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不便な浜での一泊

自然環境リテラシー学Cチーム 第2回(8/11〜12)

こんにちは、あさひです。今回は第1回の自然環境リテラシー学でどれだけの荷物が必要かを大体把握していたので、準備の時間が短くなり、家から実施場所までへの移動が楽になったので活動前に体への疲労を溜めることなく活動を始めることができました。また、前回チームメンバーの1人がカヤック中に持ち物を体のどこかに括り付けておくことを忘れて海に持ち物を落とし、無くしてしまったので、サングラスなどを括り付けておけるように紐を用意しておきました。

今回実施した活動は、主に、パッキング練習、グループレスキュー(Tレスキュー)、セルフレスキューの3つに加えて、水道、電気を自由に使うことができず、けがをしてもすぐに病院へ向かうことのできない浜(座佐の浜)でのキャンプを経験しました。座佐の浜は前回の自然環境リテラシー学の活動の中でカヤックで向かい昼食のラーメンを食べた浜です。



パッキングをするためには荷物を小さく分けておく必要があります。その理由はハッチの口が小さいからです。そこを通せば中には広いスペースがあるのですが、ハッチの口が小さいため、鞄の中に荷物を詰めた状態だと入りません。また、チームリーダーの話によると、基本的にはカヤックの前側のハッチには濡れてもいい物(濡れても問題のない物)をいれて、後ろ側のハッチには濡らしてはいけない物を詰めるそうです。とは言っても、ビニール袋を使っていたので、前側の荷物も後ろ側の荷物も濡らすことなく運ぶことができました。また、パッキングのときに前側、後ろ側のどちらかに荷物をたくさん入れてしまうとバランスが悪くなって危険なので、均等(後ろ側が少し多くなるのはセーフ)になるようにパッキングをするといいです。

今回行ったグループレスキューは2人で行うTレスキューというもので、転覆したカヤックに対して助ける側のカヤックが垂直になるようにレスキューをします。
このレスキューは2人の息を合わせることが重要でタイミングを合わせて手順通りに行えば、簡単に復帰することができます。
セルフレスキューは文字通り、転覆した人が自分だけで復帰するレスキューのことをいいます。
どちらも手順が決まっていて、その通りにやっていけば復帰することができるのですが、僕はグループレスキューの方がセルフレスキューよりも楽に復帰することができました。
この2つのレスキューでの注意点は「パドルを離さないこと」「焦らないこと」の2つです。
パドルは海に浮きますが波で流されてしまいます。そのため仮にカヤックに乗ることができたとしても、パドルがなければそこから目的地まで移動することができなくなります。特に、1人でのカヤック中に転覆して、パドルを離してしまうと致命的です。仲間が近くにいればパドルを回収してもらうことができますが、1人だとそれは難しいですよね。
転覆して焦り、スプレースカートを外すことも忘れてしまえば、コックピット内の下半身が上半身よりも高い位置にあって、顔が海につき、呼吸できません。また焦って、正しい手順を正しく行わなければ、復帰は困難です。転覆しても、まず落ち着いて、正しい手順を正しく行いましょう。
最後に海上保安庁の出しているレスキューの手順を載せておきます。

https://www6.kaiho.mlit.go.jp/watersafety/canoe/07_self_rescue/

まとめ

前回はきれいな水道水をすぐに使うことのできる場所にテントを張って一晩を過ごしましたが、今回は持っていったペットボトルの天然水しか、いつでも使えるきれいな水は無くて、使った調理器具や食器を洗うのが大変でした。灯りはスマホのライトや持っていったライトで十分でしたが、水は特に大変で、普段当たり前のように使っている水道水のありがたみを実感しました。お風呂に浸かることもできなかったのも辛かったです。
次回は、3泊4日で今回よりも大変な思いをすることが多いと思います。特に、持っていく荷物には工夫が必要なので、前準備をしっかりとして活動に挑もうと思います。

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