Residency Project 2021:チョン・ユギョン 2021年5月31日

こんばんは。

今日は朝から制作をして新居契約の為に銀行に行ったりで忙しく過ごしました。レジデンスは緊急事態宣言が延びた関係も含め、6/22まで行うことになりました。
作品の進行は良いような難しいような、、。
今やっているのは一旦寝かし、次に向かいます。

画像1


私事でございますが、『レイシズムを考える』(清原悠編、共和国)の中で山本浩貴さんが執筆された「トランスナショナル・ヒストリーとしての美術史に向けて——ブリティッシュ・ブラック・アートを中心にレイシズムに抗するアートを考える」で私の過去の活動が紹介され、作品画像も掲載されています。

東京五輪の期間中、選手たちは競技会場や式典、表彰式で人種間の平等を支持するためにひざまずいたり、拳を突き上げることが禁止される一方で、旭日旗の会場持ち込みは可能とされています。
その理由は「旭日旗のデザインは日本国内で広く使用されているものであり、それ自体が政治的主張や差別的にはならないことから持ち込み禁止には該当しない。」と言われております。
発言元が違うので比較するのは強引かも知れませんが、人種間の平等を求める闘いを禁止しつつも、侵略の象徴を許可する態度は今の日本をよく表しているとも言えるのでは無いでしょうか。
東京五輪に向け「一丸」となっていくのか分かりませんが、そんな時期だからこそ、この本は今読まれるべき重要な書籍かと思います。
私自身もレイシズムの問題についてさらに勉強していきたいと考えています。皆さんもご関心がありましたら、ぜひ手にとってみてください。

では、また。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?