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骨折日記

昨年の10月、「あー、久々の自由な時間だぁ♡」とコーヒーを口にしたとき学校から電話がありました。「体育の授業で息子さんがこけて顔面蒼白になっています。すぐに来てもらいますか?」どうやら跳び箱で着地に失敗したらしい。思春期は頑張った!とっても痛いだろうに同級生の前では涙を見せなかったが、母の顔を見て車に移動する最中に「すっごく痛いねんけどな絶対みんなの前では泣かんとこって我慢してたんやで」と涙があふれていた。写真は骨折2日目の様子です。

1.右ひじの剥離骨折ですね

病院へ行く道中にいろいろと確認をする。「音はした?」        「漫画でな、よく「バキッ」とか「ボキッ」とかあるやろ?そんな音がしたよ」                                 「あーやっちまったなぁ。あんな…多分折れてる、単純骨折やったらいいけど剥離骨折とかやったら手術やな」                       「ええ!?いやや手術なんて!ローリングで治してや!治せるんやろ?」 私は手術はできないよ(笑い)わが子たちは内科も外科もすべてローリングで解決してきました。だから息子は注射が大嫌い。予防接種は毎回大騒ぎです。そんな息子だから先に心構えを伝えておく。病院でレントゲンとCT、MRIを撮った。骨がかけて上腕骨の方に上がっている…あーららお医者様も画像を見て「手術しましょう」息子の顔が硬くなり少し蒼白だがあらかじめ話をしておいたので「やっぱりそうか」とあきらめたみたいだ。     「では入院前検診もかねて採血して帰ってね」 「ええ!?注射!いやや」「いや言われてもなぁ必要やからな。」息子の注射嫌いを話したら「観念して血取られておいで」と促されて息子はしぶしぶ採血されました手術は骨折した日から10日後に決まる。さぁローリング母ちゃんの愛情と技術をフル活動して手術に備えるぞ”!と骨折日記をつけました。ちょうどインスタグラムを始めたところだったので毎日の施術をアップしていますので、興味のある方はぜひそちらもご覧ください

2.骨折日記~手術までの1週間

骨折日記手術前日

骨折当日は痛みが強く鎮痛剤のお世話になりましたが昼と夜の2錠で鎮痛剤は不要になりました。手術までは添え木で固定だったのが不幸中の幸いでした。毎日添え木を外してローリングします。患部はローリング療法の考え方で言えば「結果」です。痛みの「原因」を探して取り除くことによって「結果」を変えていく(痛みが軽減する)のです。なので、まずは「炎症」を取り除くために血液循環が良くなるように全身をローリングします。そして手の指、肩周辺、首を丁寧にローリングし最後に患部をローリングします。手術前日には腫れも引いて、痛みもない状態。「なぁ、手術しなくてもいいんじゃないの?」と手術が怖い息子はどうやって手術を回避する方法はないかと質問します。「あれだけはっきりと剝がれてるんだからさ…無理。ローリングは痛みを取って腫れを消しただけなのよ。」2泊3日の予定で入院。息子の好きな料理を食べさせて昼から入院。説明を聞いてコロナ禍なので夕食前に私は帰宅。次の日は手術。手術30分前に病院へ到着。看護師さん3人がかりで点滴を刺して?もらいものすごく緊張した面持ちで歩いて手術室に入る息子についていく「大丈夫、手術室に入ったすぐに麻酔で寝てしまうからそんなに緊張しなくていいよ」もう「むぎゅ~~!!」と抱きしめてあげたいくらいだったが、思春期の息子はそれを許してくれない。背中をさするがそれも恥ずかしくてやめてほしいけどやっぱりさすっていてほしいかなぁ。手術が終わり麻酔が切れるまで病院の計らいでそばにつくことができました。途中寝ぼけてベットから落ちたりする恐れがあるからだようです。眠っている息子の体をローリングして早く麻酔が切れるように痛みが軽減するように手足をさすっていました。夕方になって水を飲むこともできたのでここで看護師さんにおまかせして帰る。お守りにローリング器を病室に置いていたのだが、麻酔が切れると手術後の痛みはきつく、鎮痛剤のお世話になって眠れない夜を過ごしたそうです。翌日麻酔の影響が残っていないかを医師が確認してお昼に無事退院しました。ビビりな思春期をかわいがってくださった病院スタッフにお礼をして家に帰ります

3.ローリング療法の本領発揮

骨折日記退院日

まずは「痛い」のでこのようにあて布をのせてその上からローリング。指先のローリングをするだけで指の動きが良くなりました。どの指が動かしにくいか?どこに痛みが走るか?息子に聞きながら「原因」を探し取り除いていく。この繰り返しここに経絡や筋肉の動き方の知識があるので知識を踏まえながら「原因」探していくとしっかりと効果が出ます。

骨折日記抜糸5日目

抜糸5日目の様子肩関節が硬く患部にいやな感覚がある。肩回りをしっかりとほぐしていく

骨折日記添え木とれた

骨折31日目添え木もとれる真っすぐに前に手を伸ばせるが手を挙げるとまだ曲がっている。(下の写真) 伸筋軍ばかりを狙っていたことに気付いた。屈筋群が硬いことに気付くのが遅かった。

K骨折日記骨折40日目

骨折43日目親指側のラインをしっかりとローリングしたらあっという間に伸びました

骨折日記骨折45日目

骨折45日目 ここで可動域については痛みがなくほぼ正常範囲で動かせるようになりました。

ローリング療法に興味を持たれましたらこちらもご覧ください https://westudy.co.jp/cp/rolling-seminar