ドパミン

執筆にあたりご協力頂いた医師のS氏に感謝致します。

禁煙する事にしました。
とは言っても、僕は過去、毎年チャレンジして来ました。病院の禁煙外来に通院してです。
過去6回、6年連続です。病院の禁煙外来は一年に一回しか保険適用出来ませんので、年に一回のチャレンジとなります。

つまり僕は6年連続、6回、禁煙に失敗してます。

ここでは、そんな僕の禁煙チャレンジの話しをしようという事ではありません。

この禁煙治療に使われる、治療薬について少しお話ししようと思います。

その薬の名前は、「チャンピックス(禁煙補助薬)」と言います。

この「チャンピックス」は元々、抗うつ剤の治療薬として研究開発されたものでした。ところが、抗うつ剤としては失敗作でした。それが、研究を続けていくうちにある事が分かりました。

まずは、タバコを吸う事による人間の脳の働きです。タバコに含まれているニコチンの働きによって、ニコチンが脳の神経細胞にあるニコチン受容体に結合します。それによって神経細胞の端末からドパミンというホルモン物質が放出されます。このドパミンで身体の満足感や快感を得られる。と言う仕組みです。

では、「チャンピックス」の働きです。
チャンピックスを服用すると、チャンピックスはこの脳内にあるニコチン受容体に結合します。そして、タバコのニコチンと同じ働きをするのです。

つまり、チャンピックスがニコチン受容体に結合する事によって、タバコのニコチンは行き場を失うのです。タバコを吸っても満足感や快感を感じ無くなるメカニズムなのですが、それを発見した訳です。

では、何故僕は禁煙に失敗してきたのか?僕の経験からの答えは、

最後は強力な意志を持つ事。だと思われます。僕の意志は最弱ということです。自らの脳を自ら洗脳すると言っても良いでしょうか。タバコが吸いたくなった時、いかにタバコを意識から無くすかという感じです。
今回の禁煙は禁煙外来には頼らず、自力で頑張ります。

~追記~

この時の禁煙は3日で終わりました(失敗しました)

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