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東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手が200勝する方法をGoogleBard・Bing・ChatGPTにそれぞれ聞いてみた


こんにちは。
asa_swaですー。

プロ野球のシーズンが始まって早くも1か月ちょいが経ちました。
東京ヤクルトスワローズさんは順位的になかなか調子が上がりませんが、投手陣の復調・村神様復活・行方不明メンバーの復帰と上がり目の要素もたくさんあります。
奥川さんも最近実践復帰したとのことなので焦らずゆっくり自分のペースでできるだけ急いで戻ってきてくれたらええなぁ(恍惚)

最近のヤクルトさん関連でうれしかったこと

やっぱりかつおさんこと石川雅規投手の今季初勝利&プロ入りから22年連続勝利ではないでしょうか。

いやあほんとよかった。
テンション上がりすぎてTwitterでいいねテロしてたのですが、あんなに幸せにあふれたTLは優勝以来だった。

かつおさんメーターも17→16としみのぼから原樹理さん(はよ神宮戻ってきて)に変わりましたね。
この調子で…
15 山下くん(はよ神宮戻ってきて)→14 🍐→13 オスナちゃん→12 和尚→11 ケラさん(はよ神宮で見たい)→10 荒木さん(はよ神宮戻ってきて)→09 塩見プロ→08 (元)きんにくん→07 長岡さん→06 元山くん(はよ神宮戻ってきて)→05 天才こと川端慎吾さん→04 丸山くん(はよ神宮戻ってきて)→03 西浦くん(はよ神宮戻ってきて)→02 (元)むーちょ→01 山田哲人キャップ→00・0 奥村さん&並木くん
…と刻んでいけますように。

ついにGoogleBardさんが

石川投手が今季初勝利をあげた次の日、仕事関連でもう1つビッグニュースがありました。
Googleさんが開発したAIチャット「GoogleBard」さんがついに日本語対応!
個人的にすごい楽しみにしてたので、職場でヒャッホウ状態www

大御所がそろったところで、やっぱり同じ質問して答えを比較検討してみたいですよねー
…というわけで聞いてみました。

「東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手が200勝するためにはどうすればいいですか?」

まずは楽しみにしてたGoogleBardさんのお答え

GoogleBardさんのお答え

事実確認

事実に対して誤差があったのは年齢と通算勝利数の箇所です。
石川投手は早生まれなので現在43歳(もしくは19のヤンスワ代表)。
なのでこの箇所に関しては、現在の事実と異なる2023年1/21以前の情報です。

また、5/10で184勝になったので(めでたい)最新の情報が反映されるのにちょっと時間がかかるのかも。
毎日同じ質問して184勝に変わった瞬間をリアタイできたら感動するんだろうな(しみじみ
でもその前にBardさんに「なんやこいつ」的なユーザー扱いされんの嫌や…

全体的な印象

GoogleBardさんはすごくポジティブな読後感が強く印象に残りました。

そう思わせる理由はおそらく、最後の「心から応援しています。」という1文。
「心から」「応援している」というエモーショナル&質問者に寄り添った立場のワードチョイスが全体的にポジティブな印象にしてくれています。

また、全体を通してなのですが否定表現&義務を想起させる表現がないのも要素として大きい気がします。

例えば、日常生活でこんな人いらっしゃりやがりませんか?
こっちのポジティブな働きかけに対して「でも…」とか「それ違うらしいよ」とか「そうはいっても…」とかを接頭語につけてくる人。
個人的にはどんなに正論だったとしてもこういう人としゃべるのしんどい…それだったら言葉が通じなかろうがお猫様とかもふもふしてたい…

義務表現についても同様です。
どんなに好きでやってることでも「…するべき」「…しなければならない」という義務になると心理的にはちょっと重くなります。

対して、GoogleBardさんの文末表現は達成する前提のポジティブな文末表現です。
「可能性は高くなります」「達成できるでしょう。」「心から応援しています。」など。できるんじゃないか、という気になってきますよね。
GoogleBardさん落ち込んでるときの相談相手になってほしい。

読後感まで想定して答え方を設定しているとしたらGoogleさんのユーザビリティの目の付け所はやっぱすごい。ユーザー心理かなり研究されてる。もはやユーザー分析変態といっても過言ではないかもwww

