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子どもの命を守るということ

また幼稚園バスの中で3歳児の園児が置き去りになり亡くなるというニュースがありました。

親として保育者として子どもの命を守るためにどうすればよかったのか、とても考えさせられる事案です。


保育者として

昨年、同じようにバスに置き去りにされて亡くなってしまったことがありました。その時に、自分の園は本当に大丈夫なのか?という視点があれば、保育の流れ、仕組みを振り返り改善ができたと思います。
また昨年の事案同様、降りた後にバスの中を確認することや消毒作業、子どもの人数を把握し今日誰が登園してきているのか?なぜお休みなのか?を日常的に確認している園であれば5時間も気づかないということは起きなかったのではないでしょうか?

上記で記したように仕組みや保育の仕方に問題があったということは明らかですが、もう一つ保育者として問題があると思います。

子ども一人一人と接していなかったということ


私も経験がありますが、集団の中の1人として捉えがちです。しかし、〇〇ちゃんは1人しかいません。
今日の〇〇ちゃんは元気なのかな?それとも少しご機嫌斜めなのか?
登園してきた時に、きちんと担当する先生が人として一人一人と向き合おうという気持ちがあれば違ったのかもしれません。

また、この園の詳細は分かりませんが3歳児は保育者一人に対して20人、4歳児は保育者一人に対して30人見ることができます。出欠を取らなければ、誰がいるのか分からない程の人数を一人で見る環境的なリスクもあるかもしれません。

子どもの命をお預かりしているということ

親御さんから、子どもを預かっているという認識の甘さ、子どもの命をお預かりするということはどういうことなのか今回のこのニュースを振り返り考える必要があると思います。また、子どもは大人よりも弱くて知識がない、小さい子どもは特に自分の身を自分で守ることができないということ改めて考えさせられました。

親として

今回の事案だけでなく、さまざまな事件や事故に巻き込まれる可能性があります。子どもは自分で身を守る知識や力がまだありません。
子どもに何かあった時、親は自分が選択した事や行動を後悔するのではないでしょうか?
子どもを育てるということは、そういった事件や事故に遭わないように環境を整え育てていくことも一つです。
しかし、日々子育てをしていると、生活をすることが大変でそこまで意識が回らないかもしれません。子どもも親の言うことを聞かないかもしれません。
そして、子供にとっての安全や危険をどうやって判断するのかその家庭によって大きく異なります。

今回の幼稚園が安全性が欠けていることを保護者として判断することはできたのでしょうか?外部の調査機関などを取り入れ、情報を公開しない限り保護者は園の内部の詳細までは知ることはできません。

親として誰しも子どもたちに安全な環境を選択したいとおもっているはずです。
しかし、
・子どもに危害を加える人がいること
・子どもの突発的な行動があること
・子どもの発達段階における自我の主張の強さ
・安全な施設かどうかの判断基準の情報が少ないこと
など親の力だけでは子どもを安全に育てる環境を整えること、選択していくことの難しさを感じています。

地域や機関、子どもと関わる一人ひとりが子どもの命をどうやって守っていくのかを考え助け合う環境が子育て世代の私たちにとってとても重要なのではないかと思っています。


もし、サポートしてくださる方がいたら、自信のない今の自分を変える事ができるかもしれません。宜しくお願いします♫