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不妊症4

西洋医学のお薬はどうも体に合わない。吐き気はするは頭痛はするわ・・・薬が効きすぎるんでしょうね。そこで藁にもすがる思いでたどり着く漢方薬。ローリング療法は自分の免疫力を上げる療法ですから全盛期の師匠は「薬に頼るな」「薬など害でしかない」と一切薬は飲ませませんでした。だんだんと柔らかくなり患者様に薬の判断を任せるようになりましたが、「薬を体から出して自分の免疫力で治していくのを手助けする方が治りは速いで」と助言します。私もそばでそのような患者様、実際に私も師匠もとに患者としてきたときにすべての喘息治療薬の服用を辞めました。その先どうなったかはまたこの話はいずれいたしましょう

4)「証」を知って漢方のお世話になる

1.「証」知る

「証」といえば東洋医学で言う、その人の健康具合を測る「物差し」のようなもので「体力」「体質」「自覚症状」「他覚症状」を総合整理したもので「実証」と「虚証」に分類されます。まずは自分が「実証」なのか「虚証」なのかを知るべきでしょう。私のお世話になった漢方医さんはこの問診と触診・聴診・視診総合的に私を見て私の「証」にあった漢方薬を薦めてくれました。とても親身に寄り添ってくださったので感謝しかありません。産後迄3年位飲み続けました。買いに行くときには必ずその時の私の「証」を確認して同じ漢方薬でいいのか判断してくださいました。ドラックストアにもたくさんの漢方楽があり手を伸ばしやすいですができれば専門家に診てもらって正しい「証」を知ってからお求めになる方が良いと思います

2.統計で勧める「西洋」個人で勧める「東洋」

不妊治療では病院から漢方薬が処方されることがあります。一般で耳にするのは「八味地黄丸」「芍薬甘草湯」など不妊治療では「当帰建中湯」や「当帰芍薬散」「芎帰膠艾湯」「加味逍遥散」「加味帰脾湯」などかなもちろん「八味地黄丸」もあります。聞いたことある、見たことある名前だと思います。漢方薬には大体「こんなお悩みの方にお勧め」とか漠然と「証」を書いておりますのでただ効能だけで判断するのではなく「どんなタイプの人におすすめなのか」を確認して自分に合っていいたらお試しするのもいいでしょう。「証」を間違えた漢方薬を服用するとえらいことになります。

「この薬を飲んでね〇割りの人に効果があったから一度飲んでみる?」夫の診察をする泌尿器科の医師にそのように言われて夫は「YES」と答えた。漢方薬なら私の漢方医さんに診てもらうのにと思ったが病院で処方される薬代と漢方医から買う薬代どちらがお高いかはよく知る夫です。安い方に飛びついた。その判断が夫をのちに苦しめた。

3.「証」を間違うと火に油を注ぐことになる

夫が処方されたのは「八味地黄丸」これは「虚証」の人に処方する漢方薬だ。しかし夫は「実証」タイプ。私も当時は勉強不足であったのだがメジャーな漢方薬だし大丈夫かと安易に思っておりました。しかし服用後からやたらと暑がり調子が悪そうで漢方医に夫を連れていくと慌てて「服用中止してい」と言われ、薬名は忘れましたが夫にあう漢方薬を薦めて下さり、それを服用して症状が落ち着きました。「証」って大切なんだなと痛感した実例です。

「八味地黄丸」は「虚証」の人のためのお薬です。「虚証」とはやせこけた冷たい大地です。「八味地黄丸」は例えるなら冷えた大地を温め潤す働きがあるのです。夫は「実証」です。火山の様に燃えた大地です。夫に「八味地黄丸」は燃えている大地にさらに燃やすものを入れたのと同じです。そりゃたまったもんじゃない。もし漢方薬にお世話になろうとお考えならネットで調べたらいくらでも「虚実」の診断チェックが出てきますからぜひご参考にしてできればよい漢方医さんに出会うことを願います。

薬は処方されたら本当に自分に合っているのか?「東西」ともに鵜呑みせずしっかり調べて見極めることが大切ですね。

ローリング療法に興味を持たれましたらこちらもご覧ください https://westudy.co.jp/cp/rolling-seminar