ちょっと背筋がゾクっとした

個人的にびっくりしたのが、最後に「プロ野球通算200勝」となっていた点です。質問の時点で私は「200勝」としか指定していなかったのですが、返ってきた答えは「プロ通算200勝」と変化が加わっていました。

私も無意識だったポイントなのですが、ヤクルトファンの間では石川投手の200勝=プロ通算200勝が暗黙の了解になっています。
単に情報をまとめるだけだと情報A「かつおさんの200勝」と情報B「かつおさんのプロ通算200勝」がイコールだとは判断できません。
つまり、GoogleBardさんは、情報A=情報Bであると推察した、行間を推察したということになります。

続いてBingさん

Bingさんはより創造的に・よりバランスよく・より厳密に…とモードを切り替えることができます。
今回はより創造的にモードで聞いてみました。


Bingさんのお答え Aパターン

分量的には「満を持して」って感じのボリュームです。でも途中でこと切れたwww
「しかし、彼はすで…」ってものすごい続きが気になる途切れ方ですよね。もしこれを意図的にやったとしたらもはやエンターテイナー扱いしていいと思う。

というわけで翌日再チャレンジ
今度は同じ質問に「800字程度で教えてください。」という1文を付け加えて聞いてみました。

Bingさん Bパターン

文字数的にはスペース含めずで610文字。指定よりもちょっと少な目ですね。
とりあえず便宜上、初回をAパターン文字数制限つきの2回目をBパターンとします。

Aパターンの事実誤認ポイント

・肩の故障
かつおさん公表してる限りですが、肘のねずみと太ももとかふくらはぎとかで肩はなかったはず…

・22年連続で2桁勝利
・防御率4点前後で推移
2021は3.07です。ていうか初年度新人王取った時の防御率が3.33でトリプルスリーになってる😊
20年目で初年度上回るてどういうことや…

・2020年から2021年にかけて最下位に低迷
最下位は2020で1回途切れましたー2021は優勝してますぅー

・2022年は若手や外国人選手の活躍もあり、首位争いに加わっていますが
嘘ではないけど実情知ってると物足りない表現かも。一応セリーグは連覇したので…

・ヤクルトの先発ローテーションには、(中略)村上宗隆などの若手や実力者がいます。
村神様二刀流の可能性\(^^)/

・新外国人のマイケル・ピープルズ
横浜さんとヤクルトさんがいつの間にか合併…?

山田大樹さん村神様ピープルズ投手の名前が出てるので、この3人が同時にNPB所属だった年を確認。
・山田大樹さん:2018~2020まで所属
・村神様:2017~
・マイケル・ピープルズさん:2020~2022まで横浜DeNAベイスターズ所属
結果、2020年時点の情報を根拠にしている推察ができます。

◇Bパターン
・肩の故障
Aパターンと同様

・通算179敗
2022年に3敗目した時点なので2022/5/29の楽天戦時点のデータを根拠にしていることが推察できます。

AパターンからBパターンは一気に事実誤認ポイントが減りました。どうしたBingさん!?

Bingさん圧勝ポイント

生成系AIの弱点としてすでに各方面で指摘されている常識なのですが、事実誤認の可能性があります。 東京大学の生成系AIに関する公式発表でも「非常に話し上手な「知ったかぶりの人物」」とすごくわかりやすい例え方をしてくれていますね。

それに対するBingさんの課題解決法、ユーザビリティに配慮してくれてるポイントは引用元も一緒に提案してくれるところです。
これはGoogleBardさん・ChatGPTさんにはないBingさんの推しポイント。
カーソルをあわせると引用元のリンク先がポップアップで表示されるのですぐに事実確認ができます。

ChatGPTさんを最近仕事で使う機会も多いのですが、やっぱりビジネス目的で使うとなると事実確認はかなり大事。特にライターの場合そこを怠ると個人も会社も信用問題につながっちゃうので、どうしても慎重になってしまいます。
私の仕事の性質上、やっぱBingさんのユーザビリティが今んとこ勝つなー。

そう考えると、ChatGPTさんの利用はライター業務で必要な事実確認をどこでより慎重すべきか、改めて見直す機会かもしれません。

ライター業務で必要な事実確認


それを踏まえて、生成系AIの事実確認多発箇所として"具体的・明確な数字"は要注目ポイントではないでしょうか。
人間が書いた文章でも数字のミスは特に気を付けないといけないので、そこはこれまでのライティングと同様と考えればそこまで苦にならないと思います。
本当に"改めて"重要性を確認させてくれた感じ。

全体的な印象


AパターンはGoogleBardさんの逆で逆説・否定表現・義務的な表現が多い印象です。

「しかし」
「容易ではありません」
「欠かせません」
「結びつきません」
「しなければなりません」
…という文末表現が抜き出せます。

Bパターンはそれに対してエモーショナルな表現が増えました。
義務表現も残っているものの「必要だと思います」「考えます」など、あくまでも"ある視点から見た主観"であることを前提とした表現が加わっています。

それからGoogleBardさん同様に最後の1文で共感を持たせる締めというのも印象的です。
「秋田県出身2人目の200勝投手」とローカルな共感性を促すトピックに注目しているのが特徴。
たしかに同郷の野球選手って応援したいですもんね。しかしBingさんなんで急に秋田とかいいだしたんや。数あるトピックのなかで秋田に注目するまでの過程が気になるわ。

その他気になったところ

これは私が石川投手のファンというフィルターがかかっているせいなのですが、AIじゃなかったら「はぁ?」と言い返したくなるポイントもちょくちょくあります。

例えば、Aパターンの「43歳という高齢」という表現
個人的な感覚として「高齢」=年金もらってる年代というイメージです。

「高齢」goo辞書より
1 年老いていること。老年であること。老齢。
2 集団をある年齢層で区切った際に、その中で年長であること。

文脈上、2の意味だとは思うのですが、正直イラっとしたwww

また、逆にハッとさせられるポイントも多かったです。

あえて1つ挙げるとすればBパターンの「また、自らの投球でチームを引っ張り、若手投手の指導者としても活躍することが求められます。」というところですかね。

先日、たまたま2022ファン感のつば九郎きゃめらを見返してたのですが「自分は若手に聞きたいことがいっぱいあるのに、若手が全然自分に聞きに来ないんですよねー」ておっしゃられてたのがすごいリンクしました。

現状、感情がないはずのAIが200勝するために必要なこととして「若手投手の指導者としても活躍することが求められます。」っていうのが興味深い。
一見「200勝」と「若手投手の指導者」は関係なさそうな間接的なつながりです。だからこそ、チームスポーツという野球の本質、コミュニケーションという人間of人間なポイントをすでにラーニングしているのか…?というゾクっとするポイントになる。
情報の拾い集めをまとめただけなのか、それとももっと深い理解なのか、今後の分析が楽しみですねー。

ラスト!ChatGPTさん!

ChatGPTさん

ChatGPTさんに関してはわかりやすい命令文のテンプレートもすでに登場しています。でも、質問文をそろえたかったので、特にテンプレートにあわせることなく質問文に関してはコピペで対応。
答えに関しては色々言われていることを上手にまとめてくれた印象です。

逆にいうと可もなく不可もないというか、あたりさわりなくというか。個性的な感じはあまりないかも。
本当に基本中の基本をまとめてくれてる感じです。

ChatGPTに関してはすでにいろいろな方が指摘されているとおり、発想のヒントと考えると最高の答えといえるかもしれません。あるタスクを完成させるためのチェックポイント作成ツールとして優秀な感じがします。
あと気になるのはちゃんと表記ゆれ統一できてるあたりかなー。
なんか色んなところで色んな人がすでにおもしろい視点を提示してくれているので、ChatGPTさんに関してはあんまいいたいことなかったや。

最後に

GoogleBardさん・Bingさん・ChatGPTさんにそれぞれかつおさんこと石川雅規投手が200勝できる方法を聞いてみたのですが、改めてそれぞれのAIの個性を掴む機会になってよかったです。
もっと色々試してみたらまた違う分析もできると思うので、なんか思いついたらまたやるかも。

1ユーザーの立場からの都合でいうと個性がある=ベストな活用シーンが違うということなので、それぞれ進化しつつ利用できるAIの多様性が残ってほしいなぁ。

余談ですが、去年ちな巨父上に「丸山くんてどんな子なん?」て聞かれたので「俊足巧打になったバレンティンやで」って答えときました。
後日、セリーグ優勝サヨナラ決めてくれた日に「ほんまやったな!」ってメールが来たので「せやろ?」って返しときました。

それではまたー。

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