそう信じたくなった時それだけで純粋に嬉しかった。 私から見たその人は、人間特有の醜さを慈しんでいるように一見見えるけど、本来のどろっとした美しくなれない部分には蓋をするような人だった。 やさしい人だから私に対して何度も言葉を飲み込んでいたのをちゃんと見てたよ 私の綺麗な羽を丁寧に千切ってそれだけ標本してしまうと、私を見る瞳の色が少しずつ冷たくなっていった。

          蝶の羽だけを標本する人

          生きていることを一瞬だけでも許してもらえている感覚になれるから、

          生きていることを一瞬だけでも許してもらえている感覚になれるから、

          綻んだ蕾の花びらを剥がさないで

          言葉や価値観は人が洋服を選ぶのと一緒だと思っている。感情も自分だけのものでは無い。 それに対して自分のものだと、所有しているように見える人が多い。 私が三年前からずっとnoteのプロフィールに記載している言葉は自戒であり呪いなのかもしれない。 だからこそその人たちが間違っている訳では無いのに見かける度に羨ましくて苦しくなってしまう。 我慢できなくなって私も私が一番届く方法として、撮った写真や撮ってもらった写真を言葉と一緒に投稿し続けた。 届いてほしい人たちに朝が届けば届く

          綻んだ蕾の花びらを剥がさないで

          過去の写真たちだけが肯定であり、この先もきっと何度も僕を包み込んでくれる

          過去の写真たちだけが肯定であり、この先もきっと何度も僕を包み込んでくれる