年齢を重ねるごとに時間が早く過ぎる感覚が増す。この一年も例外ではなかった。何かと制限がかかっている情勢だが、そんなことにはおかまいなしに、"とき"はあっという間に過ぎていった。 今年は兎に角よく働いた。平日はもちろん、休みの日も仕事のことを考えていた。完全に天秤は振り切れていた。本当は好きなことや自分のために時間を費やしたい気持ちもあった。しかし、様々な葛藤を繰り返しながら何とかここまでやってきた。 「そんな一年があってもいいよね」 よく頑張ったと思う。まだまだいろんな
夏休みが開けて、1ヶ月が経った。この1ヶ月間は、仕事に奮闘していた。 職業柄、始業から終業まで気を張っている。やらなければいけない仕事に頭をフル回転させ、時間と戦いながら何とかこなす日々。肩には自然と力が入り、1日が終わる頃には体が強張っている。家に着くと、疲労困憊した心と体を限られた数時間で何とか休ませる。日々の疲労は少しずつ蓄積され、休日は倒れ込むように眠る。この生活は今に始まったことではないし、自分が志願した職業。これからもこの職を続けたいという願う反
日頃から、自分の放つ「言葉」に関して、丁寧に発信していきたいという気持ちが強い。生きる上での最大のコミュニケーションツールは間違いなく言葉だと私は思う。もちろん、そのときの顔や声の表情やテンション、その人の持つ雰囲気など、いろいろな要素は入ってくるが。仕事柄、誰かの上に立ち、人に何かを教えたり伝えたりすることが多い。それも、言葉によるもの。だからなのか、この職に就いてから、言葉の持つ力について考えることが増えた。 たった一言で、周りの人をどんな気持ちにもさせることができる。
この夏は、例年以上に有休を取れた。4月から7月まで駆け抜けたご褒美のようで嬉しい。しかし休みが過ぎるのは本当にあっという間。8月も終盤になると、日が落ちるのが早くなっていることに気づく。朝晩も心なしか涼しい。私は夏が大好き。そんな大好きな夏にそろそろ別れを告げるのはなんだか寂しい。でも今年の夏もいい夏だった。少しばかり振り返ってみる。 この夏、夢中になっていたのはオリンピック。コロナ禍の今、家で過ごすことが多かった。暇さえあれば中継を見ていた。リモコンを片手に、チャンネルを
私は楽しみにしていた東京の宿に宿泊し、ベッドの中で本を読んでいた。とある女優さんのエッセイ本。この方の言葉ひとつひとつが温かく、読んでいて心がぽかぽかしてくる。紡ぐ言葉に愛情を感じる。その方の日常が目に浮かぶ。物腰の柔らかい考え方。文字を通して伝わってくる雰囲気。 ふと、私もそのとき感じたこと、思ったこと…安易ではあるが、文字として記しておきたいと思い立った。完全な自己満ではありますが。 東京の宿というのは、星のや東京。およそ2年前、星のや富士に行った際、全ての質の高さに